株式会社HAL

“エンジニアのために”を企業理念に掲げる、株式会社HALは従業員数1200名（2024年9月末現在）のシステム開発会社です。
当社の最大の特長は、企業理念実現の具体策として、プロジェクト報酬の最大80%（新卒や未経験で入社した場合、1・2年目は所定の給与金額で、80％還元は3年目以降）を一定レベル以上のエンジニアに還元していることです。これは業界平均と比較しても極めて高い還元率となっております。

エンジニアに関わる人件費の総額としてお客様から頂いた報酬の80%を還元し、当社の利益は残り20%に抑えています。この好待遇により、エンジニアの就業やスキルアップに対するモチベーションを高め、結果的に業務品質向上に繋げています。
この施策が奏功し、離職率の低さも手伝って、2003年5月の設立から1200名超の規模へ成長しております。

そして、主要取引先として楽天、楽天カード、SCSK、キヤノンITソリューションズ、富士ソフト、インテック、USENといった多くの大手SIerや事業会社で、それが業務品質の高さにも繋がっております。
多様な案件を有する大手SIerと数多くの取り引きをしているので、個々のエンジニアのキャリアビジョンに最適な案件にマッチングしやすいというメリットを発揮しています。これも“エンジニアのために”の大きな推進力となっています。

当社の業務内訳としては、SIer経由案件が約80%、エンドユーザー直案件が約20%。領域別としては、システム開発が約55%、インフラ構築／運用・保守が約25%、サポート／ヘルプデスク／品質評価（テスト）が約10%、受託開発が約5%、制御／組込み開発が約5%です。
システム開発実績としては、クレジットカード審査受付システム、製造業財務会計システム、証券リスク管理システム、計測器制御システム、音声・画像LSI開発制御系システム、電子書籍開発等のWeb系／業務系／制御系システムやスマートフォンアプリ等、広範に及びます。インフラにおいても、サーバー／ネットワークの設計・構築や運用保守、既存インフラの調査・分析／パフォーマンスチューニング等幅広く携わっております。

お客様にとっては、当社がワンストップで多様な開発プロジェクトに対応できるメリットをご提供できています。『まずはHALに頼んでみよう』と思っていただける存在になっていると自負しています。

規模の大きいプロジェクトの場合は、複数のシステム開発ベンダーからエンジニアを調達し、プロジェクトを組成後、マネジメントするという多大な手間が生じますが、HALでプロジェクトリーダーを立て、プロジェクトメンバーもアサインしてチームとしてのご提供をご提案し、お客様の手間を軽減できるよう努めています。

HALを創業した代表取締役の寺西信夫は、以前システム開発会社に在籍し、主にCOBOLで汎用機系のシステム開発を手掛けるエンジニアとして活躍していました。しかし、自らの技術力に対する報酬の低さに疑問を抱き、調べてみると明らかに不当に抑えられていると感じました。そこで、こうした業界の在り方を変えていくために自分にできることは何かを考え、独立して自らが理想とする会社をつくろうとHALを設立しました。当社の企業理念“エンジニアのために”には、こうした背景がございます。

HALは、エンジニアが能力を100%発揮し、クライアントに満足してもらえるサービスを提供できるよう、エンジニアに対して“三つの約束”を掲げています。

一つ目は、エンジニアの満足度を第一に、その意志や夢、目標を尊重することです。
採用面接では、必ず本人のキャリアビジョンやスキルアップのビジョンを確認した上で入社してもらい、そのビジョンの実現に繋がる案件にアサインするようにしています。そして営業側の新規案件開拓にも日々取り組んでいます。

二つ目は、冒頭で触れたプロジェクト報酬の80%還元です。
当社に転職した場合、年収は100万円アップすることもございます。

三つ目は、案件はエンドユーザーから直接業務を請け負うSIerから、もしくはエンドユーザーからの直接受託が基本であること。何重もの中間介在者により、エンジニアの利益が搾取されることはない。

5年後に“従業員数2,000名・売上高100億円”という目標を掲げており、現在は約1000名で、売上高は50億円を超えています。
専属講師による社内研修など、スキルアップのための取り組みもおこなっております。

約1200名の従業員の平均年齢は34～35歳、男女比率は70%・30%です。
拠点としては、東京本社のほかに北海道支社（札幌）、東北支社（仙台）、中部支社（名古屋）、関西支社（大阪）、広島支社、九州支社（福岡）、北陸支社（金沢）がございます。

SESや客先常駐が主体の当社は、年1～2回、帰社日を設けて経営状況や業務状況、ビジョンの共有、セキュリティ講習等を行った後、懇親パーティーを開催しています。それ以外にもオンラインでも参加できる懇親会もおこなっています。
そして、チャットアプリに技術領域別や拠点別等のグループをつくり、情報を共有したり相談を投げかければ応えられる人が対応できる体制をつくっています。

また、アサイン後も営業担当だけでなく、人事担当からもエンジニアをサポートします。例えば、営業担当には現場での悩みや今後のキャリアについての相談、人事担当には会社の制度や給与、健康面など幅広く相談できます。あわせて、社外カウンセラー窓口も設置しております。安心して業務に取り組むことができ、長く働き続けていただけます。

“エンジニアのために”を標榜する当社として、人材育成にも積極的に取り組んでいます。資格取得制度を設け、受講料は合格を条件に5万円までを会社が負担し、あわせて新卒や未経験での入社の場合、入社後2年間は資格取得者に当該手当も支給している。
さらに、元エンジニアの専任社内講師が数名本社に常駐しており、定期的な講座が実施している他、随時オンライン等でレクチャーを受けることも可能です。

また、業務後の時間で「スキルアップ研修（社内研修）」も実施しており、専任の社内講師やベテランエンジニアを講師として技術講座を開催し、必要に応じて社員が自由に受講ができます。
「今後も、反響や要望を受けてカリキュラムの幅を広げていきたいと考えています」（社内講師）。

また、女性も働きやすい環境を大切にしています。産休や育休は法律で取得が定められているものの、実際は取得しづらいという会社が多いですが、HALはそのようなことが一切なく、実際にしっかり休んだ後に復帰する女性社員も多く在籍しています。

経験年数は問いませんが「エンジニア」という職業で一生を貫きたいという強い意志を持った方からのご応募をお待ちしております。