ご略歴をお教えください。
子供の頃から飛行機が大好きで、最終学歴としては、東京大学大学院工学系研究科の航空宇宙工学専攻の研究室で学びました。学生時代には、アメリカのネバダ州ブラックロック砂漠で行われる、ARLISSという大学生を主とした小型人工衛星の打ち上げ競技会の世界大会での優勝経験もあります。 その研究室では、当社代表の河﨑と同期でした。研究室では流体解析を行うのにAIも活用しましたが、河﨑から「AI開発会社をつくるから一緒にやろう」と誘われたわけです。 その際に二人で話し合って、大学院を修了したら一旦は大手企業に就職し、社会経験を積んでおこうと決めました。いきなり会社をつくっても信用されにくいと聞かされていたからです。そこで、2020年3月の修了後に、河﨑はソフトバンク株式会社に、私は三菱重工業株式会社に就職しました。 就職するからには好きな航空機の開発を手掛けたいと思い、国内では航空機の製造を手掛ける会社が数少ない中、三菱重工を選びました。 入社後の配属先では希望したR&Dの業務も行えましたが、要求仕様は固まっており、クリエイティビティを発揮する要素は希薄でした。 そんな中で、休日や勤務終了後に河﨑が副業で設立した当社の仕事を手伝い、正反対の環境を楽しいと感じました。そこで、河﨑が退職し当社に専念したことに合わせ、私も退職して正式に当社へ合流しました。
御社をどういう会社にしていこうと考えていますか?
当社はAIを活用した課題解決企業ですが、AIはそのためのツールとして最も楽に実装でき、効果も高いというコストパフォーマンスの高さから利用しているだけであって、私はAIにこだわりがあるわけではありません。ほかにベターな手段があれば、そちらを採用すべきという立場です。むしろ枯れた技術の方が不具合が出にくい点では優れているとさえ考えています。 この課題解決の仕事によってお客様から感謝され、また次の仕事を依頼されるというサイクルがとても気持ちいいので、このサイクルをどんどん増やしていける会社にしていきたいと単純に考えています。その結果、気が付いたらグローバルに仕事をしていることになるのではないでしょうか。
そのために社員に対して期待することや、社員が御社でどんな人生を過ごしてほしいかの思いをお聞かせください。
当社が最重視しているのは“Customer Insight”。お客様は何を望んでいるのかを第一に考えるということです。また、当社には必要なことは自ら学んで突き進んでいくカルチャーがあります。当社では、これら二つのマインドを身に付けてほしいと思います。これさえあれば、どこに行っても生きていけると思うからです。 これから入社する方としては、素直さや向上心とある程度の技術力があれば、それ以上の技術力はいくらでも身に付けられる環境が当社にはあると約束できます。そして、最上流の課題把握から実装、導入まで一貫して手掛けることができるので、仕事の手応えも大きいと思います。ぜひそれを実感しに来てください!
服部さんの仕事観をお聞かせください。
当社での仕事は、お客様の課題を見つけ、自分でその解決方法を考えて提案し、実装・導入して解決に繋げること。非常にクリエイティビティが高く知的欲求が満たされる上に、その結果お客様からも喜んでもらえ、お金まで頂けるのです。当社でこのような仕事をするようになって、自分が何かを得ることを目的にするより、人のためになることをやって感謝される方が、自己肯定感が高まることを再認識しています。まさに“Will、Can、Must”が最大限に発揮されている感じです。そんな仕事が一番楽しいことであり、暇さえあれば仕事を楽しんでいるといった状況です。
オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか?
昔からゲームが好きで、メジャーなタイトルはいろいろ楽しんできました。そこで今は、個人がつくった特徴のあるニッチなゲームを探して遊んでいます。