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株式会社アネストシステム

  • IT/Web・通信・インターネット系
  • 商社(卸売)・流通・小売り系

「働く車の未来」を自社開発のクラウドシステムで支えていく。本格的な成長フェーズを視野に捉え始めた熊本発のSaaS企業

自社サービス製品あり
カジュアル面談歓迎

企業について

運行管理システムをはじめ、“働く車”を支える多彩なシステムソリューションを熊本から全国に発信する、株式会社アネストシステム。ユーザーは運送・物流企業からバス会社やタクシー会社、建設会社、福祉事業所、OA機器販売企業といった一般事業会社、さらには官公庁、医療機関まで、業務用車両を持つあらゆる業種に広がっている。

同社の際立った特長は、1998年の設立当初から自社プロダクト開発を軸に、独立独歩の事業基盤を築き上げた点だ。当初は受託開発と自社プロダクト開発の二面展開で経営体制を整え、徐々に自社開発メインにシフトした経緯がある。
「最初のオリジナル商材は、家庭配置薬の管理システムでした。ハンディターミナルで読み取ったデータを活用する仕組みで、当社の創業者が前職時代から開発を進めていたプロダクトがベースになっています」と話すのは、専務取締役の尾田良平氏。ソフトとハードの連携を通じて付加価値を生むスキームは、後に紹介する現在の主力商品とも通底する特徴と言える。

同社は、受託案件メインのSIerやSESが主流の熊本エリアにあって、自社プロダクト開発に特化した個性派のシステム開発会社として、着実に成長。そして2019年、自社製品のクラウド化に舵を切ったことが、同社のプレゼンスを大きく高める転機となった。
「2005年頃から当社は、車両予約システムや点呼管理システム等、運送業関連の自社プロダクトを多数手掛けてきました」(尾田氏)。
運送業界では、2024年問題やアルコールチェック義務化の流れを背景に、多様な車載端末のデータが蓄積される車両側、そのデータを管理する事務所側の両面でシステム化が急がれているのに、業界全体としてIT化やDXがなかなか進まないジレンマがあり、導入しやすく使い勝手のいいシステムが求められていた。同社はこの課題感を踏まえ、2014年からパッケージソフトとして提供していた運行管理システム『GrowthBOX』を、2019年にクラウド化。これで多くの新規顧客を獲得し、全国展開に繋がった。

現在の主力SaaSは以下の四つ。

・『GrowthBOXクラウド』:車載 IoT端末を介して運転席と事務所をリアルタイムで結び、日報管理等の多彩なタスクを自動化した運行管理システム。運送・物流業界に特化。
・『GrowthBOX-DR』:ドライブレコーダーの映像データから運転日報を自動作成する安全運転管理システム。全業種向け。
・『Business Support System』(BSS):運送業特化型のグループウェア。出退勤管理等の実務を自動化し、物流業界のDX促進に貢献。
・『BSS for ALC』:アルコール検知器による測定データの記録・保存、管理をトータルに支援するクラウド型車両付帯支援サービス。全業種対応。

2025年1月現在、全国に広がるユーザーはトータル1万社に迫る勢いだ。

同社には、自社プロダクトを次々に生み出す開発力と同じくらい、際立った強みがある。開発はもちろんのこと、営業からメーカーサポート、製品管理、ユーザーサポートを担うコールセンターまで内製化したことにより、「作って・売って・運用する」までの全工程を一気通貫で担える総合力を確立している点だ。

同社のシステムは全て、ドライブレコーダーやデジタルタコメーター、自動血圧計、アルコール検知器といった車載ハードウェアのデータを多面的に活用する構成になっている。『GrowthBOX』なら、車載IoT端末のデータや画像がクラウドに上がり、それらを基に運転日報等の運行記録を自動作成、といった具合。どの車がどこを走っているか、事務所の机上でリアルタイムに把握できるため、車両管理や労務管理の効率が飛躍的に向上。万一の事故の際にも事務所に居ながらにして対応できる等、導入効果は計り知れない。こうした車載ハードウェアのメーカー各社と連携し、万全のサポート体制を確立。また営業活動では、大手ベンダー数社と販売代理契約を結び、全国のユーザーにスムーズに提供・実装。さらには自社内にコールセンターを置き、機能追加のリクエストや不具合対応のオファーに即応できる体制を備えている。

「当社には設立当初から、変化に柔軟に対応するカルチャーがありました。自社開発重視の方針はもちろん、販売網の構築、自前のコールセンターの立ち上げ、もちろん他社に先駆けたクラウド化の取り組みにも、当社らしい柔軟な事業姿勢が色濃く反映されています。このスピード感や柔軟性も、当社らしい強みの一つです」(尾田氏)。

主力4商品が市場に定着した2024年には、こうした強みから同社の存在価値が生まれたことを忘れず、同社らしいフィロソフィを再認識する意味で、新たな経営指針「時代や環境の変化に対して、柔軟に最速で対応する組織であろう」を策定している。これに先立ち、2022年には「ISO9001(品質マネジメントシステム)認証」「ISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)認証」も取得済みだ。新規導入のオファーや問い合わせが急増する中、対外的な信頼感も着実に増している。

「クラウド化を進めた2019年からの5年間で、業績はほぼ4倍増。今期(2025年3月)の売上高も、前年比2億円増の20億円を見込んでいます」と尾田氏。設立27年目の企業でありながら、今の同社は、スタートアップにも通じる前向きな熱気に満ち溢れている。

熊本市東区にある本社オフィスは2階建てで、会社というよりは洒落たシェアハウスや別荘に近い。その外観は落ち着いた住宅地の空気に調和し、訪れる人を柔らかく迎えている。1階には営業、製品管理、コールセンター、ユーザーサポート等、開発部以外の全メンバーが揃う。エンジニアが集うシステム開発部は2階だ。PCに車載端末を繋いでテストを行うメンバーの傍らで、数人のエンジニアが椅子のまま寄り合ってミーティング中。ある種、工学部の研究室を思わせる空気感だ。

「社員は70名。そのほぼ3分の1、20数名がエンジニアです。平均年齢は全社が33歳、システム開発部はもっと若く、多分30歳以下。20代が主力で、次が30代、40代は2名です」と尾田氏。主力商品が揃った現在、開発テーマはバージョンアップと機能追加が中心であり、開発案件ごとにプロジェクト単位で動くスタイルだ。若手が多いだけに、入社2~3年目でPLを任されるケースも珍しくないそうだ。

「当社では上流から下流まで全て自社で完結するので、エンジニアは企画、要件定義、客先での機能提案、導入後の評価を聞くところまで、全て経験。顧客とのオンラインミーティングはもちろん、コロナ以降も東名阪をはじめ全国各地に出張する機会が普通にあります。開発面では、クラウドだけでなくローカルやスマホアプリも含めて、多様な開発に携われるので、今のIT業界人に求められるスキルが全方位的に習得できますよ」(尾田氏)。

教育制度や福利厚生施策にも、独自の“アネスト色”が垣間見える。例えば月1回、社内の誰かに感謝や尊敬の気持ちを匿名で伝える「サンクスギフト」。部門横断のメンバーで気軽に食事を楽しむ「シャッフルランチ(月2回)」や、新人と既存社員で行う「ウエルカムランチ」も、日々のアクセントになっている。社員が選んだ書籍を会社が購入し、社内図書館でシェアする「書籍購入制度」も好評。もちろんオンライン学習プラットフォームによるeラーニング等、スキルアップや資格取得支援の王道サポート体制も整っている。

最後に尾田氏から、同社への応募を検討している方へ、メッセージを頂いた。
「第二創業期を迎えた今の当社は、会社の力が0から1になり、土台ができたところ。これからは、この1を10にしていく本格的な成長フェーズに入ります。山積する課題を一つひとつクリアしながら市場シェアを伸ばす。この環境は、他社ではなかなか経験できない稀なシーンだと思います。共に成長を楽しめる方に会いたいですね」

インタビュー

株式会社アネストシステムのインタビュー写真
システム開発部 課長 荒田 浩祐氏 2017年入社。熊本県内のシステム開発会社2社を経て、同社へ

── アネストシステムで働くことになった経緯を教えていただけますか?

知人の紹介で入社しました。「こんな会社がエンジニアを探しているようだけど、どう?」という感じで声をかけていただき、あとは自然な流れで、今に至ります。入社の決め手は何と言っても、自社プロダクトに関われる魅力です。熊本県内のシステム開発会社の多くが派遣・常駐スタイルで、前職でも約10年間お客様先に常駐。当時からPLやPMを任され、やりがいもありましたが、自社プロダクトの魅力が勝りました。

入社時は、ちょうど『GrowthBOX』のクラウド化が始まろうとしていた時期。私もプロジェクトにPMのポジションで加えていただき、PHPやAWS等ソフトウェアとインフ... 続きを読む

企業情報

会社名

株式会社アネストシステム

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

IT/Web・通信・インターネット系 > その他IT/Web・通信・インターネット系

商社(卸売)・流通・小売り系 > その他商社・流通・小売系

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、自社サービス製品あり
資本金

1000万円

設立年月

1998年05月

代表者氏名

尾田 真

事業内容

ソフトウェア開発
事務所機器・車載機器の販売
システムの企画・開発・販売及び保守

株式公開(証券取引所)

従業員数

74人

平均年齢

33.4歳

本社住所

熊本県熊本市東区尾ノ上2丁目23-1

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