株式会社システムエンジニアギルド

三重県津市にある株式会社システムエンジニアギルドは、システム導入のコンサルティングや、システムの受託開発、コンピュータ技術者出向サービスを行っている会社だ。2021年9月時点で10名のシステムエンジニアが所属している。

顧客は三重県・愛知県が中心。業種業界を問わず様々な企業から依頼を受け、業務用システムの構築作業に当たっている。内容は要件のヒアリングからシステム提案、設計、開発（プログラミング）、試験と全ての工程に及ぶ。中でもクライアントサーバシステム開発、WEBシステム開発、システムコンバートの案件が多い。

日本の“ITバブル”は2001年には完全に弾けたとされる。その後、単価は年々下がり続けてきたが、ITそのものの需要は下がるどころか年々高まっている。「従業員の賃金は上げられないが、仕事だけはある」といった企業は今でも多い。システムエンジニアギルドは、そのような状況からIT業界に見切りを付けてドロップアウトしていく有能な人材を受け入れる場所として、1999年7月に、代表取締役を務める乙部敬二氏を中心とする有志によって設立された。

「顧客ニーズを通して、日々最上の技術を提供し、社会の豊かさに貢献する。」を理念に掲げ、次の三つの経営方針を立てている。

一つは「人材を育み、人財を生む」。従業員の知識・技術の向上はもちろん「人間力」を重視。単なる「人員」の育成ではなく、100%の力を発揮できる「人材」を育成し、全てのクライアントに満足してもらえる「人財」に育て上げる。

二つ目は「グローバライズ・ローカライズ」。コスト削減や納期短縮を目的にオフショア開発が注目されているが、システムエンジニアギルドはオフショア開発経験者がブリッジSEとなり、クライアントとオフショア企業との円滑な関係を構築する。

三つ目は「健全な経営、楽しい保障」。社会保険等の基本的な保障制度以外にも、社員の声を積極的に取り入れ、独自のプラスαの福利厚生を提供する。

今回の採用では、業務用システムの設計・開発エンジニアを想定している。仕事の内容は、新しくゼロからシステムを構築するケースもあれば、既存システムのリプレース等、様々。新規案件では新たな技術や知識の習得が必要になることもあり、常にスキルアップが求められる。リプレース案件では、COBOLやVBといった、今は主流でなくなった言語知識が要求されることもある。

システムエンジニアギルドには、「クリエイター」と「ワーカー」という二つの職種がある。

クリエイター職は、クライアントと自社の開発メンバーを繋ぐ役割を担う。要件のヒアリングやシステム全体のデザイン等、システム稼働に向けての計画と遂行を担当する重要な職種だ。クリエイター職になるには、ワーカー職での十分な経験や実績が必要となる。

ワーカー職はクリエイター職の指示の下、設計や開発作業を行い、システムの実体を制作する。いわゆるSE（システムエンジニア）とPG（プログラマ）が属する職種で、SEは設計、PGはプログラミングを担当する。

給与は、クリエイター職の方がワーカー職より高めにデザインされている。と言っても、ワーカー職が昇格してクリエイター職になるわけではなく、“究極のワーカー職”を目指す人もいる。

技術がないまま実戦に投入されるようなことはない。まず「できる仕事をこなすこと」から始まる。その中で知識や技術が必要になるが、先輩エンジニアのフォローや自己学習によって獲得していく。

応募に当たり、学歴は高卒以上が必須。そのほか、基礎的なPC操作が可能で、ソフトウェアの開発に興味があり、一般的な挨拶程度のマナーを守れることが求められる。

加えて、以下の経験・知識があれば歓迎される。
・IT業界での設計・開発・保守経験
・販売管理、生産管理等の実務経験
・プロジェクトの管理・リーダーの経験
・プログラミング言語の知識・経験（C#、JavaScript、PHP、Java、VB.NET等)
・データベースの知識・経験（Oracle、SQLServer、PostgreSQL、MySQL、Redis等）

求める人物像は以下の二つ。

一つ目は、特にワーカー職に求められる資質だが、「指示をきっちりこなせる人」だ。自ら考え行動できる人もいれば、そうでない人もいる。地道に積み上げるワーカー職がいてこそ、システムという大きなモノが構築される。

もう一つは「面倒くさがり・飽きっぽい性格の人」だ。業務の最適化においては「いかにムダを排除できるか」が求められる。面倒くさがりの人は、普段から「なぜこんなことをしなければならないのか？」を常に考えている。そのため、クライアントの業務のどこがムダか、どこが省力化できるかを考えることができる。

また、ITの技術は常にアップデートされるので、最新の技術に触れようとすれば、飽きっぽい人も飽きる暇はないはずだ。「働くのが面倒」、「ITに飽きた」という人の天職と言えるだろう。

社内の雰囲気は、アットホームでもぬるま湯でもなく、かといって戦場でもない。「自分の時間を大切にしたい」という人が多いのも特徴で、オタクに寛容な文化もある。「推しのライブが…」「ゲームの発売日で…」といった生きがいのための活動であれば、社員一丸となって業務を調整する。ちなみにオタク度については「ガチオタ」でも「ファン」でも「ニワカ」でも問題ないが、「シッタカ」は敬遠される。

休みは多い。完全週休2日制（土日祝）で、夏・冬等の連休を合わせると年間125日程度。定時は9時～18時（休憩1時間）で、時間外労働は選択制だ（入社時に時間外の有無の希望をヒアリングする）。そのほか、時差出勤可、副業可で、勤務中の服装は自由。開発環境はハイスペックPC・デュアルディスプレイが用意され、主な福利厚生は各種社会保険、健康診断（年1回）、フリードリンク等がある。

スマホやタブレットは使えるが、PCは使えないという人が増えている。しかしシステム開発では、PCの操作は必須だ。PCに触れるだけでも、ITエンジニアのスタートラインに立っている。自信を持ってエントリーしてほしい。