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株式会社neoAI

  • IT/Web・通信・インターネット系

圧倒的なスピード感で、研究とビジネスに橋を渡す。

上場を目指す
平均年齢20代
自社サービス製品あり
カジュアル面談歓迎

企業について

「圧倒的なスピード感で、研究とビジネスに橋を渡す」をミッションに掲げ、AIソリューション事業、AI SaaS事業、研究組織neoAI Researchを展開している株式会社neoAI。創業者のCEO千葉氏・COO寺澤氏は東京大学松尾研究室出身で、優秀なメンバーを集めて、事業を一気に加速させる。

2024年8月現在、同社はメンバー約60名。まだまだ小さなスタートアップだが、ゆうちょ銀行などの大手企業に利用されている自社SaaSのグロースや大手企業との数々のAIプロジェクトの参画を皮切りに、2024年12月にこれまでの3倍の面積を持つオフィス(御茶ノ水)に移転が決定している。

CEO千葉氏は大学時代に複数のインターンを経験し上場企業でのセールスや株式会社サイバーエージェントのインターンとしてAIエンジニアとしてクライアントとのやり取りからAIソリューションのデリバリまでを経験。GCI(東京大学松尾研究室が運営するデータサイエンティスト育成講座)では優秀生(当時千人弱の受講生うち10名程度選出される)に選ばれている実力の持ち主だ。東大発のスタートアップであるneoAIを、創業わずか1年たらずで約5500万円のシードラウンドの資金調達を実現させ、現在も四半期で2~3倍の速度で成長させるという驚異的な実績を上げている。起業の経緯について千葉氏は次のように語る。

「未完成の技術に果てしない可能性を感じました。私は大きな時代の変化の中で、生成AI活用の成功例を増やすことが強い事業基盤を持つ日本企業の競争力の再興につながると考えています。『圧倒的なスピード感で、研究とビジネスに橋を渡す』というミッションで、エンタープライズ企業を中心に生成AIを用いたソリューションを提供しています。アカデミアでは、生成AIの研究は加速度的に進んでいますが、アカデミアの知見はそのままではビジネスで利用できません。産学連携を実現する組織である東大松尾研究室発だからこそ、その間の架け橋になる存在になれると思い起業に至りました。」(CEO千葉)

また千葉氏は共同創業者の寺澤氏をこう語る。
「寺澤は、まさにneoAIの技術の要と呼ぶにふさわしい存在です。彼の経歴を簡単に申し上げますと、東京大学松尾研究室でチーフAIエンジニアとして共同研究に携わりつつ、前職ではデータサイエンティストとして需要予測・数理最適化モデルの開発・実用化に従事してきました。彼は創業時から日頃から論文やSNSから最新情報をキャッチアップしていますし、neoAIのプロジェクトを技術的にリードし、AIソリューションの営業からデリバリーまでを統括するなど、当社の技術的成長を第一線で牽引してくれています。」

neoAIでは、2022年に自社SaaS「neoAI Chat」をリリース。「neoAI Chat」は社内データを読み込んだチャットボットをスピード構築できるSaaSである。2022年にリリース後、数ヶ月でゆうちょ銀行とのDXプロジェクトがスタートした。その後岩手銀行、オリックス、霞ヶ関キャピタルなどをはじめ導入企業が急拡大中である。

neoAIでは主にRAG(Retrieval-Augmented Generation)技術を活用したAI SaaS事業「neoAI Chat」を展開しており、リリースから1年で30社以上の企業が利用している。
RAGとはChatGPTのようなLLMに、企業や個人が所有する独自の外部情報を組み込む技術だ。これにより「当社の過去の提案資料を参考に、新しい提案を作成してください」といった、通常のLLMでは回答し得ない企業固有の情報に基づいた回答ができるようになっている。総務部での活用例として、社内の問い合わせ対応に時間がかかるという課題があれば、社内規定や過去問い合わせログから学習したチャットボットを構築することで、対応コストの削減が一般的なRAG活用例として挙げられる。

neoAI Chatの実績としてゆうちょ銀行との取り組みもそれに当たる。ゆうちょ銀行との取り組みについてソフトウェアチームテックリードの守安氏はこう語る。

「ゆうちょ銀行との取り組みでは、社内資料をRAGで読み込ませ、社員からの質問に答えられるシステムを構築しました。これにより、人事情報や手続きなど、汎用的なAIでは答えられない社内固有の質問に対応できるようになりました。ゆうちょ銀行は業務プロセスの効率化と社内コミュニケーションの改善を実現し、生成AI技術を活用した業務改革支援を行なっています。」(ソフトウェアチームテックリード守安氏)

また千葉氏は守安氏に対してこう語る。
「守安は新卒でneoAIに入社し、東大の学科の中でトップレベルのエンジニアスキルを持っている人物です。彼のコードレビューの下で、多くの若手エンジニアが急速に成長し、neoAI Chatのプロダクトレベルの底上げに大きく貢献しています。特に生成AI分野のように急速に進化する領域では、将来的な拡張性を考慮して、重いマイグレーション(ソフトウェア、データなどを別の環境に移転したり、新しい環境に移行すること)をすることなく追加実装ができるような設計を心がけていますね。」

守安氏は、neoAI Chatの今後の展開についてこのようなビジョンを掲げている。

「生成AIの可能性を最大限に活かし、データを組み合わせることで新しい価値を生み出すSaaSを作っていきたいと考えています。そのために、neoLLMモジュールという基盤を作り、様々なLLM(大規模言語モデル)を共通化しています。また、従来のSaaSとは異なり、お客様のクラウド環境上でneoAI Chatを動作させる新しいSaaS開発思想を作り上げています。これにより、セキュリティを担保しつつ、最新の機能を追加コストなしで提供できる仕組みを実現しています。」(守安氏)


株式会社neoAIは、金融、電力、農業テック、教育、エンタメなど、様々な業界の課題にアカデミア発の先端技術を活用して解決に取り組みを拡大している。実際にneoAIが携わったプロジェクトについてこう語る。

「例えば金融業界では、ゆうちょ銀行がneoAIの生成AIソフトウェア「neoAI Chat」を活用して、問い合わせ対応や文章作成の業務効率化に取り組んでいます。またオリックスのビジネス書類をクラウドにアップロードし、OCRでデータ化するPATPOSTというサービスではneoAIと共同研究を開始した結果、情報抽出精度が7割から、電子帳簿は95.7%、手書き帳簿は91.1%まで向上するなどの実績を残しています。」(COO寺澤)

「私たちの強みは、まさにアカデミアで培った先端技術を持っていることです。大学の研究者が中心となって設立したベンチャーですから、最新のAIや従来の機械学習などの技術を自社で開発できるのが大きな強みです。加えて、様々な業界の課題に取り組んでいるので、技術の汎用性が高いのも特徴です。アカデミアとの強いつながりを持っているので、最新の研究成果をいち早く事業化できるのも大きなアドバンテージですね。」(CEO千葉)

neoAIの社内カルチャーは「刺激的なアットホーム」。そう語るのは現在neoAIでAIエンジニア/PMを務めている藤本氏だ

「そうですね。『刺激的』というのは、常に最先端の技術に触れ、チャレンジングな仕事に取り組んでいるという意味です。一方で『アットホーム』は、少数精鋭のメンバーで和気あいあいとした雰囲気の中で仕事をしているという意味です。具体的に言えば、東大松尾研究室出身者を中心とするLLMの研究開発チームと、NVIDIA出身の営業部長、大手デベロッパーからの転職組など、多様なバックグラウンドを持つメンバーが協力し合っている環境があります。」(藤本 AIエンジニア/PM)

メンバーたちは、日々の業務の中で互いに刺激し合い、高め合いながら、同時に温かい人間関係を築いている。この環境が、個々の社員の成長を加速させ、結果としてneoAI全体の成長につながっているのだ。

「私たちはメンバーと一緒になって考えた10個の行動指針を大切にしています。例えば、『時代の最先端であり続ける』『オーナーシップ。全員がPM』『ギークに仕事をする』などです。個人ではなく、チームでやるからこそ遠くまで行けると考えているんです。」(千葉)


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インタビュー

株式会社neoAIのインタビュー写真
株式会社neoAI PM 藤本泰成

── これまでのご経歴を教えてください。


▼neoAIに入るまで
大学:東大工学部 原子力施設マネジメント
大学院:東大情報理工 自動運転の物体検出AI
新卒:三井不動産 都内の再開発プロジェクト

▼学生時代
学部は原子力分野でIAEAに海外インターンできるチャンスに飛びついて研究室を選びました。大学院に入ってからは、自動運転車についているLiDARというレーザーセンサーから、人や車を検出するAIを開発しました。数か月前までトップの性能だった手法が、新参者に取って代わられる様子を目の当たりにして、AI分野のスピードの速さを実感しました。

▼新卒の就職
研究室の同期がみん... 続きを読む

社員の声

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企業情報

会社名

株式会社neoAI

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > ソフトウェア/パッケージベンダ

IT/Web・通信・インターネット系 > ITコンサルティング

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、上場を目指す、平均年齢20代、自社サービス製品あり
資本金

5600万

設立年月

2022年08月

代表者氏名

千葉駿介

事業内容

【法人向けAIソリューションサービス】
最先端のAIの研究開発経験を持つメンバーが、大手企業からスタートアップまで幅広い企業様へ、課題抽出からAI開発・導入までを一気通貫で実現します。

【自社プロダクト開発】
企業のデータをノーコードでChatGPTに記憶させられるSaaS「neoAI Chat」を展開しています。法人様のChatGPT活用のニーズに応えます。取引先:ゆうちょ銀行、岩手銀行、オリックス、霞ヶ関キャピタル

株式公開(証券取引所)

非上場

主要株主

経営陣、PKSHAアルゴリズム2号投資事業有限責任組合、松尾豊

従業員数

53人

平均年齢

25歳

本社住所

東京都文京区本郷1-28-10 本郷TKビル 5階502号室

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