株式会社六次元

株式会社六次元は、2014年創業（設立は2005年）『Eコマース』の支援に特化したデジタルマーケティングカンパニーだ。

ECコンサルティング、デジタルマーケティング、WEB制作、大きく3つのサービスを提供しており、顧客のニーズに合わせた支援を行っている。

「マーケティングとは市場を創ることだと思っています。EC支援やマーケティング支援を推し進めるうえで、管理・倫理・設計・技術という4つの要素に経験によって磨かれる「感覚」そこから得られる「直感（第六感ともいわれます）」を大事にしたいという想いを込め、『六次元』という社名を付けました。データ一辺倒では発見できないインサイトを見つけ出すことを当社の付加価値としております」
（代表取締役社長・泉辰徳）

同社では、短期的な視点だけではなく、中長期的な視点に立つことに重きを置き、クライアントのビジネスをグロースさせるために何をすべきか考え、マーケティングの施策を設計しているという。

「ステークホルダーと対話しながら新しい価値を生み出していく考え方『コ・クリエーション（Co-Creation）』の発想でクライアントとフラットな立場でビジネスを成長させます。『共創マーケティング』とも呼ばれている手法ですが、発注者と受注者の関係ではなく、パートナーという立ち位置でマーケティング活動を進めていきます」（泉氏）

デジタルマーケティングの世界は、1年前の物が古いといわれる業界。
鮮度のいいツールを効率も考慮しながら上手に活用するには、お互いが相手を深く理解して情報をシェアする必要がある。
クライアントに寄り添ったデジタルマーケティングで、リスクを抑えながら新たなチャレンジができるように導くのが、同社の仕事なのだ。

「短期で成果を出そうとするとどうしてもマーケティング手法にバイアスがかかり、（成果は）長く続かない。当社では中長期の視点で勝ち続ける強いマーケティング支援を心がけており、『設計（いつどのタイミングで何を目的として具体的に何をやっていくか）』という本質にコミットします。評論家ではなく具現化することに我々の価値があると思っています」（泉氏）

同社がクライアントと共創関係を作り、パートナーとして選ばれるのには理由がある。「利益率を上げながら売上を作る」という企業の課題の本質に向き合い成果を出してきたからだ。
クライアントのことを想い、責任から逃げずに長期的な関係を築く。これが六次元のやり方なのだ。

「これまで10,000社以上はみてきました。過去のサイエンスに依存した根拠よりも、リアリティあるプランと具現化すべく道標を描く重要性を私たちは理解しています。デジタルマーケティングは華やかではなく泥臭く成果が出るまで根気と熱量が大事です。広告の話だけでは何も解決しない。出し惜しみなく知識を提供し、成果が出るまで責任を背負って向き合うことを全スタッフが共通認識としてやっています」（泉氏）

表面上のコンサルティングでは何も解決できない。お客様が望んでいるのは、同じ熱量で伴走してくれるパートナーだ。そこに逃げずに向き合うからこそ、当然、同社のメンバーも成長とやりがいを感じることができ、働き心地の良い会社になるという効果も。

「クライアントのプロダクトやサービス、事業部にまで入り込んで、アドバイスすることは多々あります。マーケティングの観点からサービスの改良や新製品の開発を提案すると、クライアントは喜んでくれますね。最近では事業部長や責任者から、事業計画あるいは会社の目標を一緒に作ってほしい、といったリクエストもよくいただきます。こうして頼っていただいたことに喜んで向き合い提供することでクライアントから信頼を勝ち得ることができます」（泉氏）

日本のビジネス業界は、全体的に低価格競争に疲れ、高付加価値戦略にシフトしている。クライアントの成長を第一に考えた同社のマーケティングは、まさに高付加価値戦略に最適。それも、同社にクライアントが集まる理由の1つだろう。

「マーケティングの世界で、目先の利益にとらわれず、クライアントと本気で向き合うこと、GIVEすることに注力した時ビジネスとして成立するのかチャレンジし続けたいという思いが私の中に常にあります。AIや機械学習が進化し浸透する世の中がいよいよやってきました。厳しい言い方をすると、理論やテクニックでサポートをした気分になったコンサルティングは間違いなく淘汰されます。現場で責任感を持ってシンプルに「熱量」「一生懸命やる」というスタンスをもった人材が生き残れると信じていますしこれからもそのスタンスは変わりません。」（泉氏）

同社はコンサルタントやマーケターといった人たちが、存分に力を発揮するためにある会社だ。クライアントの成長を自分事として楽しめるメンバーが集まっている。

「会社のスローガンに『チーム力を重視し、チームで支え合い、チームで達成する』を掲げています。
個のスキルよりも、チームのために何ができるか能動的に動き、感謝しあう、
チームを大事にする環境、これこそ当社の最大の魅力だと考えています。」（泉氏）

チームワークを重視しているため、定性評価も採用。GIVEの精神をクライアントだけでなくチーム相手にも発揮し、それが収入に好影響を与えられるように工夫している。

「人柄を重要視しています！どれだけスキルが高く、経験が豊富でも、他責や利己的、愚痴っぽい人などネガティブは感染しますし、当社では悪口や悪態など空気を悪くする言動は禁止しています。
できないことを咎めるより、できることや、個性を伸ばしてあげたい。そのために心地いい人たちと心地いい空間で
働くということが大事だと思っているからです。
私たちと同じマインドを持って、クライアントのために全速力で走る人と駆け抜けたいです。
素直さと、根気強さがスキルを凌駕するということを肌で感じてほしいですね。」（泉氏）

そしてもう一つ、自分のビジネスにプライドを持てることを常に意識しているという泉氏は続ける。

「経営者の発言としては適切ではないかもしれませんが、お金を稼ぐために会社を経営しているわけではありません。
お客様に喜んでもらいたいというメンバーが持っている思いを、存分に発揮できる場所を作りたいという気持ちが根幹にあります。
だから、収益の上げ方には気を配っています。人様に胸を張れるビジネス、子どもや家族に自分の仕事を自慢できるようなビジネスであり続けたいです」（泉氏）

世知辛い世の中だが、同社が掲げる「チーム力」は、どこの会社もわかっていることだろう。
なかなか理想だけでは上手くはいかないが、同社はそこに振り切っている。
会社の規模ではなく、困難をチームで乗り切れる強い組織に加わりたい方、一緒にチャレンジするメンバー求む！