Xtra株式会社（旧社名：エニドア）

Vision
- すべての出会いを価値に変える
すべての出会いを価値に変える Xtraはサービスを通じて様々な出会いを創出します。その出会い全てを価値あるものにするため、尽力します。

Mission
- 世界中の価値をつなぐ
我々の定義する価値とは、翻訳などのいわゆる成果物としての価値のみではありません。
これまで触れ合うことのなかったヒト、モノが当社サービスを通じて繋がることで新たな価値を生む機会を提供します。
世界中に散らばった価値あるモノをオンラインで適切に繋げる事で、国境を越えて世界を拡張していきます。

Value
- 自分自身をプロデュースし続けよう
Xtraは常に前進していきます。思い描く最高の自分をイメージしプロディースしていくことで、自らの価値を高めることができると我々は考えます。各人がセルフプロディースし続ける事で生み出される新たな大きな価値の創出を目指します。

- 多様性を許容しよう
Xtraが提供するサービスのユーザーは世界中にいます。国や地域、宗教、文化、ジェンダーによって考え方、価値観は様々です。様々な価値観を否定するのではなく、受け入れるという事を意識して行動する事により、サービスと会社の成長につなげます。

- シンプルにしよう
Xtraは”シンプルである事”を重要視します。複雑になればなるほど、選択肢が多ければ多いほど、迷いが生まれます。世界中のユーザーに使われるサービスにする為には、サービスをよりシンプルで分かり易くする必要があります。

- 人生を楽しもう
Xtraは、毎日働く事が楽しいと思える会社を目指します。ワクワクと楽しみながら作るサービスにはワクワクが溢れるはずです。ワクワクの連鎖で世界中のユーザーが毎日訪れたいサービスを作ります。

アメリカの大学で「起業経営学」を専攻した山田氏は、帰国後に大手通信会社に就職する。
「すぐ起業するという選択肢もありましたが、当時普及し始めていたインターネットを活用すれば大きなチャンスが得られると思いました。しかしITスキルがほとんどなかったので、文系でもエンジニアとして採用してくれたその通信会社に入社したのです」

入社3年後独立し、スカイライトコンサルティング社主催のビジネスコンテストに参加し、現在の『Conyac』のビジネスモデルをプレゼンして最優秀賞を受賞する。これが契機となって、2009年2月にエニドアを設立する。エニドアとは、“どこでもドア”のことだ。

「自分自身、英語がほとんど喋れないのにアメリカの大学に入って大いに苦労しました。また、就職した通信会社では、周囲の人が英文マニュアルや海外からのメールで苦労しているのを目の当たりにしました。しかし、当時あった翻訳サービスは高価で、みんな仕方なく無料のWebサービスなどを使っていたのですが、不正確、不安定で使い物にならなかったのです。そんな原体験があったので、“コーヒー1杯おごる感覚で気軽に頼める”翻訳サービスがあれば確実に需要があるし自分も使いたいと考えてサービスを作りました。」と山田氏は述懐する。

当初は個人向けのサービスでスタートしたものの、ユーザーニーズのほとんどはビジネスユースにあることがわかり、法人向けのサービスを付加。そして法人向けのほうが市場も収益性も圧倒的に大きいことを検証し、法人向けにシフトし大きく成長し始めることができた。

今後の当面のターゲットは、2020年の東京オリンピック。多くの企業がインバウンド客獲得のためのサービスを繰り広げることが予測される。
「Webサイトのローカライズだけでなく、問い合わせてきた外国人客への対応などのニーズが激増すると思います。これをしっかり取り込む体制を構築します」と山田氏は意気込む。

さらに、2020年以降のグローバル展開のための基盤づくりに力を入れていく腹積もりだ。
「すでにアメリカに子会社を設立していますが、アジアやヨーロッパなどにも設立していきます。国ごとに異なる法規制への対応や、現地の企業やメディアなどとの関係づくりが重要な課題になり、そのための拠点が必要になると考えています」（山田氏）

国内でも、営業拠点を積極的に設置していく。「東京を飛び越して直接海外に打って出る地方企業が意外に多い」（山田氏）からだ。エンジニアを確保し開発に集中してもらうための開発拠点も設置する。