ご自身もリサーチャーとして長く活躍されてきた経験をお持ちですが、リサーチャーの仕事の醍醐味を教えてください。
医療の分野に関らず、マーケットリサーチャーの仕事は、顧客企業を動かす大きな力を持っています。企画内容が、顧客企業のコアな部分、方針等を左右する内容を含んでいますし、情報に基づいた信頼に値するものだからです。プレゼンテーションに、重役が出席することも珍しくありません。 だからこそ、やりがいはありますし、20代から精神的にも鍛えられる仕事だと思いますよ。 また、調査により、新製品における大切なメッセージだと認められた場合などには、開発に影響を与えたり、広告に使用されたり、学会で使用されたりします。そういったシーンに出会うと、やはり感動しますね。 大企業が、若いリサーチャーの提案で動くことがあるんです。これは、私にとってもとても大きなやりがいでした。 当社の社員を見ていると、医療分野でのマーケティングリサーチにおいては、企業を動かすということよりも、「医療の未来に貢献する」「社会に貢献する」ということが醍醐味になっているようです。 さらに大きな感動ですよね。世の中に役立っている、そんな手ごたえを感じているのでしょう。 確かに、新薬の開発に貢献できることもありますので、当社の仕事は、まさに「医療の未来に貢献できる」仕事だと言えます。
医療の知識がなくても、リサーチャーになれますか?
もちろんなれます。当社は薬学系大学や製薬メーカー出身の人もいますが、医療関連の経験や知識がなくても入社後には、基本知識を習得できるようにしてますし、先輩が指導してくれるので、学ぶ姿勢があれば、大丈夫。 最初の講習では、医療とマーケティングの基礎知識を学んでもらいます。すでに知識のある人は、直接OJTから入ってもらいますが、まったくゼロからスタートした人もいます。 一人前のリサーチャーになるには、5年かかると私は考えています。ですので、じっくり育てていきます。先輩もベテランから若手までいますので、どんどん質問して下さい。基本的に案件はプロジェクトとしてチームで担当しますので、チーム内で鍛えられながら成長できるはずです。 また、入社後1カ月目・3カ月目、そして1年目に、人事との面談も用意されていますので、不安に思っていることがあれば、そこで相談することもできます。
どんな人に入社して欲しいと考えていますか?
まずは、「医療に興味のある人」でしょう。 仕事を通じて「医療に貢献している」という気持ちを持つことができれば、この仕事を、本当に楽しめるようになります。 社員の定着率がいい理由は、ここが大きいと思います。仲間とも、仕事の魅力でつながっている。一番大切なことです。 それから、分析や企画が仕事になりますので、数字が好きであること、論理的であること、書くことが好きであること、が求められるでしょう。 また、これからの人材には、ぜひ発想力と積極性を持っていて欲しいですね。例えば、クライアントから直接は求められていないのに、企画書や報告書に、もう一枚自分の発想で書き、提案してしまうくらいの積極性。 これがあると、とても良いですね。 英語力については、もちろんあった方がいいです。必要不可欠ではありませんが、グローバル化を進めていますので、英語力を発揮できる場は経験を積むに従って増えるはずです。
これから入社してくる方へのメッセージをお願いします。
私は勤続20数年になりますが、毎日楽しく仕事をしています。 世の中は常に変化しているし、会社も変わってきました。その変化をいつも楽しんでいますね。 近年では、ますます会社がグローバルな動きをするようになってきました。 私自身も海外出張の際には、得意とは言えないのですが、自分なりに英語を使ってコミュニケーションをとり、活動範囲を広げようとしています。提携企業の内、二社は海外の企業ですし、グローバル化はこれからも進んでいくでしょう。 日本の中だけではなく、世界を舞台に活躍できる企業になれるよう、若い社員にも、グローバルに動いて欲しいですね。多くの社員は、英語を話せます。かれらには自らの動きをもっとダイナミックに、世界を視野に入れて成長してほしいと考えています。