株式会社Lumii

“「良い繋がり」が生まれる場を提供し続ける”をパーパスに掲げ、トップ動画クリエイターと企業を直接マッチングするプラットフォーム『Lumii Video Hub』と、YouTubeチャンネルのコンサルティングサービスを提供する株式会社Lumii。

代表取締役の宮原駿氏は1995年生まれの26歳。動画マーケティングのスタートアップに入社後、最年少でマネージャーへ就任し、大手企業やメガベンチャーを中心に多数の動画マーケティングプロデュースを担当。その後、グロースハックファームにジョインし、YouTube事業責任者として多数企業のYouTubeコンサルティングに携わってきた。そして2021年11月、同社を設立。設立の経緯について、宮原氏は次のように語る。

「これまで2社で動画に関連する仕事をしていました。素晴らしい作品を作るクリエイターさんに沢山出会ったのですが、同時に動画制作だけで活動を続けることが非常に難しい世界であることを知ったのです。また、企業側は“コストがかかる”という理由から、動画制作はハードルが高いと位置付けていました。【才能あるクリエイターに存分に力を発揮してほしい】【動画を活用したコミュニケーションを企業に諦めてほしくない】という想いから、両者のマッチングを図る当社を設立しました」

2022年の動画広告市場は5,497億円、2025年には1兆465億円に達すると見込まれている（株式会社サイバーエージェントによる2021年国内動画広告の市場調査より）。そんな中、同社は経営者1,037名を対象に、動画活用における実態調査を実施。その結果、約三人に一人の経営者が、動画を活用した施策に「注力している」または「これから注力しようとしている」と回答した。多くの経営者が動画に対して可能性を抱いていることが判明したが、その一方で、動画施策について「手間がかかる」（31.1%）、「費用が高い」（26.6%）という消極的な回答も寄せられたという。

こうした企業側の課題を一挙に解決するのが、同社のサービス『Lumii Video Hub』だ。過去300本以上の動画制作を行ってきた、実績豊富なコンサルタントがクリエイティブの方向性を提案するため、企業側がイチから企画を考える必要は一切不要。そして、クリエイターと直接マッチングすることで、制作会社に支払うべき費用はカットされ、制作費は通常の3分の1程度まで削減できるのだ。高クオリティーかつ低価格での動画制作が可能となるため、顧客からは「コストパフォーマンスが高い」「クオリティーの高い動画を非常にスピーディーに作ってもらった」「動画制作の技術力と動画のクオリティーが素晴らしい」という声が寄せられている。

クラウドソーシングサービスと比較されることがあるそうだが、決定的に異なるのは「ハイクオリティーが担保されている」と「プロのコンサルティングが入る」点だろう。

『Lumii Video Hub』には、厳選された20名の動画制作クリエイターが登録されている。一見少ないように感じてしまうかもしれないが、「ハイレベルなクリエイター」だけを徹底して選んでいるため、あえて少数精鋭にして、クオリティーを担保しているという。また、このクリエイター達は、これまでに宮原氏がプロデューサーとして動画制作に携わった際に、一緒に仕事をしたことがある人材だ。「スキルはもちろん、コミュニケーション力、お人柄等を総合的に判断して選んでいます」と宮原氏。映像の質だけではなく、人となりまで保証してくれるため、企業にとっては大きな安心材料に繋がるのではないだろうか。

また、『Lumii Video Hub』には二つのプランがある。一つ目は、同社が企画案だけ作り、企業側がクリエイターと直接やり取りするプラン。二つ目は、同社が企画立案から撮影、動画編集、納品、クリエイターとのやり取りまで一貫して担うプランだ。動画を初めて制作する場合は、ほとんどの企業が二つ目のプランを選ぶそうだが、2回目からは一つ目のプランを選択することが多いという。宮原氏もこの流れを推奨していたので理由を伺ってみると、そこには同社が抱く「動画制作を通じて、世の中に良いコンテンツを増やし、企業の成長も促したい」という想いを垣間見ることができた。

「動画制作において、“最高の体験”をしてほしいと思っています。初回は私達が積極的に介入し、+αの体験をしていただく。そうすることで、企業側に動画制作は楽しいもの、想像していたよりもハードルは高くないと思っていただきたいんです。これまでの動画制作に抱いていた手間がかかる、コストが高い等のネガティブなイメージを払拭することが狙いです」（宮原氏）。

宮原氏は、同社の成長はもちろん、その先の“動画制作業界の変革”を見据えているのだろう。『Lumii Video Hub』は、その変革を叶える一つのサービスとして、動画クリエイターと企業の「繋がり」が生まれる場として提供されている。

設立の経緯について伺った際に「20代のうちに信頼できる仲間と勝負したかったんですよね」とも語っていた宮原氏。どんな人が同社の雰囲気に合っているか聞いたところ「友達になれそうな人」「一緒に笑って乗り越えてくれる人」「今の業務をもっと楽しくしてくれる人」とのこと。“真に信頼できる仲間”とだけ仕事をしたいという宮原氏は、「正直、事業成長や売上よりも仲間の方が大切です」とも語る。スキルは二の次、仲間として一緒の目標に向かって走れる人が一番の応募資格のようだ。

また、創業1年目のスタートアップ、そしてメンバー数が少ないことから、「0→1」の経験を積める点も魅力と言える。そこから得られるプラスの経験について宮原氏は、「少ないルールの中、持っている知識をフル活用して仮説を立て、立証していく力が身に付きます。これはどこでも通用するスキルとも言えますね」と語る。さらに、初期の段階からジョインできるので、自分達が作ったものが世の中に認められ、業績が上がっていく様子を間近で体感できる。
「従業員の一員としては得られなかったエキサイティングな毎日を送れます」（宮原氏）。

これから強化していきたいと考えているのは、法人営業と動画プロデュースのポジション。
事業成長を図るために新たな人材を募集する。
商談に同行しながら代表直下で営業ノウハウを学べるため、成長スピードは圧倒的と言えるだろう。ゆくゆくは『Lumii Video Hub』事業の全てを任されるポジションなので、その活躍に期待がかかる。

今後の展開について宮原氏は次のように語る。「動画広告市場は、動画制作のみならず、広告の配信予算の規模も大きいため、今後は広告分野にもコミットしていきたいと考えています。一流の広告運用スキルを持つフリーランスも数多くいるため、そうした方々と企業を繋げるプラットフォームを展開する予定です。才能がある方は沢山いるのですが、今は繋がりが生まれる場がないだけ。そうした場をどんどん提供し、各領域で素晴らしい人達が繋がり、新しい生活圏を作り出せればと思っています」

真に信頼できる仲間達と、人と人との繋がりを生み出し続ける同社。20代・30代の若いメンバーならではの活気に溢れた中、今後も成長が予想されている動画広告市場での専門的なスキルが手に入る職場と言えるだろう。将来的には起業を視野に入れている方、早期のうちに圧倒的な武器を身に付けたい方には、絶好の環境ではないだろうか。