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KDDIアジャイル開発センター株式会社

  • IT/Web・通信・インターネット系

アジャイル開発に特化し、広範な案件をカバーするKDDIグループのソフトウェア開発企業

残業少なめ
カジュアル面談歓迎

企業について

KDDIアジャイル開発センター株式会社(KAG)は、社名の通りアジャイル開発手法に特化し、クライアントのサービスデザインからシステム開発までを一貫してサポートしているKDDIのグループ企業。

KDDIは、目下「サテライトグロース戦略」を展開しており、これは5G通信をコアに、通信と深く関わるDX、金融、エネルギー、LX(Life Transformation)、地域共創(CATV等)の周辺領域で事業を展開し、新たな価値の創出を目指すというもの。その推進力を高めるために、関連事業を積極的に子会社化している。
この流れの中で、DX領域においてはKDDI Digital Divergence Holdingsという持株会社を設立し、5社のグループ企業を統括。同社はその1社として位置付けられている。

同社の事業内容は、サービス/プロダクトをつくる前段階の市場や開発トレンドのリサーチから関与し、冒頭の通りアジャイル開発手法によってサービス/プロダクトの価値探索や開発までを一貫して手掛けることだ。
同社はKDDIの社内組織からの分社化により2022年5月に設立されたばかりということもあり、現状は受託案件の多くをKDDIのプロジェクトが占めているが、今後KDDI以外のクライアント案件も積極的に獲得していく構え。

これまでの主な実績としては、次のものがある。

●KDDIのサービス
・「auでんき」スマートフォンアプリ
「auでんき」サービスの約300万の契約者向けアプリを、複数チームで大規模スクラム開発。月間130万人以上のユーザーに利用される人気アプリに成長。
・「au price」
全国2,210店舗のauショップ/UQスポットで運用していた紙のプライスカードをデジタル化。顧客に必要な情報をインタラクティブに伝える新たなCXを提供。

●共創DX/法人DX
・空間自在ワークプレイスサービス
4K相当の高画質映像や、発言者の位置から音が聞こえるサラウンドシステム、資料投影時の透過機能等、臨場感を高めたWeb会議システムをJR東日本と共同開発。リモート環境における円滑なコミュニケーションを実現している。
・VR/ARサービス開発
5G通信を用いた新たな体験価値の創出を目的としたXRアプリ用の共通プラットフォームをJR東日本と共同開発。「XR Channel」「XR Door」等の機能を拡大している。このプラットフォームを用いて、観光型MaaS「旅する北信濃~牛(スマホ)にひかれて善光寺御開帳~」におけるARコンテンツをユーザーに提供している。

さらに同社では、地域活性化への貢献も意図して現在、京都府舞鶴市、静岡県三島市、沖縄県那覇市、秋田県秋田市、群馬県高崎市、北海道札幌市、福岡県福岡市、大阪府大阪市、愛知県名古屋市、宮崎県仙台市、の全国10拠点を展開。各拠点では、都会のエンジニア等のワーケーション拠点や地域のエンジニアを発掘する拠点として活用し、地方の課題を解決するプロジェクト等に繋いでいる。

同社のスタートは、2013年。藤井彰人氏(現・KDDI Digital Divergence Holdings社長、KDDIアジャイル開発センター会長)がKDDIにクラウドサービス企画部長として入社し、社内にアジャイル開発を啓発したことにさかのぼる。そこで同社初のアジャイル開発を実践し、徐々にその価値や意義が浸透した。

2015年には「auでんき」「au HOME」といったサービス領域にアジャイル開発を適用して本格化させ、2016年に社内に「アジャイル開発センター」が発足する。

2018年には「KDDI DIGITAL GATE」を開設し、デザイン思考やアジャイル開発手法を活用した顧客のデジタル変革や新規ビジネス創出のPoC支援サービス等に着手する。

2019年、スクラム開発の共同考案者であるJeff Sutherland博士が率いるScrum Inc.とのジョイントベンチャー、Scrum Inc. Japanを設立、本格的なスクラム開発の導入を図る。

2020年にはKDDIソリューション事業本部の一部門となって、社外との共創ビジネス創出に踏み出す。

そして、2022年5月。約10年間アジャイル開発にこだわり続けてきたDX専業エンジニア集団がKDDIからスピンアウトする形で、新会社のKDDIアジャイル開発センター(KAG)が設立された。

そんな同社が掲げるPURPOSE、VISION、VALUEは次の通り。

●PURPOSE
一人一人が、本当に実現したい豊かな未来へ自由に挑戦できる社会の実現

●VISION
Be a Change Leader.アジャイルに力を与え共に成長し続ける社会を創る

●VALUE
――アジャイルの名の下に
これまで積み重ねてきたアジャイル/クラウドネイティブ/デザインの“実践知”を既存ビジネスに融合し、価値を“新生”させます。
――我々と共に
アジャイルの活用にとどまらず、パートナーを繋ぎ、企業の枠を越えたワンチームで共にビジネスを考え、これまで成し得なかった価値をカタチに変えます。
――変化を友に
日本企業がダイナミック・ケイパビリティ(変化に対応可能な自己組織変革能力)を持つことが必然となる世の中を目指します。

「柔軟かつスピーディーにものづくりを行うアジャイル開発に力を与え、社会が豊かになり人々の幸福に繋がることを目指して、サービスづくりに取り組んでいきます」と人事部部長CHROの土橋孝充氏は話す。

2024年9月現在、同社の社員数は約180名で、うちエンジニアが72%、デザイナーが11%を占める。拡大する組織を束ねるべく、2016年に社内組織として立ち上がった際に有志によって次の「アジャイル開発センター憲章」が掲げられた。

●コア・バリュー
Agility:機敏であることが私たちの最大の価値であり、存在意義です。他の制約条件はかしこく満たし、Agilityを高めます。

●行動指針
-Business:お客さまの体験価値を最大化する/アウトプットよりアウトカム/データに基づき改善する
-Technology:課題は技術で解決する/技術を磨いてチームに貢献する/とことん自動化する
-Behavior:スピードを優先し組織の壁を越える/小さく早く失敗する/知見を共有し成果を発信する

●カルチャー:たのしくやろう

これらの推進・浸透は、人事考課のバリュー評価の項目に取り入れられているほか、組織運営の中で常に意識されている。

組織運営の考え方としては、心理的安全性が整った風土で個人が伸び伸び発言や行動ができ、そのことによって集団的知性を高め、自由と責任を持って自律的に問題解決に取り組むカルチャーづくりが行われている。

その推進においては、Scrum Inc.がハイパフォーマンスのアジャイル組織をパターン化したモデル「Scrum@Scale」を導入。毎朝15分ずつ、チーム単位、部単位、会社単位とエスカレーションしつつその場で問題解決を図るといった取り組みが行われている。
また、アジャイルやスクラム開発に関する情報発信や共有を重視し、SNSの活用やイベントへの登壇等のコミュニティ活動に力を入れていることも特徴的だ。社内でもエンジニアが自律的なOST(Open Space Tech)を毎週開催し、技術に関する硬軟様々なテーマでディスカッションや情報共有を行っている。

働き方としては、基本的にリモートワークが主体のオンラインチーム開発。そこでメンバーが孤立しないよう、Web会議サービスやチャットアプリ等を繋ぎっぱなしにしている。一方、リアルのコミュニケーションも重視し、オフィスでの勉強会や懇親会等のイベントを頻繁に行い、信頼関係の構築を図っている。

さらに、エンジニアがイキイキ働ける環境をつくり、キャリア形成を支援する多重的な施策を講じている。まずは好きな場所で働けること。地方に住みながらのフルリモートワークが可能であるとともに、社員のワーケーションにも費用補助等を行って支援。また、自らキャリアデザインできるよう、本人の希望を優先してアサインする「ジョブポスティング制度」もある。加えて、社外副業も可能だ。

そして、エンジニアにとって大きな魅力なのは、スクラムチームにおいて言語等の技術スタックに制約がなく、自由に選べることだ。

KDDIというビッグビジネスをバックに、スタートアップ色の濃い同社ならではの数々の魅力的な環境は、そうそうないに違いないだろう。

募集している求人

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インタビュー

KDDIアジャイル開発センター株式会社のインタビュー写真
VP of Engineering / 開発戦略本部長 岡澤 克暢氏

── ご経歴をお聞かせください。

2003年に大学卒業後、大手SIerに入社し、エンジニアとして官公庁系の基幹システムやWebサービスの企画、開発、運用に携わりました。クラウドがまだない時代でアプリ開発の他にサーバーの仮想化等も手掛けましたし、並行してサービス提案にも関わるようになりました。

そうするうちにクラウドやスマホ(iPhone)が少しずつ利用されはじめ、これからはモバイル&クラウドだなと思い官公庁に提案するものの、時期尚早で受け入れてもらえなかったのです。そんな2009年に、KDDIが自社でクラウドサービスを提供開始するということを耳にしました。当時、国内でクラウドとモバ... 続きを読む

求職者の声

企業情報

会社名

KDDIアジャイル開発センター株式会社

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

IT/Web・通信・インターネット系 > ITコンサルティング

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、残業少なめ
資本金

1億円

設立年月

2022年05月

代表者氏名

木暮 圭一

事業内容

アジャイル開発事業及び保守事業

株式公開(証券取引所)

主要株主

KDDI Digital Divergence Holdings株式会社 100%

従業員数

180人

平均年齢

33歳

本社住所

〒105-6490 東京都港区虎ノ門一丁目17番1号 虎ノ門ヒルズビジネスタワー28階

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CHRO 土橋 孝充
2022年にKDDIからスピンオフしたアジャイル特化のエンジニア会社です。数多くのエンジニアの皆さまに弊社のことを知って頂きたいので是非お気軽にご応募頂けると幸いです!
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