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株式会社ケーアイエス

  • IT/Web・通信・インターネット系
  • サービス系

保健・医療分野の標準化技術を基盤としたクラウドサービスを手掛ける医療×ITのリーディングカンパニー

企業について

保健・医療分野における標準化技術を基盤とした医療系ソフトウェア、医療クラウドサービスの開発・運用事業を展開している株式会社ケーアイエス。医療×IT領域のリーディングカンパニーとして順調に成長を続けている。同社は2005年4月の設立以来、15年以上にわたって着実に実績を重ねてきた。

「医療機関の間で、様々な医療データをやり取りするために、国は標準規格を定めています。当社は国の標準と言われている『SS-MIX2』の策定に参画しました。2018年から実施されているいわゆるメタボ健診のデータをやり取りする規格の標準化にも携わっています。このように医療情報標準化に関する最先端技術に精通しているのが当社の強みです。各省庁との様々な国家プロジェクトにも参画しています」(取締役 高味裕介氏)。

現在同社は、電子カルテ、地域医療連携、検査結果活用支援等、医療分野の幅広いシステムをクラウドサービス『MInCS(ミンクス:Medical Information Services)』シリーズとして提供している。

■検査結果活用支援クラウドサービス『MInCS for Lab』
医師会検査センターや臨床検査会社向けのクラウドサービス。医療機関への検査依頼や、検査結果配信業務を効率的に行うことができる。

■多目的臨床データ登録クラウドサービス『MInCS for Researcher』
学会・研究機関・医療機関で、様々な臨床症例データを収集するクラウドサービス。

■地域医療介護連携クラウドサービス『MInCS for EHR』
病院・診療所連携や、地域の情報共有の仕組みを提供するクラウドサービス。

「『MInCS for Lab』は地域の医師会様を中心に導入が進んでおり、医師会の検査センターへの導入実績は我が国トップクラスです。『MInCS for Researcher』は、東京大学と一緒に開発しており、全国の大学病院を中心に約80カ所に導入されています。『MInCS for EHR』は、県単位で情報を収集する仕組みで、今は滋賀県と香川県で稼働中です」(高味氏)。

標準技術に完全準拠した同社のクラウドサービスは、医療機関や医師会、学会、研究機関等ユーザーから高い評価を獲得しており、業績も順調に推移している。

「当社はサービスを導入して終わりではなく、運用までサポートしています。現在、売上の約8割が継続的な収益を得られるストック型ビジネスです。おかげさまでユーザーは順調に増加を続けており、それに伴って売上も拡大を続けています」(高味氏)。

ケーアイエスは東京都中央区日本橋蛎殻町に本社を構え、大阪と福岡に営業所を展開している。3拠点で約30名がエンジニアとして活躍しているが、次世代標準規格に準拠した新製品の開発・提供に向けて、現在、体制強化に力を入れて取り組んでいる。

「海外では医療情報交換の新標準規格として『HL7 FHIR(エイチエルセブン・ファイアー、Fast Healthcare Interoperability Resource)』が注目されており、アメリカや韓国ではその規格に対応したシステムの導入が進んでいます。日本では標準化が遅れていましたが、2021年秋に一般社団法人医療情報標準化推進協議会(HELICS協議会)で標準として承認され、今後急速に普及していくとみられています。当社では他に先駆けて既にこの規格に対応した製品開発を始めており、エンジニアを増員し、開発をより加速したいと考えています」(高味氏)。

同社の魅力は、医療情報標準化に関する最先端技術を駆使して、次世代の製品やサービス開発に携われることだ。

「国家プロジェクトにも参画している当社は国との距離が近く、医療情報標準化に関する最新情報をいち早く得ることができます。そんな最先端の情報をフルに活用し、これからの社会を担う製品やサービス開発に携わることができます。また、規格の仕様づくりに携わるチャンスもあります。そのような環境の下で、医療情報という専門領域を持ったエンジニアとして活躍できるのが魅力です」(高味氏)。

手掛けるのは医療機関同士の連携を推進したり、医療サービスの効率化を図ったりする製品やサービスで、社会貢献に繋がるものなので、大きなやりがいを実感できるのも大きな魅力だ。さらに100%自社内開発なので、自社で腰を落ち着けて無理のないペースで開発に取り組むことができる。

そんな同社が求める人材について、高味氏は技術的探究心が強い方、コミュニケーション能力がある方という、二つの人物タイプを挙げる。

「当社には製品開発に携わるエンジニアと、お客様への導入サポートに携わるエンジニアがいます。製品開発エンジニアには、コアな技術を追求していく姿勢が求められます。そのため、技術的探究心が強い方に来ていただきたいですね。また、導入サポートを担当する方としては、お客様としっかりコミュニケーションが取れる方を歓迎します」(高味氏)。

現在、ケーアイエスでは20~30代の若手を中心に、40代のベテランまで幅広い年齢層のエンジニアが活躍している。平均年齢は約30歳で、男女比は男性6割、女性4割。同社の企業カルチャーについて高味氏は次のように語る。

「若手が多いこともあり、明るい雰囲気ですね。現在、製品開発に携わっているエンジニアは100%リモートワークで、お客様対応を行っているエンジニアは状況に応じてリモートワークも取り入れながら仕事に取り組んでいます(2022年2月時点)。リモートの場合も適宜チャットツールでコミュニケーションを取り合いながら仕事を進めており、社員同士の距離は近すぎず、遠すぎず、ちょうどいい距離感です」

男女共に長く安心して働き続けることができる環境を整えているのも同社の特徴の一つ。完全週休2日制(土・日)・祝日休みで、年間休日は120日以上。残業を削減する取り組みも進めており、月平均残業は20時間以下と少なめ。有給消化率は年平均95%以上を実現しており、まとまった休暇を取得し、リフレッシュする社員も多い。産休・育休・介護休暇の取得実績もあり、産休・育休から復帰して時短勤務で活躍しているエンジニアもいる。

社員のスキルアップをサポートする制度としては、資格取得に必要な費用を会社が負担する資格取得支援制度がある他、外部研修の受講費も会社負担する。また、ベテランエンジニアが講師となって新人や若手に医療情報交換の標準規格仕様に関する知識等を教える業界勉強会を行っている。

今後のビジョンとしては、『HL7 FHIR』に準拠したサービスづくりを進め、その先は医療情報をAIに取り込んだり活用の仕組みづくりにも取り組んでいきたい考えだ。

「厚生労働省ではデータヘルス改革推進本部を設けて、全国で医療情報を確認できる仕組みの拡大や、電子処方箋の仕組みの構築、PCやスマートフォンで個人が保健医療情報を閲覧・活用できる仕組みづくりを推進しています。この領域でいち早く取り組みをスタートさせている当社なら、これまで世の中になかった製品やサービスづくりに取り組むことが可能です。今後さらに社会に必要とされる専門知識を身に付けたエンジニアになって、力を発揮していただく方をお待ちしています」(高味氏)。

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企業情報

会社名

株式会社ケーアイエス

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

サービス系 > 医療・福祉・介護サービス

資本金

8655万7000円

設立年月

2005年04月

代表者氏名

代表取締役 小西 由貴範

事業内容

■医療情報に対する技術支援や製品開発
■医療情報におけるセキュリティ対策・コンサルティングや支援サービス
■健診領域におけるパッケージ製品の販売、コンサルティング、受託開発、電子化代行サービス

株式公開(証券取引所)

従業員数

25人

本社住所

東京都中央区日本橋蛎殻町1-36-7 蛎殻町千葉ビル7階

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