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インタビュー画像異業種からの転身 0から1を生み出すエンジニアの姿勢

自分の力でやりきることで、エンジニアとして圧倒的に成長

前職の小売業で3年勤め、現職では4年目を迎えたので、そろそろエンジニアの経験のほうが長くなりますね。前職退職後に専門学校へ通って開発を学んではいたものの、採用時は実務経験がない状態でしたので、技術力に期待というよりも、社会人経験や前職での店舗経営、スタッフ管理の経験を買われての採用だったかもしれません。当時この事業部はキャリア採用のエンジニア経験者が中心でしたが、私の入社後は未経験者や新卒の採用も増えて、今は半々といったところでしょうか。 入社から半年ほどは、前職から完全なキャリアチェンジをした上で、エンジニアとして自分自身にその適性があり、この先の成長が見込めるか不安でした。そんな時、ひとつのプロジェクトをきっかけに、自信を持てるようになったのです。 そのプロジェクトというのが、自動車販売業のクライアントのための最終顧客の情報を活用した地理情報システム(Geographic Information System)の構築でした。「最終顧客の所在地を地図上に表し、店舗統廃合などの判断を視覚的に行いたい」、「営業の効率化を図るために地理情報を利用したい」といった課題を解決するものです。実はプロジェクト開始後、クライアント側の経営方針変更などから、本システムも要件変更を行いました。解決するべき課題と開発要件のミスマッチがないよう、丁寧にヒアリングを続けて課題を整理し、最終的に要件を再確定させて、プロジェクト中止を回避できたのです。 私が開発部分を一人で完結させた初めてのプロジェクトでもあり、これを周りに頼ることなく、自分自身でやりきったことで、圧倒的に成長できました。クライアントとの丁寧なやり取りで要件定義を進めていくといったところで、小売業での経験も役立てられました。クライアントのご担当者様から「いいものができたね、ありがとう」とお声がけいただいた時は、嬉しかったですね。

経験を問わず、チャレンジしたいことを尊重してくれる組織文化

エンジニアであれば誰もが思うかもしれませんが、ゼロからイチを生み出せるモノ作りは、この職種ならではの面白さです。自分の技術力で、世の中になかったサービスを開発し、クライアントに使っていただき、クライアントの業務環境をより良くしていくことができるのです。 しかも、LTSにはそれに加えて自社の組織創りという面もあります。組織として若いフェーズにあるLTSの開発部門では、良い意味で部署内での決まりごとなども少なく、自分たちで少しずつ決めていくことができました。 それらに加えて、一人一人の要望を吸い上げて、チャレンジさせてくれる組織文化も特徴だと感じています。社歴や業務経験などに関わらず、チャレンジしたいことがあれば、それに沿ったプロジェクトへアサインしてもらえます。自分自身も、入社後すぐに大きな責任のある業務を任せていただけました。 今はプロジェクトにおける開発チームのリーダーとして携わることも多くなりました。後輩たちに対しては、本人がやりたいことをできるだけ理解するよう心掛けています。 エンジニアとして、もちろん広く浅く技術を持った人物も重要です。ただ個人的には、自分が興味を持って取り組める分野に注力し、ある程度プロフェッショナルになるほうが信頼されやすいとも感じています。そこで後輩にも将来的なことを含めて、何に興味を持っているのかを把握した上で、アドバイスやフォローをするようにしていますね。 エンジニアの業界は常に新しい考え方や、技術が生まれ、すごいスピードで世界に発信されます。それをキャッチアップしていかないと、レガシーな技術の中でしか生きられません。エンジニアとして一緒に働く方も、常に自己成長を求める方であってほしいですね。この部署が、お互いに成長を促せる環境になればいいなと思います。

期待されるレベルを上回る仕事を目指して

未経験からのスタートであれば、時間はかかると思います。私も採用当時は上司に「新卒のつもりでやります、技術力が上がったらそこで評価してください」と伝えました。その一方で、技術的な未熟さを理由に仕事を遠ざけたりはしないようにしています。任せていただけることは一通り受け持って、そこに新しい技術が必要であれば自分自身で身につける。期待されるレベルを少し上回るくらいの仕事を完遂できれば、成長とともにやりがいを感じられるはずです。 これまでWebサービスのプロジェクトを中心に手掛けてきましたが、今後はスマートフォンのネイティブアプリ開発の知見も増やし、分野的にもより広くクライアントの課題解決につながるシステム開発を進めていきたいです。部署内でも技術のスペシャリストとして活躍し、LTSの技術力の拠り所となりたいと考えています。 そして、最終的には自分で事業を手掛けたいです。モノやサービスを生み出して売ることが事業と考えると、経営者はその売り方だけでなく、作り方もわかっている必要がありますよね。そういう意味で、コンサルティングを主事業とするLTSならではの「過去のキャリアも無駄にならず、新たにエンジニアとしてモノの作り方を学ぶこともできる」環境は、とてもありがたいですね。

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