創業のきっかけは??
曽祖父が創業した会社が身近にはあったため、幼いころから、ぼんやりと「会社」については意識していました。 ただ、そこを継ぐ気は全くなく、大学卒業後、大きな企業の広報業務と会社経営を身近に知ることのできる広告制作会社かを天秤にかけ、後者に就職しました。 その後、大学の職員にお誘いをいただいたこともあって退社。 大学の職員として働き始めました。 そして次第に「これは自分のやりたい方向性とは違う」と感じ、改めてこれまで身近に意識していた会社を起こす道を目指すことにしました。 大学職員としての見え方を学び取りつつ、起業に必要なノウハウやスキルを習得することに務めました。いわゆる自分磨きをする中で、少しずつ起業の方向性が明確になってきました。 それは大学や教育機関向けの制作をメインに行うデザイン制作会社というイメージです。 大勢の人に何かを伝える広告や広報という分野には関心があって広告の制作会社に入ったわけです。 そこに大学など教育や研究をする機関への興味が加わりました。 その両方に対して多角的にアプローチすることができ、教育や社会を影から支える仕事を行うべく、2012年にインターマキシス株式会社を創業しました。
会社のモットー、大切にしているか価値観を教えてください!
企業規模の拡大を第一の目標とはしていません。 クライアント様に納得いただける商品をクライアント様と一緒に作っていくことをモットーにしています。 理想を言うと、クライアント様自身では気がついていない長所を探し出して、そこを的確に刺激するような、そんな仕事を目指しています。 そうすることによって、労力や費用を抑えながら大きな成果を上げることができると考えます。 直接クライアント様と話しをすることには絶対にこだわりがあります。 生の声を聞くことで的確な改善提案や制作提案が行えると思います。 そういった手数(てかず)を惜しまない姿勢からでしか良いものは作れません。 その姿勢は全社員に浸透しているはずで、それこそがインターマキシス株式会社の最大の強みだと自負しています。
経営者としてメンバーに対しての価値観を教えてください!
仕事は生活をするための基盤だと思います。 1つの会社で長く勤めることが当たり前ではない時代になりましたが、組織を率いる以上、弊社に勤めてくれている社員が望む限り、共に仕事を続けていたいとも考えています。 洋菓子の製造・販売に携わったときに思い描いたビジョンを今こそ実現したいのです。 1つの職種にこだわるのではなく、社内で職種を転換できる「職種スライド」の体制作り。 これが私の組織的ミッションであり、社員への想いでもあります。 社員一人ひとりが、自分の経験や発想をいろいろな機会を通して発揮できる環境を作りたいと思っています。 クリエイティビティが求められる我々は常に新しい感覚を養うことが求められる厳しい仕事です。 過去の賞賛はあっという間に色褪せます。 頭の中に引き出しをたくさん持っていても、それが時代に合わなければお客様に評価されません。 常にトレンドや人の価値観は変わっていきます。 それを感じ取り、弊社のような企画段階から要望を咀嚼し、構成の最適解を導き出す業務にも適合し続けていく必要があります。 同じ会社にいながらも視点を変えることで新しい刺激を受けることができれば、人間としての幅が広がり、多角的な視点を持つデザイナーとして成長できるように思います。 自分の興味や強みを考えるきっかけにもなるでしょう。 新しいことに挑戦することで、新鮮味を失わずに仕事に取り組めるはずです。 不安のない快適な生活は、充実した仕事のためにも必要だと考えています。 そのために会社ができることはまだまだあると思います。職種に対する不安を和らげることもその一つでしょう。 大企業にはない臨機応変さを持ち味とする会社を作りたいのです。
新会社を作られ、新たな事業展開にも積極的に行っていかれるんですか?
新会社は企業グループとして職種スライドができる環境作りの第一歩と考えています。 これまで弊社ではWebデザイン・グラフィックデザインという表層的な工程を担ってきました。 新会社ではWeb関連のより深い工程を担い、技術的な部分も含めて創造していきたいと考えています。そのノウハウや人材を取り込むことで企業グループ全体での活性化を目指します。 スモールスタートでありながら、現在の業務であるWebサイトの開発・構築だけでなく、幅広い職種に展開しようとしています。 これは、日本と接点のある海外事業の伴走型業務、メタバース上の企画・制作、Webに関する解析全般の業務に進出するという将来像を見据えてのことです。 弊社の企業理念を支持して、支援の手を差し伸べてくれている方々がおられます。 この方々と今後さらに結びつきを強めながら事業展開をしていきたいと思っています。 新しい事業ドメインをグループ内で実現することで、会社を次の段階に進めたいと考えています。これは職種スライドの可能性を広げることにもなり、社員の働きやすさに直結するでしょう。 新会社を軌道に乗せることで可能性を広げ、心地よい会社・働き続けることが可能な会社の構築を目指していきます。