株式会社テイク-ワン

IT/Web・通信・インターネット系

システム開発とインフラ構築に独自の強み。顧客との信頼関係を重視し30年以上の安定成長中

残業少なめ

企業について

PythonやNode.js等の新しい技術を使い、検索等のビッグデータを解析してエンドユーザーの情報を分析・抽出するWebアプリの開発も。

メインフレームによるクレジットカードシステムも手掛けており、同社の主力分野のひとつになっている。

インフラ構築は、超上流のシステム企画、PCIDSSの基準審査やコンサルティング、脆弱性診断等のセキュリティ領域を手掛ける。

フランクさや自由さ、社員のやりたいことを全力で支援するといったカルチャーも特長的。

Web系／メインフレーム系開発、インフラ仮想化／セキュリティ診断や基準、SOREなど、独自の強み

システム開発やインフラ構築等のサービスを手掛けており、設立以来35年連続の黒字経営という安定基盤を誇る、株式会社テイク－ワン。大阪本社と東京支店の2拠点が緊密に連携してサービスを展開している。

システム開発においては、 PythonやNode.js、TypeScript等の新しい技術を使い、インターネット検索データ等のビッグデータを解析してエンドユーザーの情報を分析・抽出するといった大手情報・通信業向け Webアプリケーションの開発や、金融クレジット、流通業、病院、大学、自治体向けシステムなど上流工程から設計・運用までを客先常駐の形で長期間にわたり一貫して任されている。

「お客様と共に成長しつつ、信頼関係を構築してきました」

インフラ構築は、SIとセキュリティの2領域を手掛けている。

SIにおいては、金融業や流通業、エネルギー産業、官公庁等のプライベートLTEやシンクライアントシステム、仮想基盤、プライベートクラウド、ストレージ基盤、ネットワーク、インフラ自動化ツール等の設計・構築などなど。

「インフラ基盤においてはどの業界でもパフォーマンスを出すことができます。金融系のような品質が高いプロジェクトの経験は豊富です」

「お客様の今後の事業戦略に基づき、どういったシステムを構築すべきかという“超上流”のシステム企画段階から関わるケースもあります」

近年は、AWSやAzure等のクラウドにも力を入れている。

セキュリティにおいては、世界のカード大手5社によるグローバルセキュリティ基準のPCIDSSの基準審査やコンサルティング、脆弱性診断（ペネトレーションテスト）、ファイアーウォール等セキュリティ製品のテクニカルサポートや技術検証といったサービスを展開。PCIDSSでは、社会インフラとして厳密な基準が求められる大手通信キャリアの決済サービスを手掛ける等の実績を誇る。

また、新たなサービス展開として、長年の取引関係があるSIerが製造業向け生産管理システムを開発・リリースしたことを機に、エンドユーザーへの導入支援業務（カスタマイズ／インストラクション／サポート）を担う。この製品は、他の大手SIerが代理店となって販売するという座組。

「これから売れ始めると、大きなビジネスになると期待しています」

さらに、若手エンジニア等から自社プロダクト／パッケージ開発の要望も上がっているという。

「具体的なアイデアはこれからですが、そういった声を積極的に拾い上げて実現に繋げる機会をつくっていきたいと思っています」

「自らの努力で培った、優れた技術を持ってお客様に奉仕する」

同社の設立は、1988（昭和63）年7月。そのベースには、創業者である竹井三千彦氏が掲げている「自らの努力で培った、優れた技術をもってお客様に奉仕する」との経営理念がある。

「現在、世代交代を進めている最中であり、この経営理念やミッション、ビジョンをつくり直しているところです。しかし、コツコツと努力していい仕事をし、お客様から喜ばれ信頼を得るといったことは、世代を超えて大切にしたい精神だと考えています」

社員のやりたいことを全力で支援するカルチャー

カルチャーの特徴としては、フランクさや自由さ、社員のやりたいことを全力で支援するといったことが挙げられる。

「社員の人柄が良く、まずお互いの話を聞こうとする姿勢の人が多いですね。ですので、部や課が違っても、社員同士で「カベ」は感じないんじゃないでしょうか。」

新型コロナウイルス感染拡大でリモート体制にシフトした際は、毎月設けていた帰社日が難しくなったこともあり、社長自ら社員の様子を知るのにリモート面談を行っていた。

今では、春のBBQ、季節ごとの食事会や忘年会等を再開し、社員同士の交流を図っている。

社員のやりたいことの支援としては、リモート勤務へのシフトを機に、クラウドサービスを導入したことが挙げられる。

また、メンバーからの要望を受け、4,000以上の学習コンテンツが見放題のビデオオンデマンド学習プラットフォームを導入している。

「新事業の立ち上げというより大きなジャッジにおいても、現在のセキュリティ領域のサービスを手掛けたいとの社員の提言に即座に応えてくれました」

経営理念にある“自らの努力で培う優れた技術”、つまり人材育成としては、ビデオオンデマンドだけでなく社内にAWSに触れる環境も用意。「エンジニアが好きなように遊んで、AWSを色々知ってもらうことができる」。この環境を通じて、エンジニアのAWS認定資格の取得を促進していく。そのほか、資格取得一時金や書籍教材購入補助金で支援している。そんな同社が求める人材像について、代表取締役の荒屋氏は次のように話す。

社内等級制度など、社員一人ひとりがどのように成長すれば評価されるのか、どんなキャリアプランを描けるのか、社員の働きやすさにも重要視していて、日々新たな仕組みづくりに挑戦している。
エンゲージメントなどの仕組みづくりもその一つ。

「積極性やチャレンジ精神を求めたいですが、コミュニケーション力に関しては苦手なエンジニアも少なくないでしょう。そんな人でも活躍できますから、安心してアクセスしてください」

クライアントとの信頼関係を大切にして、３５年以上も事業を継続してきた同社。やりたい仕事がじっくり行える環境があるといえるだろう。