執行役員 インターネット企画制作担当 茨木 智設氏 新卒で入社後、放送局から広告枠を購入するテレビ営業として同社でのキャリアをスタートする。その後、エコポイント需要で会社が活況する中、テレビとパソコンのバイヤーとして商品仕入れに携わった。顧客アフターサービス部門での業務を経て、インターネット企画制作部門へ異動。2014年に執行役員に就任。

ECサイト部門のミッションは何でしょうか。

企画・制作・商品の力を最大限発揮し、当社の特徴である紙やテレビ、ラジオなどの媒体を駆使した「メディアミックス」の注文経路としての役割を果たしつつ、サイトに来るといつも欲しい商品や楽しさが見つかるサイトを目指すことで売上・利益獲得に貢献する。それが部門としてのミッションです。 2016年夏に『Japanet senQua（ジャパネットセンカ）』というタイトルの元、サイトのリニューアルを行いました。「たくさんの商品の中から、迷わず良い商品だけを手にしたい。」そんなお客様の気持ちにこたえたい。センカの由来は、厳選し、選び抜くの「厳選」と「Quality（クオリティー）」の高い商品からきています。その由来どおり、現在では、リリース前と比較して、「ジャンルピックアップ」と呼ばれる、カテゴリーごとの売り場で売上が上がりました。現在は、商品数の充実、各商品の制作改善など更なる改善を行っているフェーズです。 ECサイトは、商品の動画説明を見て24時間いつでも購入出来るメリットがあります。また、コールセンターに連絡するのが億劫なお客様に対してFAQで疑問点を解消出来るなど、ページを見ただけで商品についてくまなくわかるようにしています。そこが他媒体との違いですね。

他社ECサイトとの差別化、工夫点はありますか？また、今後の戦略や目指す方向についてもお聞かせください。

他社ECサイトとの大きな違いとしては、他社がロングテールを行う中、当社ではバイヤーが選び抜いた商品のみを価格とサービスにこだわって販売する「少品種多量販売」という戦略をとっている点だと思います。さらに、全商品に対し、MCが45秒間で簡潔に商品説明を動画内で行う「45秒動画」というコンテンツは、他にはない当社ならではの特徴です。当社がお薦めする全商品に動画説明を付けることを『ジャパネットセンカ』でもお約束していますし、元々テレビショッピング等で当社が強みとして培ってきた分野でもあります。なので、そこはECサイトでも引き続き注力していきます。 当社のPCサイト購入者は50～60代の男性シニア層がメインですが、スマートフォンでは30～40代の女性がメインとなっています。今までは、PC利用とスマホ利用の購入者層は、6：4ほどでしたが、市場の流れの影響もあって、現在では半々ぐらいの割合になってきています。 今後はアプリの本格展開も含めて、PCファーストからスマートフォンファーストの方向に移行していく計画です。PCサイトを単純にスマートフォン対応にするということではなく、スマートフォンならではの企画やレイアウトを追求し、売上向上を目指していきます。

御社で働く魅力を教えてください。

「自分達でメディアを作って自分達で売る手ごたえ」を実感できる点が挙げられます。インハウスですべてを手がけていることで、やりたいことをスピーディーに実現することが可能ですし、結果が返ってきたら即改善に繋げられます。商品選定から販売、アフターサービスまでを関連会社全体で行っているので、横の繋がりが強いです。「皆で良い商品を売っていこう」という意識が高いですね。 制作側としては、お客様の声がダイレクトに入ってくるという他ではあまりない恵まれた環境と言えます。また、一つの商品の同じ訴求ポイントでも、テレビショッピングやチラシなど媒体によっても見せ方や表現方法を媒体特性に沿って変える必要があるので、Webでどうやって表現するかといった面白味も感じられるでしょう。 会社全体としては、若い人が多く誰にでもチャンスがある点です。和気あいあいとしているのですが、大胆な抜擢であったり、ベンチャー気質もあります。ベンチャーと大企業の良いところ取りが出来るのは、当社の魅力ではないでしょうか。

社員のモチベーション維持に気を付けていることや具体的な施策はありますか？

スキルアップに関しては、研修制度が整っている点が挙げられます。例えばマーケティング研修は外部講師を招いており、部門関係なく誰でも参加可能です。資格取得支援も整備していて、祝い金の支給を行っています。 当社の代表取締役が「努力と成長を楽しむ」とよく言っているのですが、半期ごとに部署として評価軸を設定していて、それに基づき評価を行います。結果はもちろん求められますが、当社ではプロセスも重要視します。また、プロセスと共に人となりも評価します。 例えば、入社1年目の社員では、挨拶をしっかりするとかそういった「人として」の部分でも評価をします。結果だけでなくプロセスや人となりを見ることも、社員の働く意欲を高めることに役立っているかもしれません。

応募者へのメッセージをお願いします。

一緒に楽しいことをしていける人、良い商品を良い形でお客様に伝えていける人を求めています。「お客様の為に」を第一に置きつつ、自分のやりたいことを実現して欲しいですね。ジャパネットらしさという基本の考え方はあるものの、新たな手法等の提案は大歓迎です。新風を吹かせて欲しいと思っています！ 仕事ですからシビアな部分もありますが、楽しく働ける環境が整っているのが自慢です。その楽しさの背景には、社員の「人の良さ」があります。社風として困っている人を放っておけない風土があるんです。忙しい時でも、声を掛け合うことが自然に行われるんですよ。そういった人として温かい部分が、働きやすさに繋がっていると感じます。皆が同じ方向を向いている実感があり、連帯感もありますね。