フロッグウェル株式会社

医薬・医療機器メーカーを中心としたシステム構築やデータコンサルティングで事業が始まったフロッグウェル株式会社。Salesforceの導入支援を事業の柱としており、Salesforceのコンサルティングパートナーとして高い専門性を武器としている。2019年5月には、SalesforceのパートナーアワードでNon-profit部門を受賞するなど、市場からの信頼も厚い。

フロッグウェルが得意とする業界は、ヘルスケア業界（医療機器、医薬品、化粧品、健康食品等）や、社会福祉関連（介護・障がい者施設、老人ホーム等）だ。

「業界に特化することで、一人一人が業界特有のプロセスや体系を理解し、その上で個々のお客様の状況や目指しておられる方向を把握し、ベストなサービスを提供させていただきます」（代表取締役社長・大田宏之氏）

代表の大田氏は、ソフトウェア会社やインフラ系コンサルティング会社、医療機器メーカーで、責任者や取締役を歴任。2010年5月にフロッグウェルを立ち上げた後も、経営の傍ら「医薬品等研究会」幹事や、同研究会の事務局も務めていた経歴を持つ。企業コンサルティングの経験とヘルスケア業界の知見を併せ持ったスペシャリストだ。

世の中にSaaSが増えてきたことによりSalesforceの需要も伸びており、今後もSalesforceなどの業務システムのニーズは拡大することが予想される。そんな中フロッグウェルは、データとプロセス（システム）の知見を活かし、他の業界へのサービス展開も進めている。現在では士業、業界を問わず、スタートアップ企業や中小企業などにも幅を広げ、多くの企業の支援を行っている。

「企業のビジネスを強くし、日本を強くするために存在する」をミッションに掲げ、会社全体、社員一人ひとりがベストパートナーとして顧客の効率化を支援することを通じて、日本社会全体の成長に貢献することを目指す。

2021年3月時点の従業員数は26名で、平均年齢は31歳。ほとんどが中途入社で、Salesforceベンダー、企業内SE、医療機器メーカー、法律事務所など、多種多様なバックグラウンドを持つメンバーが活躍している。

組織としては「代表直下の2階層のみ」というフラットさが特徴。上下関係はなく、オープンで風通しの良い雰囲気だ。成長意欲の高い社員が多く、新しく得た知識の共有や仲間へのアドバイス・情報提供を熱心に行うなど、積極的に自他の成長に向けて行動する風土が自然と成り立っている。

また、キャリアアップのための環境がしっかりと用意されているのも同社の魅力の1つ。「メンター制度」「リーダーとの1on1」「週に1回の勉強会」などを通して新たな気付きを得る機会を作り、「資格手当」「書籍購入費補助」「セミナー参加支援」などで学習面もサポート。自己成長しやすい環境が整っている。

さらに同社が面白いのは、一人ひとりのキャリアアップに注力していながら、会社としての一体感も大事にしている点だ。社員の日頃の行動や採用など、あらゆることにおいて4つのコアバリューを強く意識しており、週に1回コアバリューに関するミニテストを行い、その結果を人事評価に含めるという徹底ぶりだ。

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【4つのコアバリュー】
①自走力：自分をMotivateし、受け身ではなく自分からアクションが取れているか
②チームコラボ：メンバーとのコラボレーションの中で、Trusted Colleagueとしてふるまえているか
③プロの仕事の仕方：プロとして、スピードと高い成果が出せる仕事の仕方を意識し、実践しようとしているか
④スキルアップ：日頃から良い仕事をするため、自分のValueを高めるため、努力しているか
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これらのコアバリューに共感し、自分自身のレベルアップを目指す人にとっては理想的な環境となるだろう。

業界特化による高い専門性を武器に成長を続けるフロッグウェルだが、業績拡大に伴い新たな仲間を探している。

採用の際に重要視しているのは「スキルセット」よりも「マインドセット」。特に前述のコアバリューへの共感に関しては特に大事にしているという。

「今までの経験や知識にはあまりこだわっていません。それ以上に『自分自身を伸ばす意欲が高く、またその努力をできること』を大切にしています。経験がなければ、入社後に経験を積めばいいのです。そのために、弊社では社員のスキルアップに力を入れています。仕事を任せる際も、その経験がスキルアップにつながるよう工夫しています。個々が力をつけ、お客様から信頼されることで、会社も信頼されると考えているからです」（大田氏）

フロッグウェルでは会社の方向性とやりたいことが一致すれば、未経験でも挑戦をできる様になっている。目指したいキャリアに向けて学習し、実際の案件をしながら成長していけるというわけだ。

実際に、SEOに興味があったため自分で勉強した後に広報業務にアサインされたケースや、代表が「興味ある方は声を掛けてください」と周知し、興味を持ったメンバーが手を挙げてSalesforce導入プロジェクトの新案件にアサインされたこともあるという。

「以前は医薬・医療機器メーカーのお客様が中心でしたが、現在他の業界にも幅を広げています。これから入社する方には当社で色々なチャレンジをしていただくので、きっと価値ある経験ができるのではと考えています。一緒に面白い会社、自分を伸ばすことができる会社を創りましょう」（大田氏）

今後はヘルスケア・社会福祉業界だけでなく、全く別の業界にもソリューションを広げており、これまでの経験や知識を活かすチャンスもあるだろう。自己成長をしたい、自らのキャリアに真剣に向き合いチャレンジをしたいという人は、ぜひ同社の門を叩いてみてはいかがだろうか。