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株式会社クラウド人材バンク

  • サービス系
  • IT/Web・通信・インターネット系

“DX × 人材”をキーワードに、人材の流動化により、日本の競争力を強化する

上場を目指す
カジュアル面談歓迎

企業について

フリーランスのハイスキルIT人材のマッチングプラットフォーム『デジタル人材バンク』を運営する、株式会社クラウド人材バンク。「DX × 人材」をキーワードに、ビジネスのIT領域に大きな変革をもたらしているベンチャー企業だ。

同社はITを軸としながらも、“行きつく先は人”と捉えている。

そこには、創業者でもある代表取締役・金居宗久氏がキャリアの中で感じた思いが息づいている。

「私はIT業界を最初から志望していたわけではありません」と振り返る金居氏。

金居氏は高校時代に“人”に強い興味を持つきっかけがあり、臨床心理学を学ぶために人間科学部のある大学へ進学。大学卒業後は、外資系経営コンサルティングファームに進み、HRコンサルを目指した。しかし、入社したコンサル会社のHRチームがスピンアウトしたり、ERP導入の隆盛期であったため、ITコンサルタントの道を歩み始める。だが、“人”への興味を持ち続け、コンサル会社を退職して、GCDF-Japanキャリアカウンセラーの資格を取得。それから学校教育ビジネスに従事するなど、“人”の領域へさらに深く関わるキャリアを築いていった。
その後、経営コンサルティング事業/システム開発事業を展開するベンチャーを立ち上げた。

「システム開発事業では、優秀なエンジニアやデザイナーと沢山出会いました。当時はアジャイル開発やビッグデータなどの言葉がバズっており、優秀なIT人材がマーケットで逼迫していました。そのような中で、非常に恵まれたことに、優秀なIT人材やコミュニティと関わることができました。そこから“IT人材”の高い可能性に注目し始めました。」(金居氏)

そこで2020年からのコロナ禍に直面。
しかし、ビジネスに悪影響どころか、逆にデジタル化やDXのニーズが高まり業績は拡大した。一方で、会食や移動時間が大幅に減り、金居氏はこれまでのキャリアや仕事観を振り返ることが増えたという。

「やはり私の仕事の軸として、人や教育、キャリアというワードは外せないなと感じるようになったんです。また、自分が親になり、競争力が低迷する日本の社会に子供達を送り出すのか……と考えると申し訳ない気持ちにもなりました。日本がダメなら海外だという選択も寂しいじゃないですか。ならば、自分達の手で日本をもっと良い国にできないか、盛り上げられないか。そんな志が強く芽生え、当社は生まれました」(金居氏)。

そこでたどり着いたテーマが、“DX × 人材”。
これまで経験してきたIT領域で、日本の競争力強化や、キャリアの在り方、仕事を通じて成長する喜びをサポートできたらと考えたのだ。

企業理念は、「人材の流動化によって、日本の競争力を強化する」。
フリーランスのデジタル人材の紹介を通して、各企業における理想のDXチームの形成、そしてデジタル人材一人ひとりの理想のキャリア形成を支援。
それを全うすることで、国内のビジネスレベルを自分達の手で上げていこうという考えだ。

同社に登録するIT人材は、2024年10月時点で2,700名以上だ。
そして、同社による書類審査や面談を通して、経験や技術を認められた“ハイスキル人材”が、ビジネスパートナーとして、同社のクライアントのプロジェクトに参画されていく。

同社はこの“ハイスキル人材の見極め”と、“解像度の高いマッチング”で、クライアントから厚い支持を獲得してきた。

「当社では登録者だけでなく、その方々の担当者となるプロジェクト・コーディネーターもプロフェッショナル人材を集めています。だからこそ、解像度の高いマッチングが実現できるのです」(金居氏)。

たしかに同社は“ハイスキル人材”に特化している。しかし、それだけでは同社の役目は終わらない。

当然ながら同社は、登録者とクライアントの双方に徹底したヒアリングを行う。登録者の能力やキャリア志向を見極め、クライアントの抱える課題もしっかり深掘りすることで、双方を“知り尽くす”。その上でプロジェクト・コーディネーターは、「登録者が力を発揮し、将来に繋げられる場所」と「企業の課題を解決できる最適な人材」をピッタリとマッチングさせるのだ。

例えば同社は、大手小売業にもITコンサルタントとして登録者を送り出している。近年のインバウンド需要を受けて業績が拡大し、そのタイミングで社内のDXを計画していた企業だ。

「DXを推進する際、経営コンサルティング会社やSIerに依頼する企業は多いかと思います。それは素晴らしい選択のひとつですが、留意すべき点もあります。それは、発注側の事業会社がDXに詳しくない場合、DXを推進する最適な体制を構築することが難しいのです」(金居氏)。

そこに、経営コンサルティング会社やSIerが、必要以上に大きな体制を提案するケースも時にはあります。しかし、クライアントはその妥当性を精査できないまま、結果として必要以上のコストをかけてしまうケースが少なくありません。そのような事態に悩まれている企業から相談いただくこともあります。」(金居氏)。

そこで同社の出番だ。フリーランスとして活躍する同社のITコンサルタントは、自らの評価や報酬をあげるために、過大な提案をすることはない。だからこそ、クライアントのニーズや課題に、よりフラットに対峙して判断ができる。
DX推進における必要なケイパビリティを見極めて、ROIの高い体制を提案できるのだ。

こうした“ベスト・オブ・ブリード”(Best of Breed)となるような最適なDX推進体制を多くの企業に広めていきたい ――。同社はそう強く考えている。必要なケイパビリティやリソースを精査して、ROIの高いDX推進体制を実現すれば、クライアントはさらなる競争力強化や事業成長に向けた投資も可能になる。
また一方で、同社は、登録者の働き方やキャリア形成もサポートする。そうして、企業とIT人材のWin-Winな関係を築いているのだ。

「残念ながら、フリーランス人材を使い捨てと考える企業も時折います。しかし、私たちはそのような企業とは付き合いません。それでは、Win-Winとなるような持続可能な関係性が構築できないからです。当社のクライアントの中には、過去に参画した登録者を再指名いただくケースがよくあります。そのような関係性を構築することで、クライアントは人材を再び探す手間が省け、すぐに成果が出る人材を採用できます。また、登録者もクライアントのカルチャーや仕事の進め方がわかるので、迅速に成果を上げることができます。また、私たちのフォロー体制もより効率的です。」(金居氏)。

こうしたサポート体制を貫く同社に対し、「ここまで手厚くしてくれる会社はいない」と高く評価するクライアントは多い。

デジタル人材の流動化により、企業の生産性があがり、競争力強化につなげていく――。
そのようなサイクルを様々な業界や領域で起こすことで、日本全体の競争力が強化されていく。
「そんな世界を作りたいと思ってもらえる人と、一緒に働きたいですね」と金居氏は話す。

同社では近年、行動指針も策定された。

(1)当事者意識を持つ
(2)相手の立場になって考える
(3)持続可能な関係性を作る
(4)チームワークを大切にする
(5)自らの限界に挑戦する

まずは(1)~(4)について。
少数精鋭ベンチャーとして、全メンバーが自らのタスクだけではなく、上位概念である企業理念や事業計画の実現を自分事として捉える。そして、自分が貢献できることを探し、仲間と手を取り合っていく。

また、その中でメンバー・クライアント・登録者に、高いホスピタリティを持って接することも大切だ。
そこには上下関係やビジネス関係を超えて、本質を見据えて、中長期的な観点で関係性を構築する。

同社で営業支援マネージャーを務める久保谷美奈氏は、取材でこのように述べた。

「代表の金居は、“Think straight,Talk straight”とよく口にします。当社は相手を思ってのことなら、忖度や気兼ねなく意見を伝える文化があるんです。私は自分でも心配になるほど、代表の金居にも時折はっきりと意見を言います。役職や部門、正社員か業務委託メンバーなど関係なく、こういったムードを大切にしていきたいですね」

時には耳の痛い言葉が行き交うこともあるかもしれないが、それが大切な仲間の将来や理念実現に繋がるから伝えるのだ。
相手を慮り、肯定性を持って、ストレートにフィードバックする。
そのプロセスがいつしかWin-Winとなるような持続可能な関係性になっていく。

そして(5)についても強調したい。ここは仲間だけでなく、自らも際限なく成長できる場所だ。
「まだまだ挑戦していないだけで、可能性が秘められていることは沢山あると思います。昨日の自分より1%でも成長した自分がいる。そうやって生き生きと活躍する人達がどんどん増える組織にしていきたいし、自分も率先垂範できるように心掛けています」と金居氏は語った。

これらの行動指針は生まれて間もないものの、現在活躍するメンバーに広く深く浸透している。

ここまで同社の価値観を強く説明してきたが、このような責任ある仕事を全うするための“働きやすさ”もある。リモートワークも一部導入しており、子育てとの両立を果たしながら、時短勤務も活用して活躍するメンバーも多い。

パートナーだけでなく社内のメンバーも、プライベートの時間やライフステージの変化を大切にしながら、キャリアを築くことができそうだ。

行きつく先は、人――。ITを味方に付け、人の可能性を無限に広げていく。 同社は、そんな社会を叶えながら、自身も大きく羽ばたいていける場所だ。

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インタビュー

株式会社クラウド人材バンクのインタビュー写真
代表取締役 金居 宗久氏 千葉県出身。学生時代から“人”に強い関心を抱き、早稲田大学 人間科学部へ進学。卒業後は朝日アーサーアンダーセン株式会社(現 PwCコンサルティング合同会社)を経て、GCDF-Japanキャリアカウンセラーの資格取得や教育ビジネスを展開するなど、人やキャリアにさらに深く関わっていく。計2社の創業を経験し、2021年に同社を設立。

── 御社以前にも起業を経験されていますね。今に生きている経験はありますか

渋沢栄一氏の著書『論語と算盤』にあるような、理念と利益のバランスを痛感したことではないでしょうか。

新卒入社したコンサル会社を退職後、フリーランスコンサルを経て、学校教育ビジネスを展開するベンチャー企業に転職しました。今でいう探求やPBL(Project Based Learning)を中学・高校・大学に普及させる会社です。しかし、そのベンチャーはリーマンショック前後で、企業からのCSR関連の協賛金や投資が大きく減り、経営が傾き、労働裁判にまで発展しました。そして、教育改革への思いが強い仲間達と新たに創業します。しかし、同様に資金繰りに窮して、借金... 続きを読む

企業情報

会社名

株式会社クラウド人材バンク

業界

サービス系 > 人材サービス(紹介/派遣/教育/研修)

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

IT/Web・通信・インターネット系 > ITコンサルティング

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、上場を目指す
資本金

1050万円

設立年月

2021年03月

代表者氏名

金居 宗久

事業内容

フリーランスのハイスキルIT人材のマッチングプラットフォーム『デジタル人材バンク』の運営。

株式公開(証券取引所)

非上場

主要取引先

リクルート、旭化成、良品計画などの日本を代表する企業や、コカ・コーラやデロイトトーマツコンサルティング、PwCといったグローバル企業

従業員数

10人

本社住所

東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階

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採用責任者 金居宗久
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