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株式会社ローソンデジタルイノベーション

  • IT/Web・通信・インターネット系

エンジニアが働きやすい会社!ローソンのシステム開発を担うIT戦略子会社

企業について

エンジニアが働きやすい組織を作りたいと願う開発会社がある。コンビニ大手「ローソン」のシステム開発を担う、株式会社ローソンデジタルイノベーション(以下、LDI)だ。

株式会社ローソンの100%子会社である同社は、コンビニエンスストア「ローソン」のシステムを開発している。2016年に同社ができるまで、ローソンはシステム開発の多くを外部ベンダーに依頼していた。企業のDXがトレンドになり、コンビニ業界でもテクノロジーを活用したビジネスの推進が不可欠となり、ローソンはIT戦略子会社を設立した。

「現在の当社のクライアントはローソンが100%です。とはいえ、ローソンの全てのシステムをLDIで手掛けているわけではありません。LDIではローソングループ内で戦略的にノウハウを蓄積すべき案件や、スピード感を必要とされる開発をメインに手掛けています」(コーポレート部マネージャー・小林幹仁氏)。

創業以来、LDIでは様々なシステムを開発してきた。例えば、店舗用タブレットシステムの導入、催事商品予約サービスの開発。無人店舗システムの開発といった、ローソンの先進的な取り組みにも参画している。その中でも、ローソンにとって非常に重要なプロジェクトの1つがローソンのスマートフォン向け公式アプリ『ローソンアプリ』の開発だ。

「2020年に『ローソンアプリ』の大幅なリニューアルを行いました。そのプロジェクトにLDIは大きく関わらせて頂いています。開発アーキテクチャから変える大幅なリニューアルで、『ローソンアプリ』をユーザーとのコミュニケーションツールに変える、ローソンにとって大きなプロジェクトです」(小林氏)。

リニューアルした『ローソンアプリ』は、クーポンや引換券を配信する等、ユーザーにお得なサービス機能だけでなく、「ローソン」での買い物をスムーズにする機能「ローソンスマホレジ」も備わっている。

「ローソンスマホレジは、スマホで商品バーコードをスキャンして決済できる『ローソンアプリ』の機能です。レジに行かなくてもコンビニでの買い物が完了する、新しいショッピングのスタイルです。まだ一部店舗のみでの利用ですが、『ローソンアプリ』でユーザーの買い物体験をリッチにします」(小林氏)。

人手不足の背景から、スタッフの業務を省力化するのが大きな課題となっている。ローソンスマホレジが広まればレジ作業をITで省力化でき、より接客等に注力する体制を整えられる。

LDIのオフィスはクライアントであるローソンの本部と同じビル内にある。ローソンの本部がベンダーへの発注とプロジェクト管理を行っていく中で、エンジニア目線でのサポートが必要な時には、LDIのエンジニアがクオリティーチェックをしたり、コードレビューをしたりもする。

ローソンにはITテクノロジーでやりたいことが沢山ある。外部ベンダーよりも隣で働くグループ内のエンジニアに依頼した方がスピーディーに開発を進められることも多い。また、業務内容にも精通するため希望に添ったシステムやサービスを作りやすい。

「LDIが立ち上がった当初は、ローソン社内で、内製化へ向けてエンジニアを集めるために作られたLDIの位置付けが浸透していなかった事もあり、お互いに手探りでプロジェクトを進めてきました。創業から6年が経ち、信頼関係もしっかり築け、新しいプロジェクトにも次々にお声がけをいただいています。ローソンからの期待に当社の組織拡大が追い付いていけるように、エンジニアを増員してローソンのDX推進の加速に貢献していきたいです。」(小林氏)。

ローソングループはチャレンジングな企業文化を持っている。他社に先駆けて様々な取り組みにチャレンジしてきた歴史がある。LDIにもチャレンジを推奨するカルチャーがあり、社内で新規事業を公募している。

「ローソンがやりたいことを実現するのが、LDIのミッション。ただ、エンジニアの観点で見れば、受託開発でクライアントに依頼された物だけを開発する会社となってしまうと、技術者視点のアイデアを発信していきづらいという側面も考えられます。そこで、LDIでは社内公募で研究開発を行える制度を設けています。テクノロジードリブンな開発で技術的なノウハウを社内にプールし、ローソンが求める結果に対して、様々なアプローチを提案できる準備をします。」(小林氏)。

もちろんLDI主導でプロジェクトを進めるケースもある。エンジニアのアイデアを生かす工夫をすることで、ローソンと一体となって技術に強い企業グループを目指す。

LDIはローソングループのデジタル化を推進するために立ち上げられた。だから、設立以来、エンジニアが働きやすい環境の整備に力を注いできた。

LDIは「エンジニアが働きやすい会社」を、三つのポイントから作り上げている。「キャリアパス」と「働き方」、そして「市場価値」だ。

まず「キャリアパス」については、スペシャリストとしてキャリアパスを用意。一般にシステム開発会社では、マネジメント層にキャリアアップしていかないと収入が頭打ちになってしまう。しかし、LDIでは技術者としてスキルアップしていっても収入が上がる評価制度を構築した。

「マネジメントスキルではなく、技術で勝負したいエンジニアにもキャリアパスを用意することで、長く働ける会社にしたいと思っています。同じ会社で長く働くよりも、転職してキャリアアップを図ると年収が上がる。そんな風潮が最近のIT業界にはあります。一つの会社で頑張ったエンジニアも評価される社会にしたいという思いもあります。マネジメントはポストが限られますが、スペシャリストならそれぞれのスキルや貢献度によって評価できます」(小林氏)。

次に「働き方」に関して、裁量労働制を採用して、アウトプットで評価する年俸制を確立している。エンジニアの評価に時間をかけ、前年の評価に数か月間の期間を充てるという。

「現在はリモートワークがメインになっており、働く時間も基本、自由です。裁量労働制は、労働時間が長くなる懸念もありますが、それぞれのエンジニアに働き方を任せており、会社で超過労働にならないようにチェックしています。月の残業時間が多い場合には注意喚起して、長時間労働が常態化しないように促しています」(小林氏)。

最後に「市場価値」については、評価制度にも「マーケットスキル」の項目があり、エンジニア市場で求められているスキルを一覧で示している。アウトプットだけでなく、エンジニアが獲得したスキルも評価の対象に組み込むことで、エンジニアの成長をバックアップする。

「マーケットスキルの項目に該当するスキルを持っていれば、そのレベルを測って評価対象とします。マーケットスキルに沿ってエンジニアはキャリアパスを構築。年に一回、上長と面談して、翌年の目標や最終的な目的地点を話し合います。エンジニアのスキルをしっかりと評価することで、市場価値の高いエンジニアを育て、長く働いてくれるために制度を充実させます」(小林氏)。

エンジニアが納得しながらキャリアを積んで、市場価値の高いエンジニアになれる会社。それが、ローソンデジタルイノベーションが目指す会社の姿なのだ。

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求職者の声

企業情報

会社名

株式会社ローソンデジタルイノベーション

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > ITコンサルティング

IT/Web・通信・インターネット系 > モバイル/アプリサービス

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

資本金

9900万円

設立年月

2016年01月

代表者氏名

代表取締役社長 筒井 英樹

事業内容

ローソン事業のデジタル化推進およびローソン次世代システムの設計・開発・導入・運用

株式公開(証券取引所)

主要株主

株式会社ローソン 100%

従業員数

70人

本社住所

東京都品川区大崎一丁目11番2号ゲートシティ大崎イーストタワー

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