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企業メインロゴ

techners株式会社

  • IT/Web・通信・インターネット系

資金調達しない!提供価値以上の利益を取らない!ビジネス信念を貫くTechベンチャー

外資系
自社サービス製品あり
カジュアル面談歓迎

企業について

美容業界にプラスサムの価値を届けることを目指し、課題解決に取り組むベンチャーがある。2018年6月に創業されたtechners株式会社だ。

同社が運営する美容室向けSaaS『KaruteKun』は、美容室に必要な情報を集約するカルテ・予約・売上管理システムである。カルテ管理、予約管理、売上管理の全てをスマートフォン1台で完結させる仕組みを構築。LINE連携オプションも用意されており、レシートを含めて完全ペーパーレスなサロン経営を可能にしている。

「DXの視点で美容業界が後れを取っているのは、周知の事実かと思います。労働環境が改善されないため、業界を離れる人材が後を絶たず、独立して店舗を構えても、経営難に陥って閉店するケースが業界のあちこちで見られます。それを解決するためにもカルテや予約は紙、売上はPOSといった管理手段による非効率な業務オペレーションを脱却し、統合的に店舗データを取り扱うITソリューションが必要です。その過程で埋もれたインサイトを発見し、データドリブンな美容室経営を実現するのが、当社のSaaS『KaruteKun』です」(代表取締役社長・じゃっきー氏)。

美容業界の課題解決に挑む企業はこれまでにも多数存在しているが、美容業界の構造的な問題から、デファクトスタンダードとなるサービスは生まれてこなかった。

「美容室の運営は、外から見るよりも複雑で、業務改善が意外と難しい業界です。一つの業務プロセス改善よりも、ALL-IN-ONEのサービスが求められがちで、優れた開発チームを必要とする結果、コストが跳ね上がります。他方、美容室は個人経営が大半を占め、1件当たりの予算規模が少ないため、多数の契約を獲得しなければ開発/営業コストが回収できない。その結果、黒字化が難しい業界といわれてきました」(じゃっきー氏)。

『KaruteKun』のプロダクトミッションは「美容室の業務効率化とデータによる意思決定の支援」。しかし『KaruteKun』だけを事業として成立させるのは「頑張っても儲からない」典型的な例だと、じゃっきー氏は冷静に分析していたという。『KaruteKun』を通じて業務を効率化し、紙媒体に存在していたデータをデジタル化することで、多くの経営判断に必要なインサイトを生み出すことが可能となる。同社のミッションである「美容業界の新しい情報インフラ」の構築に基づき、次なる事業展開も計画されている。

「美容業界において、美容室、消費者、そして美容室へのサービス提供を行う事業者の三つの主体がそれぞれ適切な相互作用を生み出せていないのが、構造的な課題。新しい情報インフラを作ることで、その歪みを解消できると考えています。例えば、美容室と美容師、あるいは消費者とのマッチングが上手くいっていないのは、誰の目にも明らか。『KaruteKun』で情報を見える化することで、新しいマッチングの可能性が生まれます」(じゃっきー氏)。

『KaruteKun』が美容室で活用されることで、美容室が抱える課題を解決しながら、消費者と事業者どちらにも広がりを持つ新しい情報インフラを構築するのが、同社の長期的な目標だ。その中で同社が大切にしているのが「プラスサムの価値」。自社だけが利益を得て、業界全体の環境や顧客体験が改善されないのでは「マイナスサム」だと考えている。『KaruteKun』を普及させることで、美容業界に存在する構造的な歪みを解消することが、同社のミッションである。

プラスサムの価値創出という大きな目標を掲げつつ、『KaruteKun』のビジネスを収益化している点も同社の強みだ。単体での黒字化が難しいとされる美容室向けSaaSだが、創業3年目で『KaruteKun』の単月黒字化を実現し、そこから事業の成長は加速した。

「テクノロジーに明るい創業メンバーが、通常ならビジネスとして成立しない部分を、ハードワークという力技で解決してきたのが、黒字化するまでの当社です。今は拡大フェーズに入ったこともあり、ハードワーク一本足ではないあり方を模索しています。『KaruteKun』が黒字化した際に、次に何へ投資するかをメンバーで議論し、美容室経営を選びました。自社で美容室を運営することで、事業ドメインに対する解像度が格段に上がり、その経験が後のプロダクト開発にも生かされています」(じゃっきー氏)。

『KaruteKun』の料金プランはシンプルで分かりやすい。必要なのは月額利用料のみ。オーナー1人で運営する小さなサロンの場合、月額5,500円という手頃な価格設定となっている。同社は顧客に提供する価値に見合った事業収益を重視している。

「会社にとっての事業収益は大きいほど良いと誤解されがちですが、それは資本主義や株式会社に対する浅い解釈に過ぎません。当社では『適正な収益基準』があると考えています。『稼げれば何でも良い』とか『騙してお金を取る』のは論外ですが、『解約しにくい条項を設ける』『製品改善よりも認知度向上を優先する』といったビジネス上のジレンマも存在します。私達は『相手に提供している価値以上の利益を取らない』『利益を上げる際に自分達の価値を常に問い直す』『価値が確実にあるなら無償や安価で提供する必要はない』という基準を持っています」(じゃっきー氏)。

信念に基づいて会社経営と事業運営を進める同社は、一般的なSaaS企業とは異なる姿勢を持つ。これまで外部投資家からの資金調達を一切行わず、意図的に自己資本での経営を続けている。それは長期的な目線で、売上を増やし費用を抑え、利益を生むことで企業は持続的な発展ができると考えるからだ。

「外部資金を調達し、赤字を容認しつつ成長を目指すやり方は、私達の目指す方向ではありません。商売に徹底的にこだわることが、長期的には正しい道だと考えています。課題に長期間向き合い続け、外部支援や安易な資金調達に依存せず、商売を成立させ持続可能にすること。それが私達の大前提です」(じゃっきー氏)。

外部資金調達に頼らず、自己資金による経営にこだわり、収益化が難しいとされる美容室向けシステムで創業3期目に黒字化を達成した同社。メンバーは現在10名と小規模ながら、プロダクトの品質向上とユーザー数の増加を目指して採用を強化している。

SaaSの黒字化を実現したことにより、資金と時間の投資が可能となった。美容業界の現場での課題や仮説は多数抽出している。短期的な目標に振り回されることなく、長期的な価値創造に挑戦したいと考えるエンジニアやビジネスパーソンにとって理想的な環境だ。

「組織が小さいこともあって、プロダクトチームとビズチームが密接に連携して働いています。私がエンジニア経験を持つこともあって、それぞれのチームを明確に分けず、互いに意見を言い合ってビジネスを進める土壌があるかと思います。美容業界の課題は本当に山ほどあって、解決しがいがあります。他社での経験を生かして、業界、そして社会に大きなインパクトを与えたいと考えている人材を歓迎します」(じゃっきー氏)。

同社は、仕事を進める上で三つの価値観を大切にしている。「顧客の現場に寄り添い続ける」「チームで前に進むことを大事にする」「長期的な目線で堅実に取り組む」。これらの価値観に基づき、入社メンバーとのカルチャーマッチを重視し、応募者が選考へ進む前に「カジュアル面談」に十分な時間を割いている。

「長期にチームとして働く仲間ですから、価値観の共有は非常に大切だと考えています。入社後にミスマッチが発覚しないよう、内定までに時間をかけています。特に、双方が相手を知る機会であるカジュアル面談には、多くの時間を充てています。面接へ進むまで数回のカジュアル面談を実施しています。相手と打ち解けて本音で話せるようになるまで、最低2~3時間は必要、最も長いケースですとカジュアル面談が1年以上定期的に実施されることもあります。こちらもあれこれと話しますが、それ以上にあなたの思いや希望を聞かせていただきながら、一緒に手を取り合える部分を探っていきたいです」(じゃっきー氏)。

創業者であるじゃっきー氏は、同社について「複雑なことを複雑なまま受け入れる会社」と定義している。価値観や経営方針がシンプルではないため、誤解されることもあるという。

「分かりづらい会社だと認識しています。しかし、分かりやすくしようとすると、当社の本質が見えないと考えていますし、過度に単純化することは必ずしも良いことだと思いません。だから、応募者とのコミュニケーションに時間をかけているのです。独自の価値観で会社を運営しているので、当社の価値観やメンバーにフィットする人材を探しています。組織はフラットですし、仕事の裁量も大きく、自ら考えて動くことを推奨しています。私達technersが、どんな会社なのか理解してくれるまで、いくらでも時間を使います。当社の事業や価値観に興味がある人がいれば、ぜひお話しさせてください!」(じゃっきー氏)。

インタビュー

techners株式会社のインタビュー写真
代表取締役社長 じゃっきー氏 台湾生まれ、東京育ちの韓国人。東京大学経済学部を卒業後、DeNAにてエンジニアとして活躍。その後、当時シンガポールを拠点に活動するベンチャーキャピタルREPARAへ移籍。投資先へのサポートを経験し、2018年にtechners株式会社を創業。収益化が難しいとされる美容室向けシステムで創業3期目に黒字化を達成。

── 起業に至るまでの経緯を教えてください

大学在学中にシンガポールへの1年間の交換留学を経験し、その際にスタートアップとテクノロジーにどっぷりと触れました。現地で創業した日本人スタートアップの創業期にお手伝いをさせていただける機会に恵まれ、まさにスタートアップ!というような環境で猛烈に働くことを経験し、また当時はテクノロジーに疎い状態でしたがITスタートアップの変化の速さを目の当たりにしてもっとテクノロジーへの理解を深めたと思うようになりました。

その影響もあって新卒では未経験からソフトウェアエンジニアとしてDeNAに拾っていただきました。ITを理解するには作り手になるのが一番!と安易な考... 続きを読む

企業情報

会社名

techners株式会社

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

IT/Web・通信・インターネット系 > モバイル/アプリサービス

IT/Web・通信・インターネット系 > その他IT/Web・通信・インターネット系

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、外資系、自社サービス製品あり
資本金

812万

設立年月

2018年06月

代表者氏名

じゃっきー

事業内容

美容サロン向け店舗管理SaaSの開発・運営

株式公開(証券取引所)

非上場

従業員数

10人

平均年齢

32歳

本社住所

東京都中野区中央5-38-13 エスエス10 A602

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techners株式会社
CEO じゃっきー
お客様に誠実に向き合いながら、自身の可能性を目一杯広げたい方とお会いできることを楽しみにしています。ちょこっとでも引っかかる点があればざっくばらんにお話しましょう!
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