株式会社For A-career

株式会社For A-careerは、IT・広告・人材の三つの軸でサービスを手掛けているコングロマリット型ミドルベンチャー企業。2018年に設立後、東京、梅田（大阪）、そして大分に拠点を展開し、全国にサービスを展開しております。「挑戦を当たり前にする」を我々のミッションに据え、個人の挑戦、企業の挑戦、そしてFor A-career社員の挑戦を大切にしています。

当社は創業6期目の現在、6つのサービス（多角化経営）を展開しています。

◆主な事業内容◆
・えーかおキャリア事業部
　∟20代若手に特化した人材紹介事業
・medica事業部
　∟福祉業界特化型経営コンサルティング兼採用支援事業
・リクロジ事業部
　∟物流業界特化型経営コンサルティング兼採用支援事業
・タンデム事業部
　∟サービス業界特化型経営コンサルティング兼採用支援事業
・boom株式会社
　∟インフルエンサーマーケティング事業
・株式会社ぶいぶい
　∟Vtuber事業

上記に挙げた事業以外にも、立ち上げを検討している新規事業も複数ございます。

毎年新規事業を1つ以上を立ち上げているように、
常に変化し、挑戦し続けることを追い求めている組織集団です。

『始まりは、“若い人の挑戦を、応援する会社にしたい”という思いから』

同社のテーマが「挑戦」となっているのは、代表取締役である浅尾洋伸氏の想いからである。2024年現在、33歳。実は、プロ野球選手を目指し、大学まで挑戦を続けていたが、叶わなかった過去が。次の夢を探していた時、地元・福岡の親戚に商店や牧場経営の事業者が多かったこともあり、自分でも新たに起業したいと思い至った。スキルと経験を得るために、保険代理店と大手人材会社で営業職を経験。2社ともトップセールスを記録する敏腕営業パーソンとして活躍した。転身を決めた当初は、親や上司等、周囲から「そんなに無理な挑戦をする必要があるのか」と言われ続けたという。しかし、自分の可能性を信じ、結果を残した。その経験から、「若い人を応援する会社にしたい」という思いが芽生え、同社を設立した。その想いは今、若い人から、若い組織、若い事業へと広がり続けている。

同社は、挑戦しようとするクライアント全てがターゲット。そのため対象の業界を問わない。そのような中、現在多いのは、BtoCの商材やサービスに関する新規事業の案件である。特に、ライバーとのタイアップで展開するプロモーションの企画が、毎月10本を超えるとのこと。人事責任者の田村丸大氏によると、ライバーと協業したプロモーションは、新しい領域で競合が少なく、同社に一日の長があるという。自動車メーカー等の大手企業からも案件を寄せられるなど、事業として急拡大している。田中丸氏は、「クライアントの新しい事業の成長を支えるほか、活躍を目指すライバーの挑戦を支援する側面もある。どちらも当社のビジョンとマッチしている」と語っている。

人材事業は、20代に特化しているのが特徴だが、さらにその中でもセグメントを切り、最初のキャリア選びで悩んでいる層をターゲットにしている。例えば、「フリーター歴が長く、正社員を目指した時に、自分の武器が分からない」、「高学歴だが、1、2社目をすぐに辞めてしまい、履歴書だけ見るとマイナスイメージになってしまう」といった人が対象となる。マッチングの提案に、独自の視点があるのも特徴。具体的には、“今、本人が面白いと感じる仕事か”ではなく、“今、どんなキャリアが必要か”を重視している。「いくつかキャリアを経た後に、最終的にやりたいことに到達できるよう、長期的なキャリアプランをアドバイスしている」と田中丸氏は、その意図を語る。

同社自身も、手を緩めずに挑戦を続けている。2024年現在、設立6年目だが、毎年一つ新規事業を立ち上げ続けている。2021年4月には、介護福祉業界に特化した人材採用サービス『medica』をローンチした。同業界は人材採用に長年苦戦しているが、採用部門に社内リソースを割けていないという現状がある。田中丸氏によると、求人媒体等のオンラインの採用ツールすら生かしきれていない介護施設が多いという。そこで『medica』は、採用活動のコンサルティングから代行までリモートで実施。月額サブスクリプションモデルで長期的に採用支援するサービスとなっている。スタートして3ヶ月で契約施設は全国で200を超え、現在では約2000施設にまで及ぶ。「業界からの注目を肌で感じる」と田中丸氏。その期待に応えるため、さらにカスタマーサクセスに力を入れ、持続的にフォローする体制の強化を図っていくという。

同社の構成メンバーは、平均年齢は26.7歳（2024年2月現在）。昭和生まれが2名しかいない。学歴は、高卒から上位大学出身者まで幅広い。バックグラウンドも様々で、元・劇団員、元・消防士、元amazon。さらには有名精密機械メーカーで1,000万円プレイヤーだったメンバーもいるという。そのほとんどが、やりたいことを突き詰め、“次の挑戦”を求めて集まった。同社では本人の「挑戦したい」という思いに、枷をつけない。ある営業職の社員は、個人SNSでアップしているイラストの評価が高く、イラストレーターとしての夢を持っていたものの、将来が不安でプロになることを躊躇していた。しかし、周囲で挑戦するメンバーに刺激を受け、入社半年後に自ら希望し、制作チームに異動。その才能を発揮し、デザイナー/イラストレーターとして歩み始めている。

そんな未経験者をフォローしているのが、若くして上場企業での活躍や個人での起業を経験した事業責任者達である。酸いも甘いも味わった経験を基に、惜しみないサポートで社員の“次の挑戦”を後押ししている。「色々な人生経験のメンバーを集めて、ボトムアップを図りたい」と田中丸氏は語る。

今後の会社の方向性としては、ITに力を入れていく。現在、求められるソリューションにITが必要な案件が多いためである。既存のサービスを、ITに落とし込みたいというニーズも高い。エンジニアリングやデザインの技術が高いメンバーをさらに集め、多くの人に利用される新しいサービスをできるだけ沢山提供していきたい考えだ。

求める人材について、全社のマーケティング責任者でもある吉田敬悟氏は、ビジネスや戦略に興味がある人材と答える。「開発やデザインは手法に過ぎない。『このデザインは素晴らしいが、このサービスではいらない』というような、ビジネス理解に基づいたジャッジやクリエイトできる方と働きたい」と語る。エンジニアやデザイナーも、クライアントと相対することもあるため、提案や説明の際にこのような視点は非常に重要になる。事業の成果に軸を置きたいエンジニアや、UI/UXを重視して課題解決を目指したいデザイナーが活躍できそうだ。

なお、クライアンの課題解決のために、専門職という枠を取り払い、どんどん発言やアクションを起こせる環境でもある。逆に、仲間の挑戦を雑務で支えることもあるだろう。自分ができることを最大限に発揮し合う、そのようなチーム感が同社にはある。

最後に、未来の仲間へ吉田氏は次のようにメッセージを贈る。「当社は今後も、1年に一つのペースで新規事業を立ち上げていく予定。0→1を生む“事業開発”のスキルは、テクノロジーが発達しても置き換わらないだろう。どんなに時代が変遷しても、一生持っていけるポータブルなスキルを当社で身に付けてほしい」