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株式会社アクティア

  • IT/Web・通信・インターネット系

モデル駆動型ソフトウェア開発!設計にこだわりを持つシステム開発会社

自社サービス製品あり
残業少なめ
カジュアル面談歓迎

企業について

Javaの業務アプリケーション開発で約15年の実績がある株式会社アクティア。オブジェクト指向を中心に捉えた、アジャイル型の開発を特徴としている。一般的なシステム開発会社と趣を異にするのは、開発手法に強いこだわりを持っている点だ。

そんなアクティアの事業内容は、大きく分けて次の三つ。
・業務システム開発
・クラウドサービス
・エンジニア教育支援

同社の業務システム開発は、95%がプライム案件。クライアントの「ビジネスの成長を支える」をコンセプトに掲げ、変化に強いソフトウェア開発に注力している。

「クライアントから言われたままにシステムを作るのではなく、クライアントと一緒になってシステムを作るのが当社の開発の特徴です。そのためには、クライアントのビジネスドメインを深く理解し、懐に入り込んで開発を進める必要があります。ビジネスを技術力で支える。それがアクティアの仕事です」(取締役COO・高崎健太郎氏)。

変化に強いソフトウェア開発を提供するため、同社は「アジャイル開発」をメインにしている。ウォーターフォール型の開発では、クライアントのビジネスの変化への対応が遅れる。柔軟に対応できる開発手法を取り入れ、クライアントと一緒にシステム開発を進める。

「要件、設計、実装を繰り返して開発を進めるアジャイル型は、変化に対応できる開発スタイル。ウォーターフォール型の開発では設計が終わったシステムに変更を加えるのは難しく、機動力のある開発ができません。時代の流れもあって開発途中でクライアントの要件は変わるものです。いかにクライアントのビジネスの変化に対応するか。その結果、行きついたのが『モデル駆動型ソフトウェア開発』へのチャレンジです」(高崎氏)。

モデル駆動型ソフトウェア開発とは、システムの設計情報からソースコード等を自動生成する手法。コーディング作業の削減や人為的ミスによるバグを防ぐことができ、クライアントとの情報共有にも役立つといったメリットがある。モデルとは、システムの構造や振る舞いを記述した設計情報のことで、ソースコードとは異なりプログラム知識がなくても理解可能。このモデルの設計を開発の中心に据え、設計したモデルを基にJavaのソースコードを自動生成する。

「コードの自動生成ツールを自社で開発しています。ソースコードの自動生成ツールは他にもありますが、どれも人間が読めるソースコードを生成してくれません。ソースコードはシステムが正常に稼働するためのもので、人間が読めなくてもシステムは動きます。ただ、人間が読めないソースコードだと、改良する時に全く分からなくなる等のデメリットもあります。当社では人間も読めるソースコードを自動生成するツールを開発しています」(高崎氏)。

モデル駆動型ソフトウェア開発というユニークな開発手法を取り入れ、クライアントの変化に対応したアジャイル開発を進めるアクティア。開発工程の中でも「設計」のフェーズに力を入れているという。

「基本設計でアーキテクチャ等の方式を固めて、詳細設計でソフトウェアへと落とし込んでいくのが設計工程と呼ばれるところです。当社が設計段階でこだわっているのは、背景や全体像を捉えること、そしてステークホルダーと認識を共有することです。エンジニアとクライアントで別の言葉を使っている状態では、認識を共有することはできません。だから、当社の開発現場では、クライアントも含め、みんなで共通の言葉を使うようにしています。キーワードの理解がズレると対話ができません」(高崎氏)。

アジャイル型の受託開発だけでなく、アクティアでは自社開発も手掛けている。営業支援クラウドサービス『かけるくん』は、シンプルで簡単に使えるのが特徴。「SFAを導入したけど定着させるのが難しい」という悩みを解消してくれる。

「自社サービスは、クライアントのニーズに応える形で開発されましたが、自社のスキルアップも目的。『かけるくん』もモデル駆動型ソフトウェア開発で作りました。ドメイン駆動設計という方法論を活用し、クライアント業務に依存する部分を普遍的なモデルとして設計。Xtextというツールを使ってDSL(domain-specific language:ドメイン固有言語)というクライアントの業務を具体的かつ正確に記述するための独自言語を作ります。システム部分はJavaとSpringを使って開発しています」(高崎氏)。

また、コードの自動生成の技術を生かして、表計算感覚でアプリケーションを誰でも簡単に開発できるクラウドサービス『CRAFT BLOCKS』を開発。エンジニアでなくても開発できる「ローコード開発」の手法を取り入れている。

このように、アクティアは技術力の高さを特色にしているが、それもそのはず、創業者である代表取締役社長の大島則人氏も、高崎氏もJavaのインストラクターをしていた経験を持っている。そのスキルを生かして「エンジニア教育支援」の事業も手掛けている。

「内定者や新人向けにJava&Spring&Vue.jsでのWeb開発の研修を提供しているほか、中堅向けに、プログラミング研修・テスト研修・データモデリング研修・概念モデル研修もあります。さらに、技術研修デザインも請け負い、研修制度自体を作り上げるサポートもしています」(高崎氏)。

2008年に創業したアクティアは、現在社員16名、パートナー15名で開発に当たっている。2020年に「ジョブスクリプション制」を導入し、仕事を可視化。同一労働同一賃金の評価体制に変更した。それに合わせ組織も改変。システム開発部とプロフェッショナルサポート部に分けて、エンジニアの適材適所を進めている。

「テックに強い人はプロフェッショナルサポート部、開発をする人はシステム開発部に所属しています。システム開発部の開発をテック面で支えるのがプロフェッショナルサポート部という構成です。システム開発部は「アプリケーション開発者」「シニアアプリケーション開発者」「リードアプリケーション開発者」のポジションがあり、どのポジションも上流工程と下流工程を一気通貫で担当します。全員が開発者であり、マネジメントだけをする人はいません。私もコーディングしています」(高崎氏)。

アプリケーション開発者は、システム内の一つの機能の開発を任せられる人材。
シニアアプリケーション開発者は、システム全体を見通して機能に切り分けて、アプリケーション開発者に依頼するポジション。SEのような役割を担う。
リードアプリケーション開発者は、プロジェクト全体を見渡してクライアントとコミュニケーションを取り、開発を進めるPMにあたるポジション。リードアプリケーション開発者を中心に、2~6名でチームを構成している。

プロフェッショナルサポート部のポジションは二つ。「テクニカルアドバイザー」と「ITスペシャリスト」。テクニカルアドバイザーは、技術力に長けた人材で、各チームを技術面でサポートする横串のような存在。ITスペシャリストは、会社全体のアーキテクチャの方針を決めるポジション。現在は、社長が兼務しているが、ゆくゆくはテクニカルアドバイザーからステップアップする人材に任せる予定だという。

「小さな会社ですが、ルール化を大切にしています。残業も1分単位で支給し、20時以降の残業は許可が必要です。2016年からリモートワークを導入し、地方に移住したメンバーがフルリモートで働いています。プロフェッショナルサポート部の人材は、エンジニア教育支援事業にも携わってほしいので、通勤可能圏内に住むエンジニアをターゲットにしていますが、システム開発部は全国各地に住むエンジニアを採用ターゲットにしています」(高崎氏)。

フルリモートになると、どうしても社内、チーム内のコミュニケーションが滞りがちになる。アクティアでは、ビジネスメタバースを導入して、フルリモートでもコミュニケーションがスムーズになるような工夫をしている。

「他の人が何をしているか可視化されるため、オフィスで仕事をしている時と同じ感覚で業務を進められます。Slack等で声を掛けてから、ZoomやGoogle Meetでミーティングするのは、意外と手間です。ビジネスメタバースなら手が空いている人に自分のアバターを近付けると、その場で即ミーティングができます。ビジネスメタバースでオンラインにバーチャルオフィスを作っているので、コミュニケーションは円滑です」(高崎氏)。

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企業情報

会社名

株式会社アクティア

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

IT/Web・通信・インターネット系 > ITコンサルティング

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、自社サービス製品あり、残業少なめ
資本金

1000万円

設立年月

2008年04月

代表者氏名

代表取締役社長 大島 則人

事業内容

受託開発
ラボ契約開発
エンジニア教育支援
営業支援サービス(かけるくん)
ローコード開発サービス(CRAFT BLOCKS)

株式公開(証券取引所)

主要取引先

株式会社CMerTV シンプレクス株式会社 株式会社マネジメントソリューションズ 有限会社システム設計 SBヒューマンキャピタル株式会社 株式会社エム・フィールド 日本水路図誌株式会社 株式会社アイアールディー 株式会社ネットアイアールディー 株式会社ほくやく・竹山ホールディングス 株式会社アドウイック 他、順不同

従業員数

16人

本社住所

〒103-0012 東京都中央区日本橋堀留町1-4-3 日本橋MIビル3F

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