ＳＯＭＰＯひまわり生命保険株式会社

ＳＯＭＰＯひまわり生命保険株式会社は、ＳＯＭＰＯグループの国内生命保険事業を担う生命保険会社。
保有契約高（個人保険＋個人年金保険）は23兆5,172億円、保険料等収入は4,368億円（ともに2021年度末）。
生命保険業界では中堅に位置している。

ＳＯＭＰＯひまわり生命保険は、2016年から「健康応援企業」への変革を進めている。
「健康応援企業」への変革とは、生命保険の伝統的な役割である「万が一」への備え（Insurance）と、「毎日」に寄り添って健康を応援する機能（Healthcare）を組み合わせた、従来にない新たな価値「Insurhealth®：インシュアヘルス」をお客さまに提供し、豊かな人生や夢の実現をサポートできる存在になること。そして、その原動力である社員と家族が健康なこと。

「当社は、『お客さまの視点ですべての価値判断を行い、保険を基盤としてさらに幅広い事業活動を通じ、お客さまの安心・安全・健康に資する最高品質のサービスをご提供し、社会に貢献する』というＳＯＭＰＯグループの経営理念のもと、商品・サービスを通じてお客さまが健康になることを応援する健康応援企業として、保険本来の機能（Insurance）に、健康を応援する機能 （Healthcare）を組み合わせた、従来にない新たな価値「保険＋健康（Insurhealth®：インシュアヘルス）」を提供しています。」（情報システム部長・吉澤浩史氏）。

ＳＯＭＰＯひまわり生命保険では、2022年7月現在、９つのインシュアヘルス商品を提供しているが、『じぶんと家族のお守り』を紹介しよう。

『じぶんと家族のお守り』は、無解約返戻金型収入保障保険。
万が一死亡された（所定の高度障害状態となった）場合、のこされたご家族が遺族年金（高度障害年金）を保険期間満了まで「毎月」受け取ることができる。
また、喫煙状況や健康状態などが当社の定める基準に適合する場合に、割安な保険料でお申込みいただける健康体料率特約がある。

「万が一に備えるだけでなく、お客さまの毎日の健康に寄り添う、そんな保険が人を健康にする新しい価値がインシュアヘルスです。『健康になるために保険に加入する』未来の絵姿をイメージしています。『じぶんと家族のお守り』では、ご契約後の所定の期間内に喫煙状況または健康状態（血圧・BMI）などが改善され、当社の定める基準に適合する場合に、保険料が割安になるとともに健康チャレンジ祝金（保険料差額相当額）をお受取りいただける『健康☆チャレンジ！制度』を利用することができます。」（吉澤氏）

「健康応援企業」へと変革するべく、ＳＯＭＰＯひまわり生命では、数々の取り組みをしている。
インシュアヘルス商品のシステム開発に加え、健康応援サービスもその一つ。健康な生活を維持、改善するためのアプリケーションを開発・提供している。

生活習慣改善アプリ『リンククロス 健康トライ』は、最新技術を駆使し、生活習慣病を予防するための健康活動を提案。生活習慣の改善をサポートする。

「『リンククロス 健康トライ』では、健康診断の結果用紙をスマホで撮影するだけで、数値化してスマホに取り込み、結果に基づいて状況に合わせた健康活動（アクションカード）を提案。アクションカードに沿って健康活動を続けることで、病気になりにくい健康的な生活習慣が身に付きます。ゲーム感覚で楽しく健康活動を継続できます」（吉澤氏）。

「お散歩アプリ『リンククロス アルク』はウェアラブルデバイスと連携して使えるサービスです。端末を持ち歩くだけで1日の歩いた内容を自動記録。記録した情報はリスト・タイムライン・地図・グラフで振り返ることができます。1日の歩数がリアルタイムでランキング表示されるので、全国のユーザーと競ってモチベーションアップに繋がり、ウォーキングを習慣化できます」（吉澤氏）。

インシュアヘルス商品のシステムやリンククロスシリーズのアプリを開発しているＳＯＭＰＯひまわり生命の情報システム部は、社員90名に、パートナー会社から常駐するエンジニア約700名を加えた大所帯。保険業務のシステム全般を開発、運用・保守している。

「保険会社はシステムがないと成り立ちません。日々の安定稼働で会社の毎日を支え、未来の成長を作り出すのが情報システム部の社員のミッションです。商品システム開発やペーパレスなどのデジタル化や社員が使うＰＣなどのデバイス、さらにソリューションの選定と管理といった具合に仕事は多岐にわたります」（吉澤氏）。

ＳＯＭＰＯひまわり生命の情報システム部には、六つのグループがある。
・ＩＴ企画グループ
・システムリスク管理グループ
・ＩＴ開発グループ
・新ビジネス開発グループ
・ＩＴ基盤グループ
・次期インフラ推進グループ

開発を担うグループにおける社員の役割は、開発の計画からリリースまでの企画・マネジメント。また、情報システム部の社員は中途採用が中心。みんなどこかで腕を磨いてＳＯＭＰＯひまわり生命に集まった人材達だ。

「SIerで積んだ経験を活かして働けるフィールドがあります。当社の社員は、さまざまなバックボーンを持っており、技術や言語もそれぞれ得意とする領域が異なっています。強みが違うので、互いに教え合い、個性を認め合うカルチャーが根付いています。ホストコンピューターからクラウドまで、さまざまな技術を併用しており、部内だけでもバラエティーに富んだ技術を学べる環境があります」（吉澤氏）。

さまざまな技術の併用。それは、どんなエンジニアにも活躍できるフィールドがあるということ。情報システム部の内部で異動も可能。キャリアパスを考えて、新しい技術にチャレンジする道もある。転職しなくても自社でスキルアップができる環境がある会社は少ない。

ＳＯＭＰＯひまわり生命の情報システム部は、風通しの良い組織風土で、上下関係も横との関係もスムーズ。言いたいことを言え、やりたいことがやれる環境がある。

また、健康応援企業への変革に向け、重要な経営戦略として「健康経営」に取り組んでおり、社員とその家族の健康維持・増進をさまざまな取り組みで支援している。

経済産業省および日本健康会議が運営する健康経営優良法人認定制度において、「健康経営優良法人２０２２大規模法人部門（ホワイト５００）」に６年連続で認定。

「ウェアラブル端末『Fitbit』を会社から支給。歩数や心拍数、消費カロリー、睡眠時間などの日々のデータを自身で確認することで、社員の健康意識向上につなげています。社員の喫煙率は9.3%（2022年2月時点）で、就業時間内は禁煙です。多様な人財の能力を最大限に引き出すために、ダイバーシティ＆インクルージョンの風土づくりに取り組んでいます。性別（ジェンダー）・年齢・経歴など属性はもちろん、生き方や働き方、キャリアに対する考え方などさまざまな違いも認め、一人ひとりのもてる能力を「最進・最優」の価値の創造へと繋げていくようにしています。」（吉澤氏）。

生産性の向上を目的にリモートとオフィスワークを併用するハイブリッドな働き方を採用。メンバーのスケジュールを公開しているのでコミュニケーションが必要な場合は、適宜手段を選択している。介護や育児といったライフイベントに合わせた休暇もバッチリ取得できて、ワークライフバランスも実現できる。社員が安定と成長を同時に手にすることができる。それが、ＳＯＭＰＯひまわり生命の情報システム部だ。