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株式会社Asue

  • 商社(卸売)・流通・小売り系
  • IT/Web・通信・インターネット系

電子材料軸に業容拡大。基盤生かし技術商社への転換目指すグローバル企業

自社サービス製品あり
グローバルに活動
残業少なめ
カジュアル面談歓迎

企業について

株式会社Asueは、電子材料、センシングデバイス、環境・ロボットの3つの事業領域を柱に事業を展開する複合機能商社である。2013年4月、主に化学品商社として約120年の歴史を持つ会社の電子材料事業部が分社化し、丸善インテック株式会社として発足。2021年のMBOを経て、2022年に社名を改称し、現在(2023年9月)に至っている。大阪本社のほか、東京、九州、福山、茂原、住之江の国内6拠点、さらにベトナム、韓国、タイ、中国と、海外にも拠点を広げる、従業員数約100名のグローバル企業だ。

設立以来、エレクトロニクス分野に軸足を置き、分社化以前から築いてきた独自のノウハウやグローバルネットワークを生かしながら、常に時代の最先端を見据え、多様なニーズに応え続けてきた同社。近年はさらに、その安定した経営基盤に立ち、カーボンニュートラルや介護ロボット、自然災害への対応、食品、農業、医療、ヘルスケア等、エレクトロニクスとは異なる分野も含め、新たな事業領域を積極的に開拓している。

特に、ディストリビューションを主体とする商社から、独自性のある技術商社への転換を図る上で重要な役割を果たすのが、2020年に発足した技術本部が担うテクニカルソリューションビジネスである。長年、大手電子機器メーカーで携帯電話やスマートフォンのカメラモジュール開発や事業化に携わってきた技術本部 技術統括・藤田和弥氏をはじめ、自動化装置や製造技術、検査技術、画像技術を豊富に備えたエンジニアが集まり、主として電子部品関連の自動化設備の設計・開発を行っている。すでにカメラモジュールを組み立てる際にセンサーとレンズユニットの光軸を調整する『アクティブアライメント装置』、最新のマシンビジョン技術を活用し、あらゆるワーク形状と検査項目に対応する『自動外観検査装置』、非接触で多様なはんだ付けを可能とする『IHはんだ付け装置』等の設備を開発し、販売を開始している。

「私たちが開発するのは、自動化やIT化と言われるFAの領域です。装置設計技術やソフト開発技術、プロセス・材料等のコア技術を融合し、市場ニーズに沿った自動化設備技術・画像検査技術を開発しています。ただ、数多くの先行メーカーが存在する中で、他社に劣るものを作っても仕方がありません。例えば、アクティブアライメント装置はスマートフォンのカメラモジュールの生産でよく使われる装置です。精度の高さは当たり前のこととして、いかに生産性を高めるかに焦点を当て、競合製品に比べてワンランク上を目指して開発しました。すでに複数のお客様へ導入が始まっています」(藤田氏)。

今後もさらに、競合他社に上回るユニークセールスポイントが打ち出せる設備開発に注力する方針だ。現在は電子部品メーカーをターゲットとしているが、今後は異業種への展開も視野に入れ開発体制を強化している。

次世代を見据え、同社が取り組むのは、新たな事業領域の開拓だけではない。今後の成長に不可欠な自社のDX推進にも注力している。2023年1月、経営企画本部を立ち上げ、それまで管理本部に属していた情報システム部門を移管し、経営企画の一環として業務を開始している。現在、経営企画本部のメンバーは、本部長を含めた3名だが、10名程度の規模を目指して、段階的に体制を強化していきたい考えである。

今後の展開について語るのは、経営企画本部、経営企画部、部長・安田行統氏だ。システムベンダーでSEとして長年勤め、2015年からは同社で社内SEとして基幹システムのインフラの更改プロジェクトなどを牽引してきた。

「電子材料の分野は変化が激しく、3年後、5年後を見通すことが難しい領域です。今、売れているものも、新しいものが出たら急に勢力が変わってしまうことは珍しくありません。そこで新しいビジネスを積極的に開拓し、ポートフォリオを増やして業容を広げて行こう、既存のビジネスにも付加価値を付けていこうというチャレンジをしているところです。電子材料を単に右から左へ流すだけではなく、ビジネスの構造を変え価値を高めるための模索を続けている段階です」(安田氏)。

その中で社内SEが果たすべき役割として、直近の課題に挙げるのは、社内基幹システムの刷新である。事業が多角化するにつれ、ビジネス運用の流れが複雑化することが予測される。そこで、現場の業務プロセスの整理からシステム導入まで、中期的に取り組んで行く計画である。

長期的には、既存事業の付加価値を高めるための取り組みも視野に入れる。具体的なビジョンは固まっていないとしながらも、ディストリビューターとしての価値を高めるため、自社が扱っている設備を納入するにとどまらず、導入する際のインテグレーションといったソリューションを提供できる体制を整えていく考えだ。

「環境・ロボットビジネスで扱う地震センサーは、単なる物売りではなく、ソリューションとしての展開をしています。その他のビジネスでも、例えば、ある製品を販売する時に、スマホでトレースするシステムを提供できれば、それも一つの付加価値となるでしょう。そのように社外に物を売るために価値を高められるような技術的背景を揃えていく計画です」(安田氏)。

同社は2022年、社名を変更するにあたり、“いい明日へ、つなぐ”を企業理念に掲げ、自社を“人やモノをつなぎ、日本と世界をつなぎ、今を未来へとつなげていく商社”と定義している。そのミッション、ビジョンを実現するために、社内改革に取り組んでいるのが現在の状況である。将来的には経営企画部に属するSEが技術本部と合流するなど、様々な発展の可能性が考えられる段階である。

技術本部の年齢構成は、50代の熟練技術者から20代まで幅広い。藤田氏以外に、ハードウェアのエンジニア2名、ソフトウェアのエンジニア4名の合計6名で新たな設備の開発に向けた研究や試作を重ねる一方、展示会への出展を含め、積極的な広報展開を行っている。

「ハードウェアの技術者をメインに採用を強化し、将来的にはハードとソフトの比率を揃えたいと考えています。今は、ただ決まり切ったことだけをやっていればよいという段階ではありません。会社からは何を作ってもよいと言われていますので、アイデアがあれば何でもチャレンジしようと考えています。提案があれば積極的に検討します」(藤田氏)。

一方で経営企画本部は、本部長、安田氏の他に、若手人材の合計3名。まさに体制整備に着手したばかりだ。現在は、安田氏が情報システムの役割も兼務しているが、今後、経営企画部部長としての役割に集中するため、基幹システム更新に向けたプロジェクト全体を牽引できる人材を募集している。

「社内システムだけではなく、ITの可能性を追求していくつもりですので、エンジニアリングだけではなく、ビジネスのことまで含めて考えられる方を求めています。情報システム部門のマネジメントもお任せしたいです。まずは現状分析から携わり、同社の業務全体を把握した上で、次のプロジェクトへとつなげていただきたいです」(安田氏)。

以上の通り、新しいポートフォリオを描くため様々な可能性を模索している同社。顧客のFA化やIT化を支援するために必要な設備開発を担う機械系エンジニアや制御系エンジニア、そして社内SEと、幅広い領域のエンジニアが力を発揮できる土壌ができあがりつつある。将来的にはさらに、既存事業に付加価値を与えるために必要なサーバーサイド、WEB系等、より広範囲の技術者が活躍する場が創出されることが見込まれる。現状は事業や組織の基盤作りをしている段階だが、その真っさらな状態こそが、現在の同社に参画する最大の魅力だ。

一方で性別を問わず、長期にわたって活躍できる下地が整っているところも魅力だ。基本的に残業は少なく、年間休日数は126日が確保されている。産休・育休なども取得実績があり、職場復帰後は子供が小学6年生まで時短勤務が適用される。

またスキルアップ支援も充実している。エンジニアを採用してきた歴史が浅いため制度は確立されていないが、外部セミナーの受講やベンダーの展示会への出席は自由。本人の意識次第で、新しい知識や技術を習得できるチャンスには事欠かない。

「技術本部は業界トップレベルの物作りにこだわっています。ファブレスではありますが、設計からお客様への導入、保守まで一気通貫で携われることも魅力。ぜひ一緒に働いていただける方をお待ちしています」(藤田氏)。

「Asueはいろいろなことにチャレンジできる会社です。特に経営企画はリソース的にゼロからのスタートですので、提案したことが実現する可能性が非常に高いです。将来的には経営の知識を身につけられるようなキャリアステップのビジョンも見据えることが可能です。ぜひ一緒に頑張っていただける方をお待ちしています」(安田氏)。

同社は約120年の歴史を持つ会社からスピンアウトした企業ではあるが、新しいことに取り組む際の判断や行動のスピード感は、ベンチャー企業に引けを取らない。同時に事業部同士など、横のつながりが強く、会社全体で一丸となって会社を成長させようとする文化もある。そういった組織的な強さを背景に、スピード感を持ちながら様々なチャレンジができることは大きなやりがいにつながるだろう。

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求職者の声

企業情報

会社名

株式会社Asue

業界

商社(卸売)・流通・小売り系 > 総合商社・専門商社

IT/Web・通信・インターネット系 > ITコンサルティング

商社(卸売)・流通・小売り系 > 総合商社・専門商社

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、自社サービス製品あり、グローバルに活動、残業少なめ
資本金

3億1百万円

売上(3年分)

20237134,459,460

20227163,098,556

20217146,870,852

設立年月

2013年07月

代表者氏名

天羽 昇次

事業内容

・電子材料ビジネス
・センシングデバイスビジネス
・環境・ロボットビジネス
・ソリューションビジネス
・フード&アグリビジネス
・ベーシックマテリアルビジネス
・ライフ&ヘルスケアビジネス
・テクニカルソリューション

株式公開(証券取引所)

非上場

従業員数

100人

平均年齢

38.8歳

本社住所

大阪府大阪市中央区平野町4-2-3 オービック御堂筋ビル6F

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