株式会社セキュアDX

株式会社セキュアDXは、企業のDX推進をセキュリティの側面から支援するため、新たにに設立された会社。近年、社会の変化に伴い企業のDX推進が期待されているが、その反面で懸念されるのがサイバー攻撃の脅威。

社内の情報システムやデバイス、ネットワークを監視し、インシデント対策を実施する”Security Operation Center（以下、SOC）”を設けている企業もあるが、セキュリティ技術者は不足しており、自前で賄える企業は少ない。そこで、セキュリティコンサルやSOC業務を外部から支援するアウトソーシングサービスにニーズが増えているが、まだまだ充足していないのが実態。とりわけ、中堅中小企業に対するサポートが行き届いていない。このような背景のもと設立されたのが、セキュアDX社である。

「今や業種や規模に関わらずITを使うことが当たり前の時代ですが、セキュリティに関するサポートが追いついていないため、様々なセキュリティ事故が起きています。そんなトラブルを知って、中堅中小企業の経営者の方々からセキュリティ対策の相談を受けます。そのような企業に対し、安心安全=セキュアなDX推進をサポートすることが必要であると考え、当社を設立しました」（代表取締役社長　森　英俊氏）。

さらに、同氏は製造業のサイバーセキュリティ対策が急務であるとの問題認識を持つ。中部地方は”ものづくり”が盛んな地域。製造業では、デジタル化により生産性が飛躍的に向上する反面、情報技術（IT）と工場などの設備を制御する技術（OT:Operational Technology)の融合により、産業システムへのサイバー攻撃のリスクも高まっている。このような課題を抱える中堅中小規模の製造業を中心に支援していく考えだ。

株式会社セキュアDXのコンセプトは、DX推進の障壁となるサイバーセキュリティに対し、現場に寄り添い、伴走しながら、持続可能なセキュリティ改善を支援していくことである。

そして、事業の柱は３つ。
最初の柱はセキュリティコンサルティング。現状分析から始まり、お客様の課題に寄り添いながら、事業規模や実情に即し、持続可能なセキュリティ対策をアドバイスする。
メインの柱はSOCアウトソーシングサービス。自社で遂行することが困難なサイバー攻撃に対する日々のセキュリティ運用業務をお客様に代わって遂行し、セキュリティ事故からお客様を守る。それはリモートによるログ監視だけではなく、現場に密着した改善対応までを行う。
そして、3つめの柱としてセキュリティに関する付加サービスも提供する。例えば、万全な対策を講じていたにもかかわらず起きてしまった事故による被害を補償する”サイバー保険”の斡旋・仲介も行う。

「経営者が集まる会合に出席すると、『セキュリティ対策を具体的にどう進めればよいのか？』、『理想論や一般論でない、当社の実情に適したセキュリティ対策の相談に乗って欲しい』という依頼を受ける。そのような企業の方々の目線に合わせて、トータルで献身的に支援し、持続的に伴走しながら、安心安全なDX推進に貢献するのが当社の使命です」（代表取締役社長　森　英俊氏）。

当社の存在意義を発揮するためには、「フットワーク良く、前向きにチャレンジする活気ある会社」でありたいと考える。
「お客様の現場に寄り添い、持続可能なセキュリティ改善を伴走型で支援する」ためには、小回りが利き、柔軟に対応できるフットワークが良いことが必要となる。その振る舞いを積み重ねることにより、お客様から見て身近に感じ、信頼される存在になることができる。
そのためには、社内はフラットで風通しの良い組織づくりが必要。上下関係が厳しいと真の情報がタイムリーに共有されなくなり、アクションも遅れ、結果としてリカバリーが困難になることもある。「すべてのメンバーが相互に尊重している関係性で、透明かつ鮮度の高い情報が共有させる会社が、結果として、生産性を上げ、サービス品質と信頼性を高める。」（代表取締役社長　森　英俊氏）。

また、スタートアップ会社らしく、「前向きにチャレンジする活気ある会社」を目指す。技術者にとって大事なことは夢を持つことであり、その夢に向かってワクワクしながらチャレンジすることが成長・発展につながる。「これまでの体験から、チャレンジして努力していくと、今まで知らなかった新しい世界が見えてくる。それはまるで登山と同じで感動する。時にはベストを尽くしても失敗することもあったが、それは良い教訓を得たと捉えて前を向き直して歩んできた」（代表取締役社長　森　英俊氏）。社員一人ひとりがそのような姿勢で取り組めば、新しい価値観に向かって”ワクワクする会社”になると信じる。