エールビジネスコンサルティング株式会社

　同社は1984年4月に設立され、30年以上にわたって、ERPパッケージ導入支援・保守支援を主力事業として展開し、大手企業を中心とする取引先と信頼関係を築いてきた。そして、2020年2月よりTDCソフト株式会社（東証一部上場）グループの一員となり、より強固な経営基盤を確立している。

　体制は、現在32名（男女比：男性8割・女性2割（2022年5月末時点））、20代から50代まで幅広い年齢層のエンジニアが活躍している。事業領域は、社内受託開発事業、海外事業、SES事業、SAP事業と多岐にわたり、社員がコアな役割を担い各事業を成長させてきた経緯がある。上流に携わる環境が整っているという同社の強みに納得した。

　同社のSAPソリューション部部長として、3部門を統括している片岡氏は、2002年に26歳で中途入社したひとりだ。

　「当社に入社したのは風通しが良く、上から下まで交流が活発な社風に惹かれたからです。SAPのプロジェクトで一緒に仕事をしていく中で、YBCの皆さんは協力会社の社員である私にも分け隔てなく接してくれたんです。雰囲気もとても良く、いい会社だなと思いました。当時ちょうど転職を考えていたこともあり、この会社ならより力を発揮できると考えて入社を決めました。」（片岡氏）

　同社の魅力は、意欲があって、しっかりと実績を上げれば年齢や社歴、中途・新卒に関係なくマネジャー等、重要なポジションを任せてもらえることだ。

　「仕事に対する意欲や取り組む姿勢を見て、重要なポストを任せる会社です。私自身も中途入社ですが、課長になったのは転職3年目の29歳の時です。そして、開発プロジェクトではYBCチームのリーダーとしてメンバーと共に、必死に開発に取り組みました。そこから徐々に、お客様と信頼関係を築き、新たなお仕事を頂き、チームメンバーも増えました。今振り返っても、色々大変でした。(笑) それでも、メンバーのサポートがあって結果を出すことができた。そこは期待に応えられてきたと、自信をもっています。」（片岡氏）

　現在、YBCのSIソリューション本部には、SAP事業を索引するSAPソリューショングループ・SAPインプリメントグループ、Webオープン事業を索引するSIソリューショングループ・カスタマソリューショングループの４つのグループがあり、それぞれ4～6名のエンジニアで構成されている。

　そのうちSIソリューショングループのグループ長であり、自らもWebオープン系エンジニアとしてプロジェクトに携わっているのが2011年に32歳で中途入社した北嶋氏だ。

　「前職は社員数1,000人規模の独立系SIerで仕事自体はやりがいがあって不満はなかったのですが、会社規模が大きく、部門間の交流や上司や社長とのコミュニケーションはほとんどありませんでした。同じ会社なのに知らない人も沢山いて、そんな状況に疑問を感じ、社員全員の顔が見える会社で働きたいと思うようになり、転職活動を始めました。」（北嶋氏）

　若くても意欲や能力があれば、マネジメントに携わることができるのが同社の魅力だと北嶋氏は語る。

「当社への入社の決め手は、管理職としてのキャリアが具体的に描けたからです。入社後、早くからサブリーダーのポジションを任せてもらい、5年目に課長に昇進しました。入社当初から、マネジメントする立場に就き、メンバーの力を最大限引き出すことで、一人ではできないことをチームで達成したいと考えていました。その想いが、徐々に実現できていると感じています。私個人のキャリアとしては、入社後すぐに基本設計や要件定義等、上流工程に携わることができました。これはYBCが長年にわたってお客様と培ってきた信頼関係があるからこそ、入社間もない私に任せてもらえたのだと思います。」（北嶋氏）

　北嶋氏の歩んできたキャリアは、今後マネジメント職を目指す若手エンジニアのロールモデルになるはずだ。

　入社9年目でWebオープン系エンジニアとして活躍しているSIソリューショングループの山田氏は、同社の企業カルチャーを次のように語る。

　山田氏「役員と社員、上司と部下等、壁は全くありません。社長とも普通に話ができます。部長やグループ長も私達若手の声にしっかりと耳を傾けてくれるので話しやすいです。また、手を挙げれば若くても重要な役割を任せてもらえます。現在私は採用委員会に入っていますが、採用に興味があったため、入社2年目に自ら希望して参加しました！」
　
　社員自ら手を挙げて『委員会』に参加し、採用活動やホームページ・ロゴリニューアル、人事評価、内部監査等、日頃の仕事以外のプロジェクトに携わることができるのも、同社の『会社を社員が創り続ける』という文化を表しているエピソードだ。

　現在、同社で力を入れているのが、管理職としてマネジメントにまで携わる幹部候補の採用だ。求める人材について部長の片岡氏は次のように語る。

　「もちろん開発にも携わりますが、それだけやっていればOKというわけではありません。メンバーのマネジメントもありますし、お客様との契約や人材採用にも携わることもあります。それらのことをやらされていると考えるのではなく、色んなことにチャレンジできるチャンスと考える方に来ていただきたいです。もちろん、私達もバックアップします！そこはご安心ください。」（片岡氏）

　メンバーとしての立場から、SIソリューショングループでWebオープン系エンジニアとして活躍中の板橋氏は次のように付け加える。

　「管理職はマルチタスクをこなさいといけないという話が出ましたが、私達メンバーが何から何まで管理職に頼りきりかというと、そうではありません。当社はメンバーと管理職の距離が近く、できることは積極的にサポートしていきます。管理職とメンバー双方がお互いにサポートし合う関係性がある会社です。ひとりで背負い込まずに、”みんなで”というのは当社の特徴だと思います。」（板橋氏）

　中途入社のエンジニアも管理職として活躍中で、意欲があれば社歴や年齢に関係なく、責任のあるポジションを任せる同社。東証一部上場企業のグループ会社として安定した経営基盤があるのも魅力だ。これまでの経験を活かして、マネジメントに携わりたい方は、応募後のカジュアル面談に参加してみてはどうだろうか。