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株式会社ナノック

  • IT/Web・通信・インターネット系

現状維持も上昇志向も受容。ITエンジニアの持続的な働き方を支援する会社

平均年齢20代
残業少なめ
カジュアル面談歓迎

企業について

株式会社ナノックは、大阪市にオフィスを構え、SAP社製ERPパッケージシステムを中心に、業務系基幹システムのシステムエンジニアリングサービスを展開している会社だ。要件定義から開発・運用まで一気通貫で携わっている。2016年4月の設立以来、ITコンサルティング会社とアライアンスを組み、大手企業をエンドユーザーとするプロジェクトに参画。着実に実績を積み上げながら、6期連続で増収増益を果たしている。

創業者は代表取締役・後藤大介氏。37歳(2023年現在)、販売・調達・ロジスティクス系全般に広く精通した現役のエンジニアだ。後藤氏は、兵庫の県立大学大学院を卒業後、SAPのコンサルティングを行うベンチャー企業に入社。そこで身につけたSAPの技術やビジネススキルをベースにナノック社を設立している。創業時は1人からのスタートだったが、現在は後藤氏を含めた社員4名と業務委託約10名でクライアントのリクエストに応えている。

「創業以来、頑張って営業したことはありませんが、契約期間の終了が近づくと、同じお客様から次のお仕事を頂けたり、別のお客様をご紹介いただいたりして仕事が途切れたことはありません。現在は、毎週10件以上、新規案件の引き合いをいただいています」(後藤氏)。

強みはエンジニアの育成力だ。同社が軸足を置くSAP社製ERPパッケージは、ABAP(Advanced Business Application Programming)という特殊なプログラミング言語で構成されるシステムだ。導入の際のアドオン開発でもこのABAPを使った開発を行う。このABAPの知識が同社の武器だが、特殊な言語ゆえ経験者が市場に出回ることは少なく、ビジネスを拡大する上での障壁となっている。そこで同社は業界未経験者を採用。小規模である利点を生かし、後藤氏と同じプロジェクトにアサインし、ワンオンワンで指導して短期間で独り立ちさせる手法を採ってきた。同社に在籍する3名の社員は、全員、異業種からの転職組だ。

「未経験で入られた方でも続けてさえもらえれば、2年目、3年目には着実に戦力になります。当社が最も大切にしているのはコミュニケーション力です。特に最近はChatGPTを使えばボタン1つでプログラムが書ける時代となりました。お客様の話をきちんと聞いて、きめ細やかな対応ができるエンジニアにならなければ淘汰されてしまうと考えています」(後藤氏)。

ただ、これまで閉じられたシステムだったSAPも、S/4HANAという新しいバージョンからはクラウドで使えるようになり、拡張機能などをJavaなどWeb系の技術で開発できるようになっている。ABAPの知識を武器としてきた同社も、今後は優位性が保てなくなる可能性が出てきた一方で、これまでに培ったSAPの知識を生かしつつ、その周辺部分の開発に対応できる技術を獲得できれば新たな強みにもなる。そこで同社は、創業からの7年間で築いた経営基盤の下、Web系の技術を内部化して柔軟性を確保するとともに、“SAP専業のシステム開発会社”から脱却し、事業を拡張する方針だ。

ナノック社は、後藤氏自身が、ライフステージなどに応じて柔軟に働き方を変えられる環境を作るために設立した会社だ。大学院を卒業する頃は上昇志向の塊で、バリバリ働いてバリバリ稼ぎたいという野心に溢れ、大手ITコンサルティング会社出身者らが立ち上げたばかりのベンチャー企業に就職を決め上京した。だが、その野心は入社した直後に打ち砕かれた。

「1人だけいた同期は1か月で退職。やり手のITコンサルタント5、6人の中に、地方から出てきた新人が1人取り残されました。かろうじて残った私も、人格を否定されるような言葉を浴びせられて、精神的に追い詰められてしまいました」(後藤氏)。

それでも3年間は踏ん張った。小さい組織だったため、契約締結や営業など大手では経験できない経験もさせられたことで、現在の下地ができあがった。ただ退職時には3年前の上昇志向はすっかり消失。関西に戻り、とにかく自分1人が生きられるだけの仕事に就ければよいという気持ちで転職先を探した。

そこで見つけたのが大阪でSES事業を展開する会社である。営業主体で、三次請け、四次請け、幅広い案件を扱う会社だった。そこで後藤氏がアサインされたのは、得意領域のSAPシステムの運用保守を行う現場だ。直行直帰かつ定時で退社できる現場で、業務自体は楽になったものの、今度は逆に物足りなさを感じるようになった。

「SAPがバージョンアップするという話を聞けば、私自身もエンジニアとしてバージョンアップしなければいけないという思いはありました。しかし、会社に相談しても理解してもらえません。大手コンサルに転職する選択肢もありましたが、前職のトラウマから踏み出せませんでした。どうせ下請けなら、自分自身で柔軟に働き方を選べる環境を作った方が早い。そう考えて在職中に会社を設立し、数か月間の準備期間を経て会社を辞めて独立しました」(後藤氏)。

独立時は社員を雇う気持ちはなかった。そもそも自分1人が生きて行けるかどうかも自信が持てなかった。しかしスタートしてみると、思った以上に順調に推移したことから、仲間を増やすことを決断し現在に至っている。

社員を雇用するにあたって考えたことは、サラリーマン時代に味わったような想いを、社員たちにはさせたくないということだ。人それぞれ価値観は違う。「現状維持でよい」「年収はそこそこで構わないから気楽に働きたい」という価値観も、「上を目指したい」という上昇志向も否定せず一人ひとりが思い描くエンジニアライフに寄り添う。また人生の中では、集中して仕事に打ち込むべき時期と、休みたい時期、プライベートを大切にしたい時期など、波がある。そのような波も受け入れ、持続可能な働き方ができる環境作りを目指した。

「今、仕事を抑えたいなという時はそれなりに働けばよい。逆に新しいことにチャレンジしたいという想いもしっかり吸い上げたいと考えています。当社のミッションは“エンジニアパワーで世界を救う”です。そのためにはエンジニアが最良のパフォーマンスを発揮できる環境を整備しなければなりません。エンジニアがエンジニアを想う会社だからこそそれが可能です。会社が一人ひとりのエンジニアが心地よく働くための受け皿となり、一人前のITエンジニアを育成することが、お客様や社会に貢献する近道であると考えています」(後藤氏)。

従業員を採用し始めた当初から、同社はエンジニアにかかる負担を極力軽減できる環境作りを行ってきた。コンサルティング会社とアライアンスを組むのも、責任範囲を絞れるからだ。2次請け、3次請けの立場に回ることで月残業時間20時間以内、完全週休2日制(顧客都合で休日出勤が発生した際は代休が必須)、有給休暇無限、さらにリモートと客先常駐のハイブリッド型による勤務という条件を確保している。

福利厚生も充実させてきた。在宅ワーク手当を一律で支給し、スキルアップに必要な書籍の購入を支援、バースデープレゼントなどのほか、一般的な制度は一通り揃えている。社員の意見や要望も積極的に検討し取り入れている。
また、一緒に働く仲間を募集した当時の理想通り、社員一人ひとりが思い描く生き方を尊重し受け入れている。

「今年28歳になった入社4年目の男性社員は8月に子供が生まれたばかり。だから今は家庭を大事にしてくれればよいと考えています。状況が落ち着いて、仕事に集中できるようになった時は頑張って欲しいなと思いますが、今はその時ではないと考えています。常に上昇し続けるしかない人生なんて大変だなと思います」(後藤氏)。

このように基本的な価値観や、状況に合わせて柔軟に働き方を組み換えていくため、社員とのコミュニケーションは密に取る。全員で同一のプロジェクトに参画している場合でもリモートの割合が50%を占めるため、社内チャットを使っていつでも気軽に話しかけられる環境を作っている。

「各社員との間に障壁を作らないようにすることも私のミッションです。逆にこちらから求めることは特にありません。もちろん未経験者が基本を身につけて独り立ちするまでは、一定の条件をクリアする必要があります。5万円給料を上げたいと思えば本人が頑張らなければいけないことも出てきます。また、案件が立て込んでくれば、一時的に頑張ってもらうこともあります。しかし、それ以外でこちらから社員に求めることはありません」(後藤氏)。

このように、社員一人ひとりが心地よく働くための環境を維持するには、クライアントとのシビアな交渉も必要となる。その役割は後藤氏自身が引き受けている形だ。それでも会社という組織を維持し発展させようとするのは、1人よりも仲間と一緒に仕事をした方が楽しいという想いがあるからだ。また価値観やビジョンに応じた持続可能な働き方といっても、個人の力だけでそれをデザインし、実現していくことは不可能だ。後藤氏自身、1人のプログラマとしてやりたいことはたくさんある。個人の未来を一緒に思い描いて実現していくことも、会社が担うべき機能であると後藤氏は考える。

Web領域への進出は同社にとって1つのチャレンジだ。第2創業期として取り組む考えだが、基本スタイルは変わらない。マイペースに取り組みたいWebエンジニアには理想的なポジションだ。

「個人に責任を押しつけることも、1人で放っておくこともありません。緩く、弱くても、しっかり繋がっている会社ですし、きちんとシステム開発をやっていると堂々と言える会社でありたいとも思っています。皆で助け合って初めて成し得ることもあるでしょう。営業やバックオフィスなどの業務に挑戦してキャリアの幅を広げることも自由です。会社の箱を存分に利用して自己実現を果たしてください」(後藤氏)。

エンジニア不足の今日、フリーになろうと思えばいくらでもなれる時代だ。それ以上のメリットが提供できない組織は存在価値を失う。また、AIが発達した今、プログラマにはこれまで以上に人間力が求められる。同社は、エンジニアが活躍できる場所を提供し、エンジニアを磨くことで、人間味あふれるITモノづくりを目指す。

企業情報

会社名

株式会社ナノック

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

IT/Web・通信・インターネット系 > ITコンサルティング

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、平均年齢20代、残業少なめ
代表者氏名

後藤 大介

事業内容

顧客企業の経営課題を解決するためのITコンサルティング・システムインテグレーション事業

株式公開(証券取引所)

非上場

従業員数

4人

平均年齢

29.5歳

本社住所

大阪府大阪市北区西天満2丁目8-1 大江ビルヂング2F

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