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インタビュー画像代表取締役 木幡勝弘 三恵クリエスで2代目社長として就任

会社の経緯や転機を教えてください

三恵クリエスは2023年で33年を迎える会社です。 私は二代目の社長ですが、弊社は1991年に創業社長が健康食品の会社として立ち上げました。 一回目の転機が1998年にありまして、創業社長の知り合いのエンジニアが、 「今後ITの市場が広がっていくので、三恵クリエスでITを一緒に始めませんか?」 とアプローチを受け、そこに乗っかる形で二本目の柱としてITサービスを始めました。 二回目の転機が2000年。事情があって二代目の社長に私が就任し、しばらくは健康食品とITを兼業しておりましたが、「中小企業はなるべく事業分野を絞った方が勝てる!」と思い、2002年に健康食品事業を廃業し、IT一本で再スタートしております。 また、2006年、フリーランス主体でやっていた会社が2006年に社員化し、組織として成長発展していく会社になったのも大きな変化ですね。 三回目の転機は2008年~2009年のリーマンショックです。 当時はSES事業しかやっていなかったところ、仕事が激減して弊社も大きな痛手を受けました。 立ち直った後、今後は『変化に強い会社』を目指すべく、お客様から直請けして社内で受託開発、更に自社サービスを運営する流れを創りました。 もちろん、受託を始めるには「強み」や「実績」がなければいけません。 そのため、日本に上陸したばかりのスマートフォン市場に目をつけ、アプリ開発を「いつかの強み」にしようと考え、コツコツ積み上げてきた結果、今まさに我々の大きな強みとなっています。 2016年には、当時の社員の「こうなったらワクワクするよね」という声を集め、「VisionMilzie(ビジョンミライズ)」という7ヶ年計画のビジョンを制定しました。 現在は何をするにもVisionMilizeをむきなおり、そこで改めて中期のあるべき姿に向かっていっています。 そして今、改めて事業内容を精査した結果、今後はDX(デジタルトランスフォーメーション)支援の分野に舵を切っていくことにいたしました。 とはいえ、何か新しいことをゼロから始めるのでなく、2009年の時のように、今ある強みを展開し、できるところからコツコツ、着実に進めてまいりたいと思います。 私たちの目指すビジョンは 『「あなたに出逢えてよかった」と言われるNo.1の企業グループになります』 です。 これからも様々な波が押し寄せてくると思いますが、50年、100年お客様から 必要とされて、社員がきちんとライフプランを立てられる、そんな会社を目指し続けていきたいと思います。

新しく制定したミッションについて教えてください

2020年に我々のミッションを『「可能性」を耕し、「価値」を育てる』としました。 背景としては、2点あります。 1つは、よくも悪くも社員数が増えてきて多様化してきて、会社をまとめる軸の巻き直しが必要だと感じたこと。 もう1つは、最初に作った理念から13年がたち、会社事業も外部環境も変わってきて、当時のミッションと事業内容が若干のズレを感じていた、ということ。 ビジョンは『「あなたに出逢えてよかった」〜」から変わりませんが、「何を通してビジョンを実現するのか=ミッション」だと考えており、 上記背景を加味した結果として、いい意味でミッションを見直し、もう一回理念経営に乗り出そうと決意しました。 現在のミッション『「可能性」を耕し、「価値」を育てる』は、以前の三恵クリエスと比べて“お客様との距離が近くなった”からこそ掲げることができたミッションだと思っています。 今は「お客様に私たちが提供できるものは何か」という発想が強く、 『ものを提供するのではなく、仕組みを提供するんだ』 『お客様の可能性を諦めずに、その価値を一緒に育てていきたい』 そんな想いが込められており、共感してくれる社員と一緒に進めていきたいと考えています。 最近は自分でもミッションをお客様に対して説明しています。 「ただの開発屋じゃないんだ」と宣言する、ということは期待を持たれるということですが期待を裏切らないよう、「お客様の価値を育てていく」と強く決意しています。 また、新しいミッションは社員に対しても使います。 数人で始まった三恵クリエスも、もう60名を超えました。 ご縁があって出逢えた社員一人一人の可能性を耕すこと、その個性や価値を育てていくことは会社の使命として持ち続けていきたいです。 (余談ですが、「耕す」「育てる」という表現を使っているのは、三恵クリエスの社員や文化が「農耕型」であることから紐づけています。コツコツタネをまき、実りをまち、育てていく継続性と中長期視点をもつ文化を表しました)

社長の考える「三恵クリエスらしさ」とはなんでしょうか

コアバリューに表れていると思います。 ==【三恵クリエスコアバリュー 】== 【挑戦】 ・一歩先をいく ・一緒にワクワクしよう 【改善】 ・ゴールから逆算する ・本質を意識する 【チーム】 ・チームになる ★土台となるバリュー ・良心に問いかける ============= 例えば、「良心に問いかける」ですね。 自分たちだけがwinになると言う考え方はなく、お客様といかにwin-winになれるかを考えられるメンバーが多いと思います。 問題解決をするときも、「win-win」はあって当たり前というか、言葉にしなくてもそこは「前提」としようよ、という感じがあります。 例えば、あるプロジェクトに大きな問題が起きて「撤退しましょうか?」という話が出た時。 元請けではない場合、「じゃぁ撤退します」で終わりだと思うのですが 「どういう撤退の仕方が関係者にとって一番マイナスにならないのか」を考えて提案するんですね。 もちろん、このようなスタンスにはデメリットもあります。 ただ、私たちは顧客に対しても中期的な関係性を大事にしています。 だからこそ、「良心に問いかけ」中期的な観点での最善策を選択し、いつかのご縁につなげたいと考えます。 あとは「チームになる」、もそうですね。 目指す文化としても掲げていますが、 個人よりはチーム、より公のものを優先し、大事にしていくところがあると思います。 一匹オオカミタイプは三恵クリエスには少ないですね。

社員のモチベーションアップのために意識・工夫していることを教えてください

最近は会社からの発信を意識、工夫しています。 会社として目指しているのは「いかにVisionMilize(中長期ビジョン)を実現するか」です。 VisioMilizeに掲げているサブゴールに向かって「進んでいる感」を見える化し、社員に「なんだかいけそう!いい感じだ!」と思ってもらいんですね。 会社が掲げるビジョンを前進させていくのは現場の最前線で頑張ってくれているメンバー一人一人です。 ただ、自分たちの出した実績、事例はそこに携わっている人からすると大したことの内容に感じるかもしれない。 そこをちゃんとピックアップして、「自分の活動には価値があるんだ」ということをメンバーに感じてもらいたいです。 ==こんな取り組みをしています== ・経営計画書(冊子)を作成して全社員に配布し、目指す年間目標、ビジョンを共有。 ・OKRのフレームワークを活用して会社のゴールと各グループの目標を紐づける ・毎月の帰社会議(月一での全体会議)で全社目標へ進捗を報告  →進捗率、数字の報告を通して「進んでいる感」の見え方を工夫 ・同じく帰社日で各グループごとに現場やチーム、個人の「一歩進んだこと」を共有する「一歩先報告会」を実施 ====== いつか、表彰制度もやってみたいなぁと考えています。

最後に、三恵クリエスに入社する魅力をお聞かせください。

現在三恵クリエスの社員数60人ちょっとです。 規模感の割にはビジネスモデルごとの部署があったり、間接部門が複数あったり、小さな会社ながらもいろんなベクトルがある会社だと思っています。 そのため、一度所属したグループ、部署縛られることなく、キャリアチェンジ、部署移動、ジョブローテーションが実現できます。 また、コツコツ誠実に、中長期の目標に向けて、着実に前進していっている会社です。 変化の激しい時代、ややもすると人も組織も現状維持になりがちではないでしょうか。 私たちは「挑戦と改善とチーム」の文化を掲げていますが、 今よりも一歩、二歩、三歩進んで行こうとしている点、スピードは確かに物凄い速いわけではないかもしれませんが、このスタンスが大事かなと考えています。 最後に、冒頭に会社の経緯や転機をお話ししましたが、今まさに改めて大きな転機を迎えていると思います。第三創業期と言っても過言ではないですね。 ミッションやコアバリュー が刷新され、スマホアプリ開発に次ぐ「次の強みの獲得」に向けて中核事業も変化しようとしていますし、サービス企画グループを立ち上げて、新しい自社プロダクトを世の中に送り出そうとしている。 そのどれもが勿論VisionMilizeに結びついているのですが、そんな会社の成長過程に一緒に参画できるのは「今ならでは」の魅力だと思います。 成熟した組織で全てが整った環境で仕事をしたい、という方の要望からは外れてしまうかもしれませんが、「転機だからこその成長プロセスに参加できる!」とワクワクしながら一緒に困難を乗り越えていける方と共にVisionMilizeの実現を目指していきたいです。 それから・・面談は会社が求職者を見極める場ではなく、求職者と会社がお互いの想い、方向性、事情等を共有する場だと考えております。 そのため、ぜひ面談では本音ベースで自分の想いを語っていただきたいと思います。 その上で、三恵クリエスで実現できること、できないことを認識合わせして、 お互いの方向性がマッチすれば、一緒に頑張りましょう!

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目指すは「産業革命を起こすマストハブカンパニー」。テクノロジーの力で小売市場を新たな産業に。
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代表取締役 木幡勝弘
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