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インタビュー画像専務取締役COO 松本 昭史氏

フルエナジー起業までの道のりを教えて下さい。

熊本高専を卒業した後、ファーストキャリアとして、外資系IT企業のエンジニアからスタートしました。 2000年まで3年ほど働いていたのですが、渋谷でビットバレーが熱かったこともあり、勢いのまま独立してしまいました。まずは受託でアプリケーション開発をしていたのですが、自分で営業はできないし、価格の決め方も分からない、そして頼まれたら断れないという状況でした(笑)。独立とはいっても全く『ビジネス』ができず、結局行き詰まって会社を畳むことになりました。 その後はフリーランスのエンジニアになり、常駐案件でインフラエンジニア+データベース管理者のようなロールで働いていました。顧客とフリーランスの間に入るエージェントが営業支援をして下さったこともあり、技術力を向上させることが収入アップに直接つながりました。『ビジネス』よりも『テクノロジー』のほうが、性に合っている、と自分で気づいたのもフリーランス時代でした。 そんな気づきもあり自身の成長実感も感じていたのですが、常駐型で案件をこなすスタイルだと自身の裁量も小さく、大きい案件も請け負うをこともできず・・・、30歳のときに限界を感じました。仕事面だけでなく、健康保険料の負担が高いし、都内に家を建てるのも困難だし、結婚相手の親に反対されたし、自由だけど孤独だし、青色申告めんどくさいし・・・などフリーランスならではの苦労もありました。 いろいろな理由とタイミングが重なり、2007年9月にフルエナジーを起業したんです。自分の武器となったOracle関連技術のおかげで、フルエナジーの最初のお客様が日本オラクル株式会社であり、その案件でフルエナジーとしての技術力を更に高めることができたことが、この成長につながったと言っても過言ではありません。

一度起業に失敗して、二度目の挑戦。どんな思いで起業に臨みましたか?

「人を育てる会社、エンジニアのための会社づくりをしたい」という思いが、この再起業の原動力でした。フリーランス時代にも人の育成には関わりましたが、同じ案件で働いているが他の会社に所属しているエンジニアに対しての教育でした。成長して頼れるようになった頃に、その方は違う人と入れ替わってしまうし、将来その方と共に仕事をする可能性も少ない。成長したのに給料が上がらないといった理由でSES会社を辞めていく人も多かったのも、もどかしかったです。 顧客にとっても、エンジニアにとっても、私にとっても、ちゃんとプラスになるような流れを作りたい、長期的に意味のある育成ができるチーム、そのチームとして更に成長できるように、という思いです。私を含め弊社リーダー陣は、エンジニアサクセスに重点を定め、「どうしたら目標としている技術やキャリアを習得できるのか」「目指している年収にどのようにしたら届くのか」「自分の幸せって何だっけ?どうしたらそこに近づけるのか」などを様々な角度から本人と一緒に考え、一緒に目指しています。 フルエナジーの代表を務める山川と二人で起業しました。彼は、私の大親友で、別の司法書士法人の代表も務めており、フルエナジーで一番法律に強いリーダーの一人です。背中を預けて、突っ走ることができるのは、代表の器の大きさのおかげだと思っています。本当に感謝しています。 フルエナジーにとって一番大事な存在は、エンジニアです。そしてエンジニアを支える社内メンバーです。パートナーよりも、顧客よりも、です。判断基準をお金に左右されないためです。利益は小さいけどチャレンジができる案件と、利益は大きいけどコンサバな案件、フルエナジーが選択するのは当然、前者です。もちろん株主よりもエンジニアが大事です。だから起業するときに、絶対に上場はしないと決めました。本業に関係ないことをあまりしたくないと思いまして・・・。

エンジニアのために具体的にどんなことを実行していますか?

まずは、チャレンジの機会を作り成長を促します。これまで経験してきた業務を越えて、周辺の領域の業務もお願いします。例えば、AWSエンジニアにマルチクラウド案件を、ネットワークエンジニアにシステム全体の構築案件を、データベースエンジニアにセキュリティ向上業務を、プロジェクト単位でアサインを変えながら、新しい技術にも触れてもらいます。また、外資系のパートナー企業の有償セミナー等を受けてもらうこともあります。 次に、エンジニア評価についてです。評価基準について公開しており、どうすれば評価されるかを明示しています。ユニークなインセンティブ制度があり、貢献度が高いエンジニアには、非常に嬉しい賞与が6月と12月に待っています。がんばって成果を出したエンジニアと、成果が出せなかったエンジニアでは、大きな差が出てしまうことを是としています。 最後に待遇面です。フルエナジーは、“Pay Advance型”の報酬制度を採用しています。エンジニアの期待値に対して報酬を設定し、前職よりも収入が下がったエンジニアは一人もいません。また、着実に成果を上げているエンジニアは、順調に年収が上昇しています。また、東京都内の生活費が上がってきており、少しでもエンジニアの負担を減らせるよう借上げ社宅制度を導入したり、出社手当を作ったり、ランチ支援をしたりしています。ハイブリッド勤務が多いため、自宅業務を改善するための設備購入のための支援も積極的に行っています。

フルエナジーで働いている人たちについて教えてください!

大きくは次の3つあります。 「自分が挑戦したいことをできる環境である」 これには責任が当然伴います。挑戦を行うことが自分の成長やビジネス的に価値のあることなのか、面白いことなのか、が妥当であれば積極的な挑戦できる環境です。 また個人で出した案件の売上利益は、一定水準以上という条件がありますが、基本的にその利益を次の取り組みや施策への投資として使うことができます。 例えば、ラスベガスのITイベント(AWS re:Invent / Oracle Cloud World)に、そのプロジェクトを成功させたメンバーで行って知見とネットワークを拡げる、という投資もありました。 「技術に集中できる環境である」 大きい会社ですとエンジニアには殆ど裁量がなく挑戦ができない、半面、人のマネージメントが増え、技術以外の部分でやらなければいけない事が増えるようですが、フルエナジーは違います。技術の会社なので、各エンジニアには裁量があり、挑戦した先にあるアウトプットを期待しています。エンジニアに過度な人材マネージメントを求めていません。セルフマネージメントやプロジェクトマネージメントは、当然求めていますが。 「副業をしなくても、挑戦の機会・報酬が得られる」 副業はもちろん可能ですし、副業で行おうとしていたことを会社単位のプロジェクトとして実行していくことも可能です。いざ副業をはじめてみると時間管理ができない、キャパオーバーやスキル不足的にも対応ができなくなってしまったということも良くあります。副業ではスケールしないビジネスを、会社としてその案件・プロジェクトを請負うことを可能としており、スケールアップすることができます。金額も個人での副業でいくら、ではなく会社として取引にすることにより、より大きな報酬を得られる可能性が高いというメリットもあります。もちろんそこから得られた利益から、ボーナス等で還元していきます。これは副業だけでなく本業でも同じ考えです。

この先、どんな人と一緒に仕事したいですか?

今いるエンジニア仲間が更に成長して、ずっと一緒に仕事がしたいですね。 新しくJOINするエンジニアに期待している点としては、フルエナジーのカルチャーを理解してくれて、変化に対して前向きな行動ができる方ですね。特にテクノロジーの分野においては、短期間に変化が起きており、時代によって必要な技術も変わっていきます。 「自分はこれしかできないから」「その技術は好きじゃないから」ではなく、時代や状況に合わせて臨機応変に対応できる人がフルエナジーでは活躍します。もちろん自分が得意な技術は最大限活かしてください。 あと、夢中で仕事ができる人が一番早く成長すると思っています。せっかく人生の多くの時間を投資している仕事なので、やりたい仕事が沢山できるように日々行動しましょう。 最後に、フルエナジーは、エンジニアが切磋琢磨しながら、楽しくワクワクできるような仕事ができる会社を目指しています。有償のインターンでも結構ですので、ぜひ一度確かめに来てください。

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