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株式会社中部システム

  • IT/Web・通信・インターネット系

IBM iに特化+新技術によるハイブリッド開発に強い業界の先進企業

企業について

株式会社中部システム(CSC)は、静岡市を本拠地とするシステム開発会社。IBM Power Systems(旧・AS/400)のOSであるIBM iに特化したサービスを提供している点が最大の特徴だ。

IBM Power Systemsは、1988年にオフィスコンピュータ(オフコン)のAS/400としてリリースされて以来、高度な操作性や信頼性、安定性によって中堅・中小企業を中心に広く導入されてきた。クラウド化が進展してからは、IBM社はIBM iで稼働するIBM Cloud(IBM Power Systems Virtual Server)を展開し、オンプレミスとの連携や選択肢の幅を広げている。

IBM Power Systemsは、特に基幹システムとして導入されており、信頼性や使い勝手の良さから何十年も使い続けているユーザーが数多い。
「コスト等をカットしようとオープン系やERPへの移行にチャレンジしても、結果的に移行し切れず元に戻るというケースを数多く見てきました。したがって、基幹システムの信頼性や安定性のためのIT投資を惜しまないユーザーが使い続けているという傾向があります。一見古いイメージはありますが、安定して利用され続けている領域なのです。」と代表取締役の牛田吉樹氏は説明する。

一方、国内の当該領域は歴史があるだけにエンジニアが高齢化する等、体質が古く、技術も遅れている面がある。
「そこに当社はビジネスチャンスを見出し、この領域をリードするポジションを確立しつつあります」と牛田氏。IBM i上では、PHPやJavascript、Java、Python、Node.js、Rubyといった新技術でのアプリケーション開発が可能であるが、多くのシステム開発ベンダーはCOBOLやRPGといったレガシーな技術を使い続けているところが多いからだ。

「古いプログラムを新たな言語に書き換えるのは大変です。しかし、IBM iのメリットは、古いプログラムを生かしつつ新たな言語でハイブリッドに開発していけるところ。昔からのユーザーにも若年層が入社し、モダンなアプリケーションに置き換えていく必要に迫られている企業が多いですが、そういったケースに最新技術を得意とする当社が力を発揮できる強みがあると自負しています」と牛田氏は強調する。

また、1996年創業の同社は、基本的にフルスクラッチで開発したシステムを提供してきているが、その蓄積の中で独自のフレームワークを構築。これを生かした“テンプレート開発”も強みとしている。
「“秘伝のたれ”ではないですが、精度の高いプログラミングを可能とする資産として活用しています。これによって導入後の保守コストを大幅に下げることを実現し、お客様との信頼関係を強固にしています」(牛田氏)。

CSCのクライアントには、創業期から直取引を継続している地場の大手製紙会社、自動車部品会社等の製造業が多くを占める。一方、前述の最新技術への対応力が評価され、東京の流通業やEC等からのオーダーも増えているという。
「昔からのお客様を大切にしつつ、新たなお客様も積極的に取り込んでいきたいと思っています」と牛田氏は話す。

CSCは、1996年6月、彦坂昇氏によって設立された。彦坂氏はIBM系のシステム開発を主力とするSIerでSEや営業に従事し、「IBM Power Systemsにほれ込んで、これを広める仕事がしたいと前職時代の最後に住んだ静岡で当社を起業した」と牛田氏は説明する。

創業当初は、地場の大手自動車部品メーカーと直取引に成功し、以来、大手製紙会社などとも取引を拡大させ、この領域に特化して着実に足場を固めてきた。
5年目の2001年12月に未経験の牛田氏が入社し、以来技術を一から学びつつ彦坂氏と共に事業を推進。牛田氏はNo.2のテクニカルアーキテクトとしてIBM iのエキスパートとなり、「この会社に骨を埋める気持ちになっていた」と話す。

その後、彦坂氏より代表取締役のバトンを牛田氏が受け継ぐ事となる。
「未経験から育ててもらった大恩もありましたし、先代の既存顧客へのサービス継続責任に対する強い思いも感じていたので、勿論お受けし、2021年4月に2代目の代表取締役に就任しました。」(牛田氏)。

牛田氏はその前からIBM i領域の同業者仲間とネットワーキングし、IBM iのオープンソース開発や情報発信にも積極的に取り組み、OpenSource協議会のIBM iコミュニティ活動や開発者向け勉強会講師等も務めてきた。
「古い業界に風穴を開けたいといった思いで取り組んできました。今後、当社がその先頭に立っていきたいと思っています」と牛田氏は同社のビジョンを語る。

そんな同社は、2020年にIBM i領域における世界トップクラスの開発ベンダーである米Seiden Groupと技術提携し、新サービスのPHP開発環境『CS^2』(Chubu System & Seiden Group Collaboration Service)をリリースする。この経緯について、牛田氏は次のように説明する。
「IBM i上で稼働するPHPの開発環境をオープンソースとして無償提供していたベンダーが、突然有償に切り替えると発表したのです。既存ユーザーは困ることになり、これを提案してきた当社にも責任の一端があると感じました。そこで代替するベンダーを探したところ、Seiden Groupが提供できそうとの感触を掴んだのです。早速日本でサービス提供したいと交渉すると、快諾してもらえました。こうして、日本で初めて、以前のベンダーの有償化後の価格よりも大幅に安い価格で『CS^2』を提供できるようになりました」

この動きは、国内のIBM i業界におけるCSCの認知度向上をもたらすことにも繋がっており、「新規顧客からの問い合わせが急増している」と牛田氏は顔をほころばす。
前述のとおり、中堅・中小企業における基幹システムとしてIBM Power Systemsのポジションは強固。一方、IBM iを手掛ける若手エンジニア人口は非常に少なく、最新技術とのハイブリッド開発を可能とするCSCの優位性は高まる一方だ。
「IBM iはクラウドもオフィシャルにカバーすることになったので、我々がクラウドというハードウェアまで手配できるようになり、ますますチャンスは広がったと受け止めています」(牛田氏)。

2022年3月現在、同社の社員数は5名。牛田氏以下、入社する社員は、ほぼシステム開発未経験での入社である。IBM iという特殊なOSを扱う上で、そもそも若年層の経験者が少ないことと、余計な経験をしていない方が吸収しやすいという採用方針による。
「一から技術を身に付けていく上で一定の努力は必要であり、沢山勉強してもらうことになります。そのための書籍購入やセミナー受講等の環境づくりは、会社として惜しみません」(牛田氏)。

その点、同社はIBM iコミュニティ活動に積極的に関わり、技術が学べる機会はふんだんにある。また、最先端の技術は技術提携先のSeiden Groupからももたらされる。未経験者の扱いにも習熟しており、安心して飛び込むことができるだろう。
働き方は、オフィスワークが基本。一定の経験を積むまでは、物理的な距離が近く同じ環境を共有している方が教え(教わり)やすいからだ。
「一人前のレベルになれば、本人が働きやすいのであればフルリモート/フルフレックスタイムでも構わないと考えています」(牛田氏)。

なお、同社は直契約のクライアントを一定数擁し、経営の安定性と収益性を確保している。業務にも習熟しているため、クライアントワークであっても比較的自社のペースで取り組むことが可能だ。「業務とブレイクタイムのメリハリを利かせ、平日4日は業務、1日はフルでスキルアップデーに充てるといった施策を検討している」と牛田氏。もちろん、普段から業務に集中して半日で終わらせ、もう半日は好きなことに充てるといった働き方も認めている。

その点、同社のオフィスは以前、創業者である彦坂氏の住居兼一人オフィスとして同社をスタートさせた3LDKのマンションの一室。
「そのせいか、アットホームな雰囲気があります。リビングにはソファーと大型テレビを置き、ワールドカップの試合等が始まると仕事を中断してみんなで観ています。そういう時間も大切にしていきたいですね」と牛田氏。

そんな同社が求める人材像は、クライアントやメンバーとのコミュニケーションが取れることと、向上心があること。
IBM iの領域で、安定的な顧客基盤の上に若さと新しい技術による優位なポジションを築いているCSC。初心者が安心して働ける環境として、同社ほど魅力的な企業はそうそうないだろう。

インタビュー

株式会社中部システムのインタビュー写真
代表取締役 牛田 吉樹氏

── 社員に対して、どういった存在になってほしいかの思いをお聞かせください。

未経験で入社してからは、相当勉強してもらうことになると思います。その努力はしてほしいのですが、できるだけ効率的に学べるよう、私や周囲の先輩を上手く利用してほしいと思います。そして、早く一人前となり、お客様の顔を直接見ながら仕事をし、喜ばれるような結果を出してほしい。そうすれば、しっかり報酬も手にできると思います。そうなれば、仕事生活に充実感を味わえるようになるでしょう。パフォーマンスを上げられるのであれば、スタイルは自由です。自分のペースで取り組み、プライベートも充実させてほしいですね。

私も未経験で入社しましたが、熱意と向上心があれば経験がなくて... 続きを読む

企業情報

会社名

株式会社中部システム

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

IT/Web・通信・インターネット系 > ITコンサルティング

IT/Web・通信・インターネット系 > その他IT/Web・通信・インターネット系

資本金

300万円

設立年月

1996年06月

代表者氏名

代表取締役 牛田 吉樹

事業内容

・経営管理システムの提供及び情報処理に関する業務
・システム設計及びプログラム開発の受託
・コンピュータ関連ハードウェアの販売
・IBM i用PHPプラットフォームCS^2サービス

株式公開(証券取引所)

従業員数

5人

本社住所

静岡県静岡市駿河区みずほ5-14-7 コスモタウンみずほ301

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