CEO 今城博史氏

まず、略歴からお教えください。

大学卒業後、スポーツエージェント企業に入りました。そこでは2年半、大リーグ入りした著名選手のエージェント業務を担当しました。 その後、モバイルサービスを手がけるインターネット企業に転じてネットの世界に入り、4年半、営業現場のマネージメント業務に就きました。 次に、スマホアプリ会社に営業担当役員として入社し、当時手がけていたインフルエンサーマーケティングやECサイトの収益化支援などを担当して、1年半で退社します。 そして、2011年3月にソーシャルゲームの運用を受託する会社を設立しました。3年ほど経営して退任、売却をし、当社を設立したという流れです。

notariという社名には、“あったかい”風土を築いて、エンジニアに『ここで働きたい』と思ってもらえるような会社にしようとの願いを込めていると伺いました。

当社の創業には、いい仲間に囲まれながらエンジニアが気持ちよく、また熱くなって仕事ができる部活のような環境をつくりたいとの想いがありました。どんなサービスをつくるかにはこだわりはありません。“何をするか”よりも、“誰とどのようにやるか”のほうがはるかに大事だと思っています。 アメリカでは、起業家として大成功したエンジニアがいますが、日本のエンジニアは“作業者”というイメージが非常に強いと思います。クリエイターもそうですが、日本では古き良き時代の組織システムをパラダイムシフトしている現代でも使っているところが多いです。上司が正しい、だから下はそれに従っていればいいといった環境です。それでは、現代のビジネス環境では生き残っていけないのではないでしょうか。 エンジニアは作業者、プログラムを書く人ではなく、考え、仕組みを創りだす人であり、サービスの根幹、まさに“エンジン”をつくる人であるはずです。自らマーケットを見てサービスを考え、誇りをもって開発する。そのプロセスでは、仲間と意見をぶつけ合い、笑ったり泣いたりしながらサービスをつくりあげていく。そんな職業生活は楽しく充実しているはずです。私は、当社をそんな環境にしていきたいと思っています。

そんな今城さんにとって“仕事”とは？

人生を豊かにするためのツールですね。お金を稼ぐための手段と割り切り、なるべく短時間で切り上げたいという人もいるでしょうが、私は違います。私にとって仕事は人生を豊かにしてくれるものなので、なるべく多くの時間、一生懸命関わっていたいと思っています。一生懸命にやらないと、喜びは見いだせないからです。

オフタイムの過ごし方についてお教えください。

ゴルフを始めました。それと、学生時代はラクロス部に入って活動していました。数年前まで、大学でコーチもやっていましたよ。体を動かすことは好きですね。

最後に、応募者にメッセージをお願いします。

この「Green」を見ているのは、今の仕事環境に満たされていない方かもしれません。私は、そんなエンジニアが満たされる思いが感じられる環境をつくりたくて当社を創業しました。 入社してくれた人とはずっと一緒に仕事をしていければ何よりですが、成長して自分も経営してみたいという人には、会社を任せたいと思っています。独立も支援したいと思います。 「指示がなければ動けない」というエンジニアも多くいますが、そんな人たちは失敗も許容される環境で思い切り仕事をすることを許された経験がない人ではないからかも知れません。 僕は当社が潰れない限りどれだけ失敗してもいいと思っています。経験の有無など関係ありません。この私も、社長経験などないのに社長を始めたわけですから。要は、そのチャレンジをやり切れるかどうか。ぜひ、一緒に思い切りやりきりましょう。