株式会社トレードワークス

株式会社トレードワークスは、1999年1月に外資系のコンピューターメーカーに勤めていた浅見勝弘が設立したIT会社。2017年11月に東京証券取引所ＪＡＳＤＡＱ（スタンダード）に上場を果たしたエンジニアスペシャリスト集団です。

主に株式やFX等のインターネット取引をサービスとして提供する独立系システム開発会社として、そのプロダクト開発からシステム運用までの業務領域を、自社エンジニアが担う事業体制を敷いています。近年は、クラウド環境の整備が進み、より直接的なサービス提供となっている時代背景の中、自社エンジニアによる内製が可能である強みを発揮しているのが当社の特徴となっています。

これらを武器とし、約20年ぶりにイノベーションが起こる金融業界で次世代金融（デジタル証券、NFT、暗号資産）に対するソリューション展開を2021年から着手しており、今後ますます発展する金融業界の中心になるべく挑戦を続けています。

日本で証券手数料が自由化した1999年に設立したトレードワークス。
それまでの証券は電話/訪問販売が多かった中、日本でも株式売買委託手数料が完全自由化され、ネット証券のイノベーションが起きました。
ネット証券が登場することにより、取引が手軽になったため、ネット証券のシステム開発をする企業としてトレードワークスはロケットスタートを切りました。

インターネットでの金融取引に関しては、そのユーザー数は数百万人規模に上り、また刻一刻と価格が変動する金融商品の取引を素早く成立させるための機能を常に維持しなければなりません。
ミッションクリティカルなシステムとしての確実性に加え、処理能力やスピードという要素も求められるのが当社の案件の特徴であり、その対応により高度な技術が求められるという案件の特性が、エンジニアのやりがいに繋がっていると自負しております。

また、手掛ける全ての案件が顧客から直接受注するプライム案件であり、お客様の声をダイレクトにエンジニアが受け取れる、という特徴もあります。システム開発に関する具体的なアイデアを持っているのはエンジニアであり、そのエンジニアが直接お客様とやり取りしながら提案ができる体制を維持することを、当社では常に意識しています。

”コンサルティング”的な要素ではなく、“エンジニアリング”を担う技術者の集団としての役割に徹し、お客様の要望をよりスムーズに実現することに注力しながら、デジタル化が進むお客様のビジネスのスピードに対応し、多くのユーザーに使ってもらえるプロダクトを素早く開発。ビジネスにおける技術のウエイトが高まる現在、エンジニアの集団としての対応力が発揮できていることが、当社の強みになっていると思います。

トレードワークスがロケットスタートを切ったネット証券業界の市場規模は、現在6,000億円と直近10年間で3.5倍成長している成長業界です。

要因としては2つ。
①「日本人の投資マインドが上がってきている」
GDPの約2倍の額が日本の預金額として眠っている背景の中でこのお金を世の中に流通させることで、日本はより豊かになる未来を描くことができる。
日本人の「投資を行っている人の割合」は直近6年間で1.6倍に上がっており、トレードワークスの主要ドメインである証券市場には強い追い風となる。

②「金融業界は20年ぶりに大きなイノベーションが起ころうとしている」
2020年を目処に、ブロックチェーン/暗号資産/NFT/仮想空間など金融業界における20年ぶりにイノベーションが起ころうとしている。金融業界での大きなイノベーションは2回目で過去最大級のイノベーションになる可能性もある。金融業界最大級のイノベーションにおいて中核となるべく、これまで積み上げてきた実績/スキルを活かしながら挑戦している。

金融業界のシステム開発に関しては、その予算規模も大きく、大きな手応えのある案件に携われるという魅力もあると思います。また、NFTやDeFi等、その概念自体が存在しなかったものを駆使することができるという可能性の大きさも、当社の環境で感じられるはずです。これまで、エンジニアは顧客である事業者の企画に沿って開発を進めることが主な役割でしたが、これからの金融の領域では、エンジニアのポテンシャルがそのままビジネスのポテンシャルとなり、そのアイデアに大きな可能性を見いだすことができると思っています。

さらに25期目を迎える2022年には、新たな部署として「デジタルコマース事業部」を設立しました。この新規事業部は「次世代のデジタルコマースを創造する」というミッションを掲げ、金融業以外の領域でAIやメタバースといった最先端技術を駆使しながら新デジタルに対応したビジネス展開をしています。これまで金融システム開発で培ったコア技術を新たなフィールドに横展開していく活動にも、今後注力していきます。

◆目指すは『金融業界のプラットフォーマー』
トレードワークスの今後の戦略は、金融業界のプラットフォーマーになること。
金融系プラットフォーマーとは『金融システム』という安心、安全のインフラを活用し、自分たちが決めたルールの上で様々な企業と組み、一緒になって、デジタルサービスを提供する環境にある企業を指します。
どの業界も独立系ガリバーとプラットフォーマー型の企業が存在していますが、金融系のプラットフォーマーは現状不在です。
例えば、アパレル業界の独立系ガリバーはUNIQLO、プラットフォーマーはZOZOTOWN、小売の独立系ガリバーはコストコ、プラットフォーマーはAmazon…

「金融系に強みを持つSIer」と「Fintechベンチャー」の強みを持つトレードワークスは金融業界で唯一無二のプラットフォーマーを目指しています。

業績だけを重視して、組織として無理のある肥大化を進めた結果、モノづくりの楽しさが感じられない環境になってしまうというケースはよくあると思います。
しかし、“エンジニアをハッピーに”をモットーにする当社では、
『エンジニアがいいプロダクトをつくる』
↓
『そのプロダクトを多くのユーザーに受け入れてもらうことで業績が拡大する』
↓
『その収益をエンジニアの育成に還元していく』
というサイクルを大切にしています。
この考えは、当社のベースであり、これからも維持するべき文化だと思っています。

しかし何よりも重要なのは、エンジニアの力を信頼し、その成長に自社の成長を委ねるという考えであり、会社と社員の信頼関係を原動力とした発展を目指す姿勢こそが、同社が持つ最も大きな魅力なのかもしれません。

約25年前、インターネットでの金融取引が可能になり、その時代の流れの中でネット証券のシステムを数人のエンジニアによって開発したというのが当社のスタート地点。その意味では、“0”から“1”を生むことに価値を見いだすような、エンジニアとしての醍醐味を追求できる社風が当社にはあると思っています。『Web3』の時代が始まるタイミングである現在は、エンジニアが金融業界を変えられる時代だと言えます。金融業界での実績を積み、知見やデータ、ノウハウが豊富な当社にジョインすれば、すぐにでも大きな仕事に携わることができるはずです。このチャンスを、是非エンジニアとしての成長を目指す方々に生かしていただきたいと思います。