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ソフトバンクロボティクス株式会社

  • IT/Web・通信・インターネット系

テクノロジーで、最大限の貢献を――ソフトバンクから生まれたロボティクスチーム!

グローバルに活動
カジュアル面談歓迎

企業について

顔や感情を認識するヒューマノイドロボット『Pepper』をはじめ、ロボットプロダクトの研究・開発を手掛けるソフトバンクロボティクス株式会社。ソフトバンクグループとして2014年に生まれた。

設立の4年前の2010年。創業30周年という節目を迎えたソフトバンクグループは、「世界の人々から最も必要とされる企業グループを目指す」と宣言。このビジョン達成のため、複数の新たな事業に参入する動きを見せていた。そのうちの一つがロボティクス部門である。2014年に発表された『Pepper』を大きなアクセルにして、事業を独立させる形で同社がスタートしたのだ。

グループの人事を担当する土屋大輔氏はこのように話す。

「ロボティクス事業を発足させた理由には、大きく2つの時代背景があります。まず一つは、“労働人口減少”という社会問題です。少子高齢化が進む中で、将来を考えても働き手が不足する事態は深刻化するだろうと、世の中で懸念されていました。当グループの手によって、この課題解決をどうにかサポートできないかと考えたのです」

そして同社が目を向けたのが、もう一つの時代背景“テクノロジーの進化”だ。「IT技術がどんどん進化し、SFの世界のものでしかなかったAIやロボットという存在が、もう現実のものになろうとしていました。この画期的な存在を社会になじませ、人間の生活に貢献させること――これは当グループにもできるのではないかと考え、ビジネスとして形にしようと踏み出したのです」(土屋氏)。

そこで、冨澤文秀氏が代表取締役に就任。冨澤氏はソフトバンクグループのメンバーの中でも、新規事業立ち上げに携わることが多かったという。そして数多くの事業で好成績を残してきた。同グループは『Pepper』はじめこのロボティクス事業に、グループの命運を懸けていたといっても過言ではないという。そこで打率の高い冨澤氏に託したというわけだ。

組織体制を強くするため、同グループはまずフランスのヒューマノイドメーカーを合併・買収した。ロボティクス分野のノウハウレベルを高い基準に置いた上でスタートした。

現在そのノウハウを着実にものにした当社は、こんなソリューションを掲げている。「ロボットは“いかに創るか”から、“その力をいかに生かすか”の時代へ」――

同社のメイン事業は、大きく分けて3つの領域に分かれる。一つ目がビルやテナントなどの清掃を手掛ける「清掃ロボット事業」。二つ目が、飲食店で食事を運ぶ「配膳・運搬ロボット事業」。そして三つ目が、物流倉庫のオートメーション化を支える「物流事業」だ。

清掃ロボットや配膳・運搬ロボットについては、ホテルやレストランで見かけたことのある人も多いだろう。しかし今回はこの中から、着実にステージを広げている物流事業をメインにふれていきたい。

ECも広く普及した今、もはや物流はライフラインに近い存在だ。しかし近年、物流業界の労働力不足が大きな話題となっている。そこで同社は、ノルウェーで誕生した『AutoStore』に着目する。

『AutoStore』は、人件費の50%削減や保管庫の省スペース化4倍を実現させている高密度自動倉庫システムだ。現在世界45か国で使われているサービスだが、同社はこのノルウェーのメーカーと業務提携を結び、日本でいち早くグローバル代理店となった。この画期的なソリューションを生かし、一つひとつのクライアントへシステムをカスタマイズしながら導入している。

しかしなぜ、他社の既存システムを採用してまでこの物流事業に乗り込んでいるのだろうか?その背景には、同グループの大きなミッションが関係している。

スマートフォンなどの通信事業として有名な同グループだが、実は組織としてはファンド事業も大きな柱としている。ベンチャーを含む世界各国のIT企業に投資し、発展させていく立ち位置にあるのだ。その投資先の一つであったメーカーの『AutoStore』を大きく成長させていくことは、同グループのミッションにかなっている。

「こうした投資先との連係プレーというのは、日本においても珍しいのではないでしょうか。近年は当社も事業をどんどん大きくさせ、プロダクトは日本社会へかなり広く浸透しています。このダイナミックさは、提携先の企業にも信頼されているポイントだと自負しています」(土屋氏)。

同社が物流部門で成し遂げようとしているのは“物流倉庫を無人化すること”。ピッキングも梱包も配送も、全てテクノロジーの力で自動化するのだ。その大きな一歩として、現在同社は、国内の物流業界や自社倉庫を持つアパレルメーカーといった大手企業を中心に、『AutoStore』の普及を進めている。

同社は2022年、千葉県市川市に「SoftBank Robotics Logistics Innovation Lab」という物流倉庫施設をオープンさせた。ここには『AutoStore』などの機能を搭載したロボットやシステムが多数導入されている。ここへ見学に来て驚くクライアントも多いという。マンパワーからのオートメーション化に不安を感じる企業も、この施設へ来れば、オートメーション化がどれだけメリットずくめかは、一目瞭然だ。

「一般的にロボティクス事業は、イニシャルコストが高く発生する分野です。しかし今では数々の事業に成功。IPOを目指す会社として、十分に体力も自信もついています」(土屋氏)。

同社の各事業には、各業界に精通したメンバーが活躍している。例えば先に挙げた物流事業では、大手運送企業やEC業界で活躍した経験、また物流関係のコンサルタントを務めた人も多いという。実際にシステムを作り上げるノウハウはもちろん、こうして業界をしっかりと把握している人材がいるからこそ、同社は結果を残しているのだ。

「ソフトバンクグループでは、“情報革命で人々を幸せに”という経営理念を掲げています。それはもちろん、ロボティクス事業を営む当社においても変わりありません。ロボットやAIを通じて、人々に広く貢献していくことが我々の目標です。各業界で経験してきたメンバーは業界の課題を痛感している分、当社でのやりがいも大きいでしょう」(土屋氏)。

実際メンバーの中には、「前職の環境では限界があってできなかったことを、同社では挑戦できると感じて入社した」と話すメンバーもいるという。

また、社会での貢献度も実感しやすい。『Pepper』や配膳ロボットをはじめ、同社が手掛けた仕事は街中で見る機会が多い。自分の関わった仕事が社会で形になっている様にも大きな介在価値を感じられるだろう。

ソフトバンクグループの中で社会に大きな影響を与える同社。そこには大手グループとしての動きのダイナミックさと、当社ならではのベンチャー気質が入り混じっている。

まず、大手には「物事の決定や進捗にスピード感がない」というイメージがあるかもしれない。しかし同グループではそんなことはない。グループとして動いている分、大きなプロジェクトが急ピッチで始まることも、方向性ががらりと変わるもよくあるという。そういった動きにうまく対応するスピード感と柔軟性が、今のメンバーには備わっているようだ。

土屋氏はこう続ける。「この風土は、ある意味大変かもしれません。変化に柔軟に対応し、かつスピード感も求められる環境では、自分が今までに経験したことのない物事にチャレンジしなければならない場面も出てくるでしょう。そのときにどんな行動に出るかは、とても大事ですね。経験がないなりに情報を集めて取り組めば、成功したとしても失敗に終わったとしても、その人の大きな糧になるでしょう」

確実なノウハウとネットワークを強みに、新たなことにも躊躇なくチャレンジする。こうして同社は、日本社会にまだないテクノロジーをたくさん産み落としてきた。同社に飛び込めば、これまでのフィールドではありえなかった景色を見られるに違いない。

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企業情報

会社名

ソフトバンクロボティクス株式会社

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > IoT・M2M・ロボット

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、グローバルに活動
資本金

100百万円

設立年月

2014年07月

代表者氏名

冨澤 文秀

事業内容

ヒューマノイドロボット・サービスロボットの開発・販売・メンテナンスサービスの提供

株式公開(証券取引所)

従業員数

120人

本社住所

東京都港区海岸一丁目7番1号 東京ポートシティ竹芝オフィスタワー

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