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株式会社indent

  • IT/Web・通信・インターネット系
  • マスコミ・エンターテイメント・メディア系

まもなく利用者50万人!作家専用テキストエディタで、コンテンツ業界に旋風を巻き起こす

上場を目指す
自社サービス製品あり
シェアトップクラス
グローバルに活動
残業少なめ
カジュアル面談歓迎

企業について

はじまりのきっかけをつくる。株式会社indentは、作家に快適な執筆環境と創作された物語がたくさん楽しまれる仕組みをプラットフォームとして提供し、コンテンツ産業の可能性の最大化にチャレンジしているスタートアップ企業だ。

同社のストーリー、その始まりは、作家専用執筆ツール『Nola(ノラ)』の開発にある。創業者である代表取締役CEOの釜形勇気氏の「あったらいいな」から始まった。小説を書くときに、物語の設定や世界観を保存できて、それを見ながら執筆できるサービスがあったら便利かな、と感じ、仲間と一緒に『Nola』の開発をスタートさせた。

『Nola』は、たくさんの作家さんに向けた執筆に特化したテキストエディタ。テーマ・編集・プロット・登場人物・世界観とそれぞれタブが分かれており、アイデアを確認しながら執筆を進められる。プロット機能では、物語の骨子を「起承転結」で簡単にまとめることができ、組み立てた骨子からストーリーを執筆することができる。ツール内に保存した登場人物やプロットを見ながら執筆できるのが、作家にとっては非常に便利。クラウドサービスなので、PCとスマホ双方で同期して利用できる点が利用者に好評だ。

『Nola』の開発は、事業ではなく作家が執筆に集中できる環境を作りたいという想いで仲間が集まって始まった。だからこそ利用料は基本無料で、採算にこだわらず純粋に作家さんの執筆をサポートするツールとして開発された。作家の声を直接聞きながら細部にまでこだわって開発することで、多くの作家にとって痒い所に手が届くツールとして進化し続けている。

「IT企業で働きながら、平日の仕事前後や休日の時間を使って『Nola』の開発をスタートしました。会社のメンバーや大学時代の友人に声をかけ、人が人を呼ぶ形でボランティアに近い形でしたが10人ぐらいが集まって、みんなで意見を出し合って少しずつサービスを育てました。会員が3万人になったタイミングで、事業化を本気で考え、法人化に踏み切りました」(釜形氏)。

同社は執筆ツール『Nola』の成長を事業の核に据えながら、新規事業の創出にチャレンジしており、『Nola』を利用して執筆された作品がたくさんの人に楽しまれるよう、さまざまなサービスを次々と展開している。

「『Nolaノベル』は、書いて・読んで・応援できる小説投稿サイトです。『Nola』で執筆した作品を直接投稿したり、他の人の作品を読んで楽しんだりすることができます。『Nola出版』は、誰でも手軽に電子書籍の販売ができる電子出版代行サービス。個人の電子出版を身近にし、“書く”ことで収益を受け取れる仕組みを提供しています」(釜形氏)。

有志が集まって『Nola』を開発し、それをみんなで育て、事業化・法人化までの道のりを同社の“シーズン1”とするなら、『Nolaノベル』『Nola出版』というサービスで作家と読者を繋ぐ場を創出し、スタートアップ企業として事業と組織拡大を果たしたのが“シーズン2”だろう。

現在、『Nola』の利用者はもうすぐ50万人に届く勢いで増加しており、執筆作品数150万を超える巨大なサービスへと成長した。そんな同社のストーリーは“シーズン3”を迎えている。新章のテーマは「日本原作の収益化」。作家の作品を商業的に成功へ導くためのサポート事業を本格的に展開している。

「当社では、『Nola』の利用者が多角的に活躍できる仕組み作りにチャレンジしています。社内に編集部を立ち上げ、出版社やコンテンツ制作企業など面白いコンテンツを世の中に出して行きたい企業さまに『Nola』にある作品の中からマッチするものを提案し、コンテンツ制作までの伴走ができる事業を展開しています。
また、『Nola』にエージェント機能を組み込んで、執筆した作品をクリック・タップ一つで作家さんが社内編集部と共有できるようにしました。これにより、たくさんの作家さんの作品が世の中に羽ばたくきっかけを作ることができています。(CTO・下宮一真氏)。

作家向けの執筆ツールからスタートした同社の事業は、作家と企業をマッチングするプラットフォームへと進化を遂げた。特筆すべきは『Nola』で執筆された作品を「原作」と捉え、出版以外の道でも収益化を推進している点だ。

「『Nola』には、非常に多くのコンテンツの種が集まっています。それはマンガやアニメ、ゲーム、ドラマ等を制作する企業にとって、まさに宝の山です。作家さんの作品を『小説』に限定せず、コンテンツの原作と考えることで、世の中に羽ばたくきっかけが広がります。単純に原作を提案するだけでなく、当社の社内編集部で、制作を通してモノづくりのサポートもしています。最近ではショートドラマ原作のお話もいただくようになりました。」(下宮氏)。

縦読み漫画は、スマホで縦にスクロールしながら読む、新しいスタイルの漫画。韓国発のデジタル漫画で、世界的に成長が見込まれているエンタメ分野。日本の大手出版社やエンタメ企業も縦読み漫画事業に本格参入し、日本国内でも市場拡大が予想されている。

「日本原作を世界でも親しみやすい縦読み漫画で表現する。そうすることで、日本の原作作家さんがグローバルで活躍するお手伝いができます。そのほか、海外にも目を向け、世界各地のコンテンツ企業に対して原作の提供を行っており、ワールドワイドな創作プラットフォームを目指しています!」(下宮氏)。

10人の有志が集まり、採算にこだわらず開発したツールは、多くの作家から支持を集め、まもなく50万人のユーザーを要するサービスへと成長を続けている。会社設立5期目に入り、関わるメンバーも40名を超え、新たにスタートした事業も順調に伸びている。2023年10月にはシリーズAラウンドの資金調達を実施しており、累計調達額は5億円に達する。

150万を超える作品からコンテンツの原作を求めている企業にマッチングし、作家の商業デビューも後押し。コンテンツ企業と作家をマッチングするエージェント事業を本格化するに当たり、2022年7月にはメイン事業である『Nola』の利用料の大幅な値下げを実施している。

「末長く作家さんの執筆活動をサポートする会社として、可能な限り作家さんのご負担を減らしたいという思想が根本にあります。Nolaの3回目の誕生日にも年額プランについては値下げを実施していたのですが、100万を超える多くの作品が集まったことで、原作提供会社として事業を展開できる土台が完成したと判断し、翌年4回目の誕生日のタイミングで『Nola』有料プランの利用料金を、月額980円から300円へと大幅な値下げを実現しました。当社では作品に優劣はないと考え、全ての作品がキラリと輝くことができるフォーマットと出会えるように、今後も原作とコンテンツのマッチングを進める形で、事業拡大を進めていきます」(釜形氏)。

『Nola』はこれまで、広告もプロモーションも一切行わず、ユーザーの口コミだけで約50万人のユーザーを獲得してきた。その根底にあるのは「作家さんファースト」の理念。作家さんファーストを徹底するカルチャー故に、ユーザーが自然に増えて、社内のメンバーも優しい人が集まり、助け合いの文化が根付いているという。

「当社で働くメンバーは、みんな自分の限界を知っていて、大きいこと・新しいことへチャレンジするには、他のメンバーの協力が不可欠なのを知っています。だから自然とコミュニケーションは丁寧になりますし、困っている人がいれば助けようという気持ちが起こります。とはいえ、ビジネスでは喧々諤々の議論を厭いません。作家さんファーストを信念にしているため、自分の意見をぶつけ合える関係があります」(下宮氏)。

“シーズン3”を進めるために、同社では社内編集部の編集者やショートドラマの制作者等、多くのポジションで人材を広く募っている。フルフレックスでリモートも活用した自由な働き方、新しい仕事にチャレンジできる環境も整っている。

「当社では常に新しい試みが進行しており、経験がない仕事でも積極的にチャレンジできるフィールドがあります。そして組織はまだ新しく少数精鋭なので、今のタイミングで入社すれば、将来のコアメンバーとして活躍できます。事業・組織の拡大に合わせてポジションも新設されることが予想され、これから入社するメンバーにもどんどん責任あるポジションを任せていきたいと考えています」(釜形氏)。

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インタビュー

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代表取締役 釜形 勇気氏 IT企業でマーケティングや事業企画を担当する傍ら、モノづくりとコンテンツが好きなメンバーで、休日に創作プラットフォーム『Nola』を開発。1年後の2019年、株式会社indentを創業。作家さんの活動をサポートするプラットフォームの開発・運営と、そこから商業出版に繋がる取り組みの拡大や、自社編集部での制作・出版に取り組んでいる。

── 創作プラットフォーム『Nola』開発のきっかけは?

小説を読むのが好きで、自ら作品を書いてみようと筆を執りました。ところが、テーマやアイデアは思い付くのですが、それをストーリーとして上手く表現できない。小説を書くのは難しいと感じていたところ、作家さんが集まるオフ会に参加することになりました。その時、ある作家の方から「最初にプロットで骨組みを作ってから物語を書くといいよ」とアドバイスをもらいました。プロットを立て、登場人物を作り、執筆に必要な資料を集めて、それを参照しながら小説を書き進める。小説家が当たり前のようにしている執筆行動を、その時初めて知りました。

小説の書き方を教えてもらい、「さあ、長編小... 続きを読む

求職者の声

企業情報

会社名

株式会社indent

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

マスコミ・エンターテイメント・メディア系 > 出版・新聞・雑誌

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、上場を目指す、自社サービス製品あり、シェアトップクラス、グローバルに活動、残業少なめ
設立年月

2019年10月

代表者氏名

釜形 勇気

事業内容

インターネットサービスの企画・開発・運営

株式公開(証券取引所)

従業員数

40人

平均年齢

33.1歳

本社住所

東京都千代田区神田三崎町3‐6‐12 神田三崎町ビル4階

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