ロジスティードソリューションズ株式会社

※社名変更について
2023年4月1日、日立物流ソフトウェア（株）は「ロジスティードソリューションズ（株）」へ社名を変更いたしました。

ロジスティードソリューションズ（株）は1973年の創業以来、ロジスティードの3PL事業拡大と共に歩んできた輝かしい歴史を持つ、ソフトウェア開発会社。ロジスティクスIT一筋で、テクノロジーを磨いてきた。

ロジスティードは1980年代半ばから業界に先駆けて3PLサービスに取り組み、常に物流システムの進化を牽引してきたロジスティクスの最大手。3PLでは売上高ナンバー1を誇り、日本の物流を支えてきた実績を持ち、今では国内に330拠点、海外29の国と地域に442拠点を構える世界でも最大手の物流企業である。

「当社は、ロジスティードの情報部門が独立してできた会社。今もロジスティードが75%、日立製作所が25%の株を持つ、日立グループの子会社です。ロジスティードの事業を主にソフトウェア面で支え、クライアントに対してロジスティードグループの物流ノウハウと融合した最適なロジスティクスを提供しています。そして、生産性向上と物流品質改善の高度な両立を目指し、自らも常に進化を続けています」（取締役 システム事業統括本部長 戸田和宏氏）。

ロジスティードグループが提供する物流アウトソーシングは、保管や輸配送だけではなく、物流センターの建屋の用意から庫内作業員の調達、管理システムの構築まで、クライアントのコア事業以外の物流業務を一括して請け負う「3PL（サード・パーティ・ロジスティクス）」。ロジスティードソリューションズは、WMS（倉庫管理システム）を中心に自社のソリューションを活用した物流システム構築を担当。ロジスティードグループの3PL業務の一翼を担いながら、物流業界のDXを推進するソリューションを武器に、我々ロジスティードソリューションズが直接お客様を獲得・サポートしています。ロジスティードグループのコア会社として存在感とともに責任感も増してきています。

「3PLは、調達、生産から、販売や流通、アフターサービスまで、サプライチェーンの様々なステージにおける物流業務を包括的にアウトソーシングするサービス。メーカーや問屋・小売の活動を裏で支えています。日本の製造業はグローバルに展開する企業も多く、ロジスティードグループでも国際型3PL運営モデルを提供。当社も中国とアメリカに現地法人を設立。アメリカ、メキシコ、中国、ASEAN（シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシアほか）を中心に、国際ビジネスに必要なグローバル・ソリューションのサポートを手掛けています」（戸田氏）。

多様な業種・業態のクライアントからの要望に応えて、620社以上にロジスティクスITソリューションを提供してきた実績を持つ、ロジスティードソリューションズ。3PL事業に欠かせないロジスティクスITの構築だけでなく、SCM（サプライチェーンマネージメント）・国際物流システム等、高度なノウハウを持つシステムインテグレータとして数多くのクライアントのビジネスをサポートしてきた。製造業、卸売・小売業、物流業を中心にWMS、TMS等の物流システムを開発してきた経験がある。

「ロジスティクスやサプライチェーンに特化したSIerですが、クライアントの業種・業態に合わせる形で様々なシステムを構築しています。スーパー、コンビニ、ホームセンター等の小売業、食品・医薬品・衣料・日用雑貨等の卸売業、そしてそれらを作る製造業。さらには旅行代理店や保険会社等、ロジスティクスやサプライチェーンとは関係がないような企業のシステムも構築しています」（戸田氏）。

ロジスティードソリューションズでは、ロジスティクスITソリューションをワンストップで取り揃えた「One Stop Logistics IT Solution」をラインナップ。各業務・課題に合わせたソリューション提案をしている。

ロジスティクスの最適化には欠かせない「物流センター管理システム（WMS）」や「輸配送管理システム（TMS）」「運賃計算システム」等、輸配送業務で使うシステム、在庫や作業を可視化して分析するツール等、幅広くソリューションを用意している。

そして、ロジスティードソリューションズは、Logistics 4.0を具現化するため業界のシナジーを図る目的で「ONEsLOGIコンソーシアム」事業を開始した。ロジスティクス業界におけるリーディング企業の製品やサービスを有機的に繋げ、サプライチェーン全体の最適化を実現する試みだ。

「物流業界は、IoTやAI等の次世代テクノロジーによって人的労働力を必要としない『Logistics 4.0』に業界全体で生まれ変わろうとしています。そのためには、ロジスティクス業界内で協業を加速させ、シナジーを生み出していく必要があります。当社はソフトウェア企業ですが、IoTやロボティクスの領域ではハードウェアも『Logistics 4.0』に重要な役割を果たします。ロジスティクスに関係するハード／ソフトに限定しないリーディング企業が集まることで、日本のロジスティクスを進化させることができると考えています」（戸田氏）。

ロジスティクス業界を牽引するロジスティードのシステム子会社として、ロジスティクス関連のソリューションを中心に、幅広くシステム構築を手掛けている、ロジスティードソリューションズ。日本の物流業界を「Logistics 4.0」にアップデートするために、業界内の連携強化を進めている。

さらに、親会社のロジスティードが「ロジスティクスITソリューション事業」の強化を掲げており、同社のビジネス拡大の大きなチャンスを迎えている。

「ロジスティードは、これまで3PL・重量機工・フォワーディングをメイン事業にしてきましたが、次の経営目標としてロジスティクスITソリューション事業の強化を掲げています。長年、ロジスティクスITソリューションの開発と提供を続けてきた当社への期待は大きく、当社としても新規顧客の増加、既存顧客との関係強化に新たな人財を必要としています」（コーポレート統括本部 人財開発部長　谷迫健一氏）。

ロジスティードソリューションズは、長年、新卒採用をメインにした組織作りを続けてきた。しかし、5年前から方針を転換。キャリア採用に力を入れて、組織を積極的に拡大させてきた。

「現在、年間20名程度、キャリア採用をしています。年間採用数は新卒よりもキャリアの方が多くなっています。678名の社員のうち150名がキャリア採用で入社したメンバーです。入社するエンジニアは、物流業界の知見や経験は問いません。物流業界のシステム開発の経験がある人財は、即戦力として活躍してもらえるフィールドを用意しますが、経験がない人財でも教育制度を充実させて入社後にキャッチアップしてもらえる環境を整えています」（谷迫氏）。

同社で働く魅力として、ロジスティクス業界ナンバー1のロジスティードグループで働く安定感に加えて、「Logistics 4.0」「物流業界のDX」にチャレンジできる点を挙げたい。物流業界は現在、大きな変革期にあり、デジタル化が加速するといわれている。AIやロボティクス等、最先端のテクノロジーを積極的に活用して、新しい日本の物流を作り上げる社会的な意義のある大きな仕事が体験できる。

「物流業界変革の最前線で活躍できるチャンスが当社にはあります。大手企業をクライアントに持ち、デジタル化や無人化等、スマートロジスティクス関連の案件に携わる機会も沢山あります。AIやロボティクス等の先端テクノロジーに触れる機会も多く、エンジニアにとってやりがいのある仕事だと考えています。ロジスティクスの新しい価値は『IT』でしか提供できません。未知の世界へのチャレンジこそDX。業界を牽引するポジションにある当社で、ゼロベースで考えて新しいことにチャレンジしてくれる人財を広く募っています！」（谷迫氏）。