株式会社ジェネス

IT/Web・通信・インターネット系

Web、オープン、組み込みシステムエンジニアを成長させる

平均年齢20代

企業について

複合機と医療系システムの開発を強みにクライアントの支持を集める

株式会社ジェネスではファームウェアの開発やオープン系の開発を行っている。うち主力分野は、複合機の開発、医療系のシステム開発、の2つ。

具体的な内容を挙げると、複合機の開発では、エンジンソフトや、タッチパネルのメニュー部分の開発、医療系のシステム開発では、電子カルテを用いたシステムの開発・運用、検査装置とのインターフェースとなるソフトウェアの開発などに携わっている。クライアントは、前者は複合機メーカー、後者は病院のシステム業務を請負うSIerである。その他、組み込み系では光ファイバ接続通信装置のソフトウェア開発、その他アプリケーションではPS2向けゲームソフトの開発を手がけている。

会社設立当初から業務・業界の異なる案件を手がけていく中でも、複合機や医療系システムに関して実績を積み重ねたことでクライアントからの支持を獲得し、更なる取引案件の増加につながっていった。そしてこの経験値を活かし事業の横展開を進めた結果、顧客を確保し同社事業の柱となるに至った。

複合機、医療系システムに関しては特に注力していることもあり、競合力の高い業務分野に育っている。コスト面での優位性を図るのではなく、あくまでも業務・業界での優位性を狙う姿勢。強みを持った企業として認知されるにつれ企業評価も高まり、ＳＩerを介さない大手メーカーとの直取引の案件も増加している。また、近年は新規クライアントの獲得にも積極的に取り組んでいる。年商は2005年度は9千万円、2006年度は1.6億円、そして2007年度には2億円と着実な成長である。

エンジニアの気持ちが分かる会社でありたい

同社設立は2000年。三木社長が26歳で立ち上げ、全社員4名からのスタートであった。

三木社長は新卒でシステム会社に入社するが、翌年にはその会社が倒産する。再就職先のゲーム会社ではハードワーク＆給料未払いという事態も経験した。企業の存在意義を考えつつ22歳からしばらくフリーランスで働いたのち、「良い会社が無いなら作ればいい」という観点から思い立ち、仲間を集めて26歳での会社設立となった。

様々な経験のある社長だからこそ、社員には同じような思いをさせたくない、という気負いは人一倍ある。人材育成のスキルを身につけるため社長業と平行して専門学校の講師に。社員との接し方、気づきの与え方を学び、社員教育に活かしている。

社長の願いは社員にも伝わり、現在の“思いやり”のある社風が成り立っている。

会社の目標は「メーカー」になること。そして社員の夢を叶えることが会社の使命

現在、得意分野である複合機の開発が同社の事業において占める割合が約4割、医療系のシステム開発が約1割である。今後はこの2つのウエイトを増やし、同社の特性として認知されるべく更に優位性を高めていく意向である。

同社は「メーカーになる」ということを将来展望として掲げている。
「ハードウエアも含めた形で商品としてパッケージングしたい。日本のみならず、海外での展開も視野に入れている」と語る眼差しは熱い。

「メーカー」になるという目標は、元々は三木社長の子供の頃からの夢であったが、今は社長個人のただの夢ではなく、達成する目標として社員全員が共有している。そのための段階的な事業計画が立案され、実行に移されている。まずは、今後3年程度で医療系システムと複合機開発に特化した生産体制づくりを行い、5年程度で医療系のシステム・ソフトウェアをパッケージしたサービスを行う、といった明確なステップだ。そうして会社基盤を固める一方で、社員の携わりたい業務を事業化するためのサポートもしていきたいとのこと。

現在、まずは3年後のコアメンバーによる体制確立を目指している段階である。

「思いやりがあって夢がある人にぜひ、来てほしい」と三木社長、岡本取締役、そして社員は声を揃える。スキルはあくまでプラスαであるとのこと。社員がやりたい、と言えば必要な案件を受注することも度々。会社は各社員の夢を叶える場所であり、そのために必要なサポートは惜しまない、と三木社長は語る。

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2007年にはISMS（情報セキュリティマネジメントシステム）を取得しました

「社長塾」開催中！

社員全員で作る社内規定・評価制度が2009年4月に仮施行予定です

残業は最低限に抑え、ライフワークバランスを保っています

社員全員参加の社員旅行は2泊、半期に1度はバーベキュー、その他プライベートでも互いに誘い合う機会は多いです

インタビュー

ジェネスで働く3人の若手社員に、同社での仕事内容、やりがいなどについて聞きました。 マネージャー渡邊剛氏（写真左） 2003年3月入社（28歳） アドバンスドプログラマ星山雄史氏（写真中） 2008年4月入社（25歳） アドバンスドプログラマ村真之介氏（写真右） 2007年11月入社（26歳）

── まず皆さんの入社されたきっかけを教えてください。

村：前職ではITソフトのパッケージ営業をしていました。でも、それだけではカバーできないクライアントの問題点もあって。問題解決に柔軟に対応するためにも技術力を身につけたいなと思ったことがきっかけです。

星山：転職サイトからのスカウトメールを受け、ジェネスにたどり着きました。

渡邊：私は異例です。飲食店でアルバイトをしていた際の知人を通じて社長と会う機会があり、そこで意気投合して入社を決めました。実は何をする会社かも分かっておらず、当時はパソコンに触った... 続きを読む