株式会社Glats

株式会社Glatsは、様々な教育サービスを提供する東証一部上場企業「学研」グループの一員として、"最高のテクノロジーで本物の学びを" をコンセプトに、独自開発の学習システムとインプット・アウトプットのサイクル学習によって効率化するオンライン英会話スクール『Kiminiオンライン英会話』を展開するテクノロジーカンパニー。Glatsの社名は"Great Learnings And TechnologieS" から取った造語で、「最高のテクノロジーで最高の学びを」という思いを、社名に込めている。

外国人講師約1,800名と会員をオンラインで結び、マンツーマンレッスンを提供する。学習の進捗状況はシステムが管理し、習熟テストを盛り込み、一定レベルに達すると次のステップに進めるのが特徴。英会話サービスにありがちな、「効果や成長が明確には実感できない」というネックを解消している。

同社のアドバンテージは、教育をサービスとして提供する「学研」グループならではの教材開発力と、それに裏付けられたブランド力にある。そのため、2016年スタートのスタートアップでありながら、すぐに業界内で存在感を発揮するまで急成長。2024年現在、登録会員数は29万人の大台に乗った。さらに、コンシューマの利用はもちろんのこと、全国の学校で英語の授業として利用する導入事例が多いことも特徴。取締役COO永田健二氏は「オンライン英会話業界の中でも、当社のように学校に深く入り込んでいる企業は少ない」と語る。長年の「学研」ブランドの信頼とネットワークをうかがい知れる。

フィリピンの講師を採用しているのは、国際的にも高い英語力と、ホスピタリティの高い国民性が日本人の英語学習者と親和性が高いため。しかし、今後は講師の多国籍化も検討している。目的の一つは、スケールの拡大。2024年現在1,800名の講師を、2025年以降は2,000～4,000名規模まで拡大し、さらなる会員獲得に繋げたい考えだ。もう一つは、英語を第二言語として使う国への海外展開を検討していること。例えば、アジア圏内だと韓国、タイ、ベトナム、世界的にはブラジル、メキシコ、スペイン、フランス等が想定される。「今後、日本人のみならず世界的に英語を利用するシーンがますます増えていくと考えられる。コミュニケーションとしての英語が学べるレッスンを、各国の講師から提供したい」と永田氏は語る。

システムとしても進化させていく。現在はオンラインレッスン（アウトプット学習）とスキル別トレーニング（インプット学習）に加えて、AIが学習者一人一人の解答の正誤情報を分析し、個別最適化するプログラム「Kimini Plus」の提供を開始し、英語学習のプラットフォーム化を目指す。「“英語を学ぶ”から、“英語で学ぶ”ところまで持っていく。「学研」グループとして、英語による様々な学習体験を提供できるようにしたい」と永田氏。そのため、社内のエンジニア体制を強化していく考えだ。

社内のメンバーは少数精鋭。教務、デザイン、マーケティング等、各分野のプロフェッショナルが、それぞれ大きな裁量を持って取り組んでいる。そのため、自分がオーナーという感覚で、会社のサービスを大きくしていく気持ちがメンバーにはあるという。

会社としては、個人の主体的なアクションをストップすることはなく、むしろ後押しする。そのような環境の中、ゼロから創り上げたサービスは、細かなアップデートをスピーディに積み重ね、急速に成長。創業以来、増収増益が続いている。

メンバーとしても、手塩にかけたサービスが育つ姿をダイレクトに感じており、その喜びがモチベーションとなっている。「創業当初は、講師の数がわずか10名というスモールスタート。それが、気付けば1900名。小さな課題でも、短いスパンで高速にPDCAサイクルを回し続けてここまで来た」と永田氏。これからの成長にも大いに期待が寄せられる。

新しく入社する仲間にも、思いを一つに業務に臨んでほしいとのこと。「まずは、メンバーをアシストするところから、経験を積んでほしい」と永田氏。特にエンジニアに関しては、CTOとシニアエンジニアの直下で、サービスの開発・運用にあたる。新しいこと、前例のないことを、短期間で集中的に経験でき、刺激も多い。「これこそスタートアップならではの魅力。入社後のスキルアップの幅が大きいと思う」と永田氏は語る。

それでいて、同社は「学研」グループという後ろ盾もある。そのため、チャレンジングでありながら、安定したキャリアを目指せる点も注目と言える。「教育」がメインの会社のため、社内の雰囲気もマイルドかつアットホーム。社員食堂等の設備も充実しており、残業も多くない。働きやすさは折り紙付きだ。刺激の多いプロジェクトで着々と知識や技術を吸収し、長期的で確実なキャリアアップを望む人にとって、ベストな環境と言えるだろう。

2020年4月から、株式会社Glatsは、株式会社学研ホールディングスの連結子会社となった。これにより、「学研」グループでの存在感も増している。元々、グループ内のコンシューマ向けのITサービスとしては唯一の事業で、新規事業としての成長を期待されていた。この度、システム開発に関しても、中期目標で拡大していくことが決まり、まさに「学研」として力を入れていくフェーズに入ったという。教室事業等を手掛ける株式会社学研エデュケーショナルをはじめ、グループ会社との連携も進められており、今後の動向から目が離せない。

「語学ビジネスの市場は8,000億円と言われている。しかし、英会話・語学スクールのセクター3,000億のうちオンライン英会話は数100億程度。まさに黎明期で、まだまだ伸びしろがある」と永田氏は意気込む。さらに、現在は日本人向けのサービスだが、今後ニーズがあれば将来的には海外展開も考えられるとのこと。これから入社する方は、ますます飛躍していくエモーショナルな変化を、自身の成長と共に感じられるはずだ。

何より、教育サービスは、未来に繋がる事業である。「英語を学ぶことが、人生のターニングポイントになることが十分にあり得る」と永田氏。特に同社の場合、学校へのサービス提供にも力を入れているため、子供達の将来にも大きく貢献できる。英語のスキルを身に付けることは、世界70億人のうち英語を話す18億人と、繋がるきっかけになるのは間違いない。2024年現在、日本全国数万人の子供達がKiminiのレッスンを受けているが、学校への導入拡大によって、地元の学校で自分達のサービスが使われる機会も増えていくことだろう。

「経験を積みたい、安定して長く働きたい、そして日本の英語教育に貢献したいという人には、とても魅力ある職場だと思う」と永田氏。意義のある仕事に取り組みたい人に、是非おすすめしたい。