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株式会社KOLテクノロジーズ

  • IT/Web・通信・インターネット系
  • 商社(卸売)・流通・小売り系

地球上のあらゆる商品ロスを0にする『サステナモール』を運営

上場を目指す
平均年齢20代
自社サービス製品あり
残業少なめ

企業について

「テクノロジーの力で人々の“好き”と商品を結びつけ地球上のあらゆる商品ロスを0にする」というパーパスを掲げている、株式会社KOLテクノロジーズ。このために、同社はサステナブルなセレクトショップが集まるEC『サステナモール』と、理想のインフルエンサーに出会えるAIマッチングプラットフォーム『Beee』を提供している。

『サステナモール』は、売れ残った余剰在庫の商品を中心にリーズナブルな価格で販売することが特徴のショッピングモール。ショップでのセールやアウトレットといった通常の売り方では販売が難しい商品を、SNSで人気を集めるインフルエンサーのパワーを得て販売するというビジネスモデルが大きな強みだ。

『サステナモール』の商品カテゴリーは、アパレルを中心にバッグ、シューズ、雑貨、アクセサリー、コスメ等のファッションアイテム、インテリア・家具、食器・キッチン、趣味・クラフト、家電等の生活アイテムまで多岐にわたる。「最近ではペット用品に力を入れている」と開発部CTOの鈴木修一氏は話す。

大きな強みは、出品した商品の画像を解析し、その属性と登録しているインフルエンサーの属性をAIが自動的にマッチングし、当該インフルエンサーがその中から気に入った商品を並べて同モール内に“セレクトショップ”を作成する機能。
「インフルエンサーによって得意なジャンルがあり、また支持を集める年齢層にも違いがあったりします。商品の解析データとインフルエンサーの属性データをマッチングすることで、より的確なインフルエンサーマーケティングに繋げられるところが大きな付加価値と自負しています。このAIの精度は、性別や年齢層といった属性マッチングにおいて90%以上を実現させています」と鈴木氏は胸を張る。

2021年3月にローンチし、同年12月末現在で約90ショップ・130超ブランド・1万アイテム以上が掲載され、売上高および登録会員数は毎月堅調な伸びを示している。

『サステナモール』に搭載したマッチングAIを取り出してSaaS化したものが『Beee』である。2021年9月にリリース後、コロナ禍で集客に苦しむ美容サロンや飲食店を始め多様な業種で利用されている。『Beee』のネーミングには、「花と花を繋ぐミツバチのように、インフルエンサーと企業を結ぶパートナーとなりたい」という思いが込められている。

同社は、2020年7月にCEOの池田和泉氏によって設立された。池田氏はそれまでインフルエンサーマーケティングを活用したアパレルブランドのD2Cを手掛ける会社を経営しており、同社を売却した資金を活用して『サステナモール』というプラットフォームビジネスへの転進を図った形だ。大きな契機は、SDGsの潮流である。

人々の価値観が多様化する中、流行にも左右されやすいアパレル商品は売れずに大量廃棄に繋がる傾向が大きい。今、世界では1秒ごとにゴミ収集車約1台分の衣類が焼却、または埋立処分されている(※1)。中でも日本の焼却場数は世界で1番多く(※2)、家庭用品・衣類・履物・家具・玩具等による廃プラスチックが年間71万トンも排出されている(※3)。

こうした状況の中、「捨てられていくモノは、誰かによって価値のあるものになる」との思いから、衣類や雑貨、化粧品、ペット用品等あらゆる“余剰在庫”を通常よりリーズナブルな価格で販売することに社会的意義とビジネスチャンスを見出す。その上で、ただ商品をオンライン販売するだけでなく、以前立ち上げた会社で実績を上げたインフルエンサーの発信力を掛け合わせることで販売力を高められると確信。インフルエンサーが自らセレクトショップを作成し、良いと思った商品をフォロワーへ紹介できるサービスも提供する『サステナモール』のビジネスモデルをつくり上げた。

この構想を投資家は高く評価。2021年4月にシードラウンドで約1億円、同年11月のプレシリーズAラウンドで約1億円、累計約2億円の調達に成功した。既にIPOを視野に入れ、必要な準備に入っている。

※1 A New Textile Economy: Redesigning fashion's future
※2 プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況(2019年版)
※3 「焼却場大国ニッポン!世界の焼却場の70%は日本にあるという事実」より一部引用

2022年1月現在、社員数は20名。うち女性は4名で、平均年齢は28歳という組織だ。
メンバーの主体性を最重視し、ワークスタイルはフルリモート。勤務時間もフルフレックスである。それが可能なのも、100%自社サービスを手掛けているからだ。

エンジニアによる開発部門は、機能別としてインフラとAIの2チーム、サービス別として『サステナモール』のショップ側とエンドユーザー側、および『Beee』の3チーム、計5チームに分かれている。「リモート体制において、チームごとのまとまりの中で各個人が自らのタスクをこなしていくスタイル」と鈴木氏。育成が必要な若手には、必要な期間、マンツーマンでメンターが付く制度もある。

エンジニアにとっての開発環境の魅力について、鈴木氏は次のように説明する。
「新しい会社による新しいサービスということで、使う技術は最新のものを採用しています。その点、何かのしがらみにとらわれるといったことは皆無です。また、インフラはAWSをフル活用していますし、AIも実験や調査ではなく実サービスに落とし込んで活用しているという点で、高いレベルの環境があると自負しています」

なお、鈴木氏は以前ECモール運営会社に在籍し、ECモールのiOSとAndroidアプリをバックエンドエンジニアチームのリーダーとして立ち上げた経歴を持つ。またVPoEの小川俊太郎氏は、大手フードデリバリーEC運営会社のテックリードを務めるというトップレベルのエンジニアが上層部に顔を揃えている点も、向上心のあるエンジニアにとっては魅力的だろう。

さらに、『サステナモール』というB2C、『Beee』というB2Bの両方のビジネスモデルにおいて、いずれも自社サービスを手掛けているという点で、自由度が高く幅広いフィールドで業務が行える環境も魅力的といえる。

会社全体でのコミュニケーション促進の機会としては、2週間に1回、出社奨励日が設けられており、基本全員でランチミーティングを行う。加えて、四半期ごとに全社会議と打ち上げが行われ、親睦を深めている。

リモート体制にあっては、セルフマネジメント力は必須。かつ、スタートアップにおいては、チャレンジ精神も不可欠の資質だ。同社は、そんな人材を求めている。
サステナブル社会の実現に貢献しつつ、エンジニアとして腕を磨きたいといった人には同社はうってつけの環境といえるだろう。

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企業情報

会社名

株式会社KOLテクノロジーズ

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

IT/Web・通信・インターネット系 > Webマーケティング・ネット広告

商社(卸売)・流通・小売り系 > その他商社・流通・小売系

企業の特徴
上場を目指す、平均年齢20代、自社サービス製品あり、残業少なめ
資本金

9340万円

設立年月

2020年07月

代表者氏名

代表取締役 池田 和泉

事業内容

ECサイト運営、AIマッチングプラットフォーム開発・運営

株式公開(証券取引所)

非上場

従業員数

20人

平均年齢

28歳

本社住所

東京都渋谷区神宮前6-28-9 東武ビル6階

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