wolfSSL Japan 合同会社

wolfSSL（ウルフエスエスエル）は、セキュリティや暗号技術に関する強い専門性を基盤とした、ネットワークセキュリティの専門ベンダーです。本社は米ワシントン州シアトル郊外にあり、組み込みシステム向けを中心としたソフトウェアライブラリ製品の開発、販売およびサポートを行っています。

製品の開発にはスピード、サイズ、移植性、機能および標準への準拠にこだわっており、IoTデバイス、組み込みシステム環境での使用に合わせた高い機能性を実現しています。また、サイバーセキュリティ環境の厳しい要求を満たす最先端の暗号技術の提供に取り組み、2024年7月wolfCrypt暗号ライブラリが世界で初めてのSP800-140Br1準拠のFIPS 140-3認証（米国政府機関のNISTが制定した標準規格）を取得しました。

ほとんどの製品でオープンソースと商用版を提供していることも特徴の一つです。利用者はオープンソース版で社内評価や検討を十分行った上で商用版契約へ切り替えることができます。さらに、長期間安定した商用サポートおよびコンサルティングサービスを提供し、カスタム統合やアプリケーションのセキュリティ設計、パフォーマンスチューニングなどのカスタマーニーズにお応えしています。

このような製品とサービスにより、セキュアな通信やデータ保護を必要とするさまざまな領域で利用され、現在の取引実績は世界で2,000社以上に上ります。日本国内でも業界を代表する多くの企業に採用され、成長を続けています。

今回の採用では、事業の拡大に伴い、グローバルチームのC言語ソフトウェアエンジニアを募集しています。wolfSSLのグローバルチームでは場所を問わず実力のあるメンバーが活躍できるよう、米国の他、欧州、オーストラリア、そして日本と世界各地からフルリモートで勤務しています。リモートで協力して開発を行う勤務形態は、設立時からの基本スタイルです。

在宅勤務のため、出社する必要がなく（ごく稀に出張はあります）首都圏に居住している必要はありません。時間の融通もきき、ご家族の予定などをこなしながら、仕事に打ち込んでいただくことが可能です。状況によりパートタイム勤務についてもご相談に応じます。

wolfSSLの主要な製品は、wolfSSL（SSL/TLSライブラリ）、wolfCrypt（暗号エンジン）などが挙げられます。wolfCryptは、暗号化モジュールの安全性と機密性に関する要件を定めた米国連邦政府のFIPS140-3認証を取得しています。また、お客様へのFIPS認証取得代行サービスも提供しています。製品についての詳細は wolfssl.jp ウェブサイトの製品ページをご覧ください。

社名と同じ名前の製品であるwolfSSLは、C言語ベースの軽量SSL/TLSライブラリで、主に組み込みやRTOS環境をターゲットにしています。既存のネットワーク・スタックにも容易にSSL/TLSを追加することが可能で、最新TLS1.3のサポートが含まれています。このTLS1.3の商用版ライセンスは、wolfSSLが世界で初めて提供を開始しました。

wolfSSLの主な適用領域は自動車、医療機器、航空宇宙、産業機械、複合機、家電製品などで、近年ではIoTへの適用も増えてきています。

wolfSSL Inc.の組織面の特徴は、ネットワークセキュリティに特化した専門エンジニアで構成されたチームであるという点です。組織はフラットで、ポジションに関係なく誰でも自由に提案することが奨励されています。メンバーはそれぞれリモートで働いていますが、密にコミュニケーションを取ることで自然と協力体制ができています。また、毎年世界中から米国本社に集まって顔を合わせる機会があり、全社員で目標やビジョンを共有しています。

今回の採用では、5年以上の開発経験を持つ、シニアレベルのC/C++のソフトウェアエンジニアを募集しています。組み込み開発、ネットワークセキュリティ、暗号化、ハードウェア最適化などの経験を大いに活かすことができます。また、必須ではありませんが、組み込みLinux、各種RTOSなどの経験があれば歓迎いたします。開発環境はGit/GitHubによる分散開発で、OSはLinux、Windowsを使用します。

営業スタイルは顧客からの問い合わせ対応、展示会、セミナーの実施が中心で、コールドコールや飛び込み営業などは行っていません。

セキュリティや暗号化の専門エンジニアをコアにしたグローバルな企業で、国境を超えた活躍をしてみませんか。また、チームのマネージメント経験よりも、個人のエンジニアとしてのスキルを求めています。プログラミングが大好きで生涯エンジニアでいたい方に最適な環境です。