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株式会社シフォン

  • マスコミ・エンターテイメント・メディア系

ユーザーに長く支持されるゲーム開発・運営をサポートするコンサルティング企業

平均年齢20代
シェアトップクラス

企業について

PC向けオンラインゲームやスマートフォン用ゲームアプリケーションの開発・運営、サポート環境と体制構築の請負、ゲーム関連情報サイトの運営、ゲーム運用に関する各種業務のコンサルティングを主な事業とし、ビジネスを展開する株式会社シフォン。インターネットを介して多人数でプレイできるPCゲーム「MMORPG(Massively Multiplayer Online Role-Playing Game)」は、2000年代初頭に黎明期を迎えたが、同社はその当時から業界でのビジネスに関わってきたメンバーが立ち上げた企業である。人気を博している自社開発のタイトル『M2-神甲天翔伝-』、前身となる『M2~神甲演義~』の日本上陸時から同タイトルに関わり続けてきた代表取締役社長・長谷川友也氏は、自社の設立に至る経緯、そして現代におけるオンラインゲームビジネスに対する考えを、次のように語っている。

「『M2』は、2004年に日本でリリースされてから現在に至るまで、二度もサービスが終了するという経験を持つタイトルです。当初からこのゲームに携わってきた私は、より多くのユーザーに、そしてより長く楽しんでもらうためには、それを第一に考え実行することができる会社が必要だと考えていました。その思いが当社設立のきっかけになっていますが、現在も“長期運営・継続”を目指し、“良好なコンディションで楽しめる環境”を提供することは、当社の事業ポリシーとしています」(長谷川氏)。

自社開発事業に加え、ゲーム業界企業の新規開発・リリースプロジェクトをサポートするコンサルティング事業も展開する同社では、「KADOKAWA」「サンリオ」「スクウェア・エニックス」「ソフトバンク・ペイメント・サービス」「ソニー・ミュージックエンタテインメント」「バンダイナムコエンターテインメント」「ファミマ・ドット・コム」といった業界の名だたる大手企業をクライアントとしている。いずれの開発・運営プロジェクトにおいても、クライアントのパートナーとしてのポジションに立ち、ユーザーに長く愛されるゲームづくりをサポートしているのが現在の同社の姿である。

「単に開発作業を請け負う“受託開発”ではなく、ゲーム開発や運営のプロセスにおける問題・課題を見つけ出し、それを解決していくのが当社のコンサルティング手法。その取り組みにおいて、自社の知見を生かして上流工程からパートナーとして伴走できるのが、当社の強みと言えるのではないでしょうか」(長谷川氏)。

スマートフォンの普及が進み、オンラインゲームへの需要が高まっている現状において、短い時間で楽しめるミニゲームは数多くリリースされている一方で、長く愛される本格的なゲームは決して多くないと言える。この現状について長谷川氏は、ゲーム業界における人材が「職人」的な開発者に偏り、プロジェクト全体を見る「管理者」的な人材が不足していることが原因だと、自身の見解を語っている。その業界特有の課題を解決するのが、同社が注力するコンサルティング事業であり、クライアントをサポートするプロジェクトマネジメントの取り組みだ。

「当社では、ゲーム自体を開発することではなく、クライアントと開発会社との間に立ち、各種の調整や全体管理を担うプロジェクトマネジメントの領域を事業の中心に据えています。業務をチーム体制で受託し、一人のPMが複数タイトルを並行して管理することで、個人への多大な業務依存を避け、進行上のトラブルを回避することができる。その取り組みにおいては、自社での運営実績や、プロジェクト全体を俯瞰しながら対応できるノウハウを有しているという強みを発揮しています」(長谷川氏)。

企画や開発、運営といった場面で、裏方としてゲームづくりを支える役割を担い、プロジェクト全体を把握しながら最適な施策の実行をサポートできるという強みを発揮できるのが自社の特徴だと、長谷川氏は語っている。コンサルティング業務も含め、同社の取り組みは表舞台に出ることは少なく、決して華やかな役割ではない現実を伝えながらも、長谷川氏はこの時代における自社の重要性には確信を持っている。

「現在は、“面白いゲームであれば売れる”という時代ではないと思っています。面白さはゲームを手にする最初のきっかけに過ぎず、運営において傲慢さがあればユーザーは離れてしまいます。ゲームビジネスはコミュニティー運営に近いのが私達の考えであり、ゲームを“作品”ではなく“サービス”として捉えているのが当社の特徴。そのサービスに間接的にではありますが携わることができ、結果としてユーザーの喜びが得られる点が、当社の事業に関わる上での魅力だと考えています」(長谷川氏)。

現在、25名の社員が在籍する同社。社員に共通しているのは、「人のために何かを成す」ことに積極的に取り組める素養だと長谷川氏は語る。そして、ゲーム開発を手掛ける企業として、モノづくりを終えて満足するのではなく、そのサービスの楽しさをユーザーに届けることで満足を得る業務姿勢も、同社の社員にある共通点だという。

「多くのユーザーに支持されるゲームの開発プロジェクトをマネジメントできること、小さなタイトルから知名度のあるIPを扱うビッグタイトルまで様々なタイトルに関わる事で広く知見を得られることが、当社の業務にある醍醐味ですね。第三者の視点から“ゲームを良くする“ユーザーに喜んでもらう”ためのチャレンジを繰り返す当社の業務では、自分自身でモノをつくった達成感とは違った、人の役に立てたことに対する達成感を得ることもできると思います」(長谷川氏)。

ゲーム開発の“職人”が手掛けた作品ではなく、リリース後の運営に対する満足感・安心感を得られるサービスこそが支持される時代において、同社が必要としているのはプロジェクト全体を俯瞰できるプロジェクトマネージャーであり、今後はその人員強化を進める考えだと長谷川氏は語る。新たに自社に迎える人材に求めることについて質問したところ、過去の実績よりも新しいことへの興味、謙虚に物事に取り組める業務姿勢だと長谷川氏は答えてくれた。

「ゲーム業界での経験や実績を重視する仕事ではありませんが、クライアントやプロデューサー、プログラマー、デザイナー、そしてユーザーといった多様な人々の意向を踏まえながら進める業務には、大変さと同時に大きな責任も伴います。時にはエンジニアであるかどうかに関係なく、最新技術の情報のキャッチアップが必要だったりもします。その業務に真摯に、めげることなく挑み続けられる方こそが、当社の環境で活躍できる人材だと思っています」(長谷川氏)。

ゲームのリリースや運営に関わる様々な人の状況を理解し、コミュニケーション力を発揮しながらプロジェクトを成功に導く。そんな同社のプロジェクトマネージャーという仕事に興味を持つ転職者に向け、長谷川氏は最後に次のようなメッセージを送っている。

「現代のゲームは、裏側で支えている人達がいるからこそ楽しめるものになっていると、私達は信じています。表には見えない部分も多いですが、重要な役割を担いながら大きなやりがいも感じられるこの仕事に、ぜひ一緒に挑戦してみてほしいですね」(長谷川氏)。

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求職者の声

企業情報

会社名

株式会社シフォン

業界

マスコミ・エンターテイメント・メディア系 > ゲーム・エンタメ

企業の特徴
平均年齢20代、シェアトップクラス
設立年月

2011年10月

代表者氏名

長谷川 友也

事業内容

PC向けオンラインゲームの開発・運営
スマートフォン向けアプリの開発・運営
サポート環境、体制構築の請負
ゲーム運用に関する各種業務のコンサルティング
ゲーム全般に関する情報サイトの運営

株式公開(証券取引所)

非上場

主要取引先

株式会社KADOKAWA 株式会社グラニ 株式会社サンリオ 株式会社スクウェア・エニックス ソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント 株式会社バンダイナムコエンターテインメント 株式会社ファミマ・ドット・コム (五十音順)

従業員数

25人

平均年齢

27.3歳

本社住所

東京都千代田区内神田2丁目12-5 内山ビル3階

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