株式会社マネーパートナーズ

外国為替（FX）を軸とした総合的金融サービスを提供している株式会社マネーパートナーズ。東証スタンダード市場上場企業である株式会社マネーパートナーズグループの100％出資企業だ。
「FXの専業会社ではあるが、FXに限らないいろいろな周辺サービスも手掛けている同社」

真っ先に上げられるのが、業界初の手数料無料化の導入だ。今では業界の常識になりつつあるが、当時はありえないことだった。また、従来の100分の1単位で取引ができる、元祖小額取引ともいえる「nanoサービス」。さらに、「ASストリーミング」「連続予約」「自動売買」様々な注文形式を実現させたほか、株券のみでFX取り引きができる「代用有価証券サービス」といった、革新的とも言える取り組みを、どこよりもいち早く取り組んできた。

FXに限らないところでいえば、たとえばビットコインの取り扱い。今後は暗号資産CFDでも業界のリーディングカンパニーを目指します。

こうした業界に先駆けたあらゆる取り組みを行う背景にあるのは。「First Stepを踏み出すこと」を重視する社風だ。踏み出すことで生まれる新しい価値提供が同社への評価、そして信頼に繋がっているのは言うまでもない。

事実、2007年にはFX専業会社として初めての上場を果たし、さらに2013年5月にはこれまた専業初となる東証一部上場を果たしている。

「我々が重視するのが、透明性と信頼性です。信頼を得るためにどうしたらいいのか、そのために行動が基本です。その前提として資本がしっかりしていて、中長期的に安定した経営が行えるからこそ、多くの方々に信頼していただけているように感じています」

大塚氏のその言葉の通り、2017年時点での口座数は30万口座に達する勢いで、さらに伸び続けている。また、矢野経済研究所による「FXサービスパフォーマンステスト」で8年連続約定率1位を獲得やオリコン日本顧客満足度ランキングで、「FX取引」において第1位を獲得、「提供情報」「取引のしやすさ」の項目でも顧客満足度第1位を獲得するなど、業界内でもその地位が認められているリーディングカンパニーなのだ。

「ただ、社長は昔から『うちはベンチャー企業で、IT企業だ』と常に言っています。上場したからといって安定を目指すのではなく、どんどんチャレンジしていこうという社風が根付いており、それが事業の多様性、独自性にも表れているように思いますね」

同社が今回採用を行う背景が、暗号資産CFD、FXで業界シェアをさらに伸ばしていくためだ。

「人的に提示される事の多い外国為替の価格について、機械的な運用を行う事で「安易、冗長・極端なスプレッド拡大」を排除し、顧客にとって取引しやすい環境を安定的に提供する事が可能になる。更なる透明性を意識し、機械化を推し進めていこうと取り組んでいます。ディーラーはアルゴリズム化に繋がるロジックを考え、バックでエンジニアがチューニングやディーラーのアイデアを形にしていくような、そういう体制を整えていければと考えています」

実際に、業界内でもその流れは進んでいる。ディーラー、トレーダーの役割が変化しており、エンジニアの多様性が拡大している。同社においても3交代制による24時間体制で注文取次業務・価格配信業務を行っているが、人がやる以上、限界があり、ブレが生じる。だからこそ「機械による安定的な環境を整備し、余剰な人的リソースを再分配して売上最大化に繋がる革新的な取り組みを行っていきたい」と。

求める人物像については、非常に明確だ。
「思考がクリエイティブで、いろいろとアイデアが出せる人。2、3年のプログラミング経験があれば、それだけで大丈夫です。金融業界やFX、投資などの知識も不要。」

3カ月から半年のOJTによって、マンツーマンでしっかり教育する体制が整っているので安心だ。金融や為替については社内に詳しい人がいくらでもいるので、教わりながら後からいくらでも知識を身につければいいという考えだ。

「かなりの量のデータを扱う仕事ですから、将来的にデータマイニングやデータサイエンティストといったポジションを目指したい人や、統計の知識を身に付けたい人にとっては、分析や検証といった力が身に付くと思いますね」

データを扱う領域は、分野的にもこれから間違いなく伸びていくところだ。その最前線で学べるうえ、自分が作ったものがすぐ隣の席で採用され、効果もすぐにわかるとあれば、やりがいもあるだろう。

「プロジェクトも1週間から2週間といった短い単位で区切ってやっていますので、ダメなら諦めて次のチャレンジ、という進め方ですね。Try & Error ができる環境ですし、だからこそいろんなものづくりをたくさんやりたいという人には合うかもしれません。しかもアイデア出しからある程度任せるので、役割分担で働くというよりは、全部を一貫して担当してもらうイメージ。挑戦したい人には楽しいと思いますよ」

部内には、ディーリング歴40年といった大ベテランがいる一方で、24歳くらいの若い社員も多く、幅広い年齢、経験のメンバーがそろっているという。

グループ全体で社員旅行やお花見が実施されており、かつては夏に屋形船で花火大会を見に行くなど、イベントも多い。参加したい人が集まって楽しむという自由な雰囲気だ。

社内はワンフロアで部署間の区切りもないため、フランクな雰囲気で交流も盛ん。部署を問わず、フレックス的な働き方が導入されており、各自のペースで自由に調整しながらマイペースで仕事に取り組めるような柔軟さもある。

「評価の点では、どの職種においても年功序列などなく、『やったらやっただけ評価が上がる』というような実力主義に近いところがあります。だから挑戦できる環境であることは間違いありません」

ディーリング部においては、収益部門である以上、収益を上げるためにいかに貢献できたかは重要な指標となる。言い換えれば、自分の頑張りが業績に繋がるわけだ。結果を出せば評価される、当たり前の制度がきちんとあるからこそ、モチベーションは持ちやすいという。

「実は私も未経験で入社しましたが、自分の努力が数字となり評価に繋がる環境で勝負したくて転職したのです。結果を出せば見合った評価をしてくれるということを、僕自身が体現しているわけです。ですから、自分に自信のある人はぜひチャレンジしてください！」

全社的に未経験採用に力を入れる同社。入社後は本人次第。仕事の影響力や業務内容はもちろん、働く環境としても刺激に満ちあふれた場所がここにある。