ご略歴をお教えください。
親は事業を経営していましたが、私が中学校に進学する直前に失敗し、不自由な家庭環境となりました。高校まで進学できたものの、大学進学までの余裕はなく、進路は就職の一択だったのです。 そこで、どんな仕事をするかを考えた時、「SE」という職業を知りました。何となくハイテクっぽくてカッコよさそうというレベルの理解度でしたが、やってみようと。そこで、20名ほどのシステム開発会社に入社しました。 2002年の当時、毎日深夜まで働き、休日も仕事、仕事。毎月300時間は働く激務の日々を過ごします。そんな生活が3年ほど続きました。遊びにも行けずに不幸な環境だと感じましたが、今思えば人の2倍、3倍働いたことで、エンジニアとして様々な経験を積むことができました。SEは医者と同様、どれだけ“症例”を経験したかがその価値を決めると思います。ですから、今ではその3年間は非常にありがたいものだったと、当時の経営者に感謝しているほどです。 しかしながら、当時は「こんな生活がいつまで続くのか?」という疑問とともに、社会で働くことの意味がよく分からず、一旦“素”の状態に戻ろうと考えてフリーランスとなりました。 そこで、エンジニアが大いに必要とされている社会情勢や自分の技術レベルが理解でき、5年ほどフリーランスとして様々な現場で活躍できたわけです。 一方で、自分はこのままエンジニアとしてキャリアを重ねるよりも、もっとほかに自分のパフォーマンスが発揮できることがあるのではないか、と感じ始めていました。システム開発業界における多重下請構造の中でエンジニアのキャリアが使い捨てにされている現状の中、エンジニアがPLやPMとして長くキャリアを重ねていける世界をつくりたいと思ったのです。そして、私はコミュニティづくりや経営といったことにパフォーマンスが発揮できるのではないかと感じました。 手始めに、ちょうど当時自動車会社を辞めた高校時代の同級生で、現在当社取締役の藤原にエンジニアへの転身を口説いたのです。私がメンターとなって教え込むと、適性があったのかメキメキ上達して1年半で私の3年分くらい成長しました。そこで、これを本格的に事業にしようと二人で当社を設立したという経緯です。
御社を創業して、どういったことが実現できましたか?
「関わる全ての人に自由を選択できる人生を提供する」という企業理念は、高校卒業後に就職しか選択肢がなかった体験が原点となっています。自由な選択をできる環境が、幸福感をもたらすと思っています。そこで、あくまでもエンジニア目線で、エンジニアが自分の力量や希望に応じたキャリアを積んでいける環境をつくり、採用活動を通じて世の中に発信してきました。 しかしながら、まだ50名弱という規模で、影響力は微弱だと思います。商流としても、3次請けも少なくありません。そこで、当面の目標である100名体制を目指して採用を増やすとともに、2次請け、プライムと商流も上げていきたいと思っています。
亀山さんの人生観や仕事観をお聞かせください。
人生とは、“壮大な暇つぶし”であると思っています。 その暇は、単純な作業ではなかなか潰せないでしょう。飽きてしまって続かないからです。やはり刺激が必要だと思いますが、その刺激とは、できるかできないか分からないことにチャレンジすることによって得られると思います。できれば快感で、もっと刺激を求めます。できなければ悔しい。どうすればできるか考える。そこに“成長”が生まれると思うのです。 チャレンジしている最中は、いろいろともがいて苦しいことも多いけれども、どこか成長に繋がる感じがあって楽しくもある。まさしく仕事とはそういうものではないかと思っています。
オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか?
アマチュアゴルファーとして競技大会に参加しています。スポーツ新聞社主催やゴルフ連盟主催の大会が年中開催されているのですが、なるべく出場するようにしています。ハイライトの成績としては、1,000名ぐらいが参加する大会で14位になりました。ハンディキャップは「0」です。 ゴルフは不平等だと思っています。私は30歳でゴルフを始めましたが、大会に出場するのは体育会ゴルフ部の学生が多く、幼い頃から親の支援でゴルフをやり続けてきた猛者ばかり。そんな中におじさんとして割り込んで、いいスコアを叩き出すのは気持ちいいですね。また、ゴルフは様々な経営者に知り合えたり、健康にも良かったりということでメリットが沢山あると思います。
求職者へのメッセージをお願いいたします。
この『Green』では、当社の組織拡大の中核となる、エンジニア経験3年以上のPL/PM候補を求めています。今はSESのエンジニアをしているが、スーパーエンジニアとして技術を究めるまでの適性に疑問を持ち、次のキャリアに迷っているといった方は、ぜひ当社でPL/PMを目指していただきたいと願っています。そんなチャレンジで最高の刺激を得てください!