SBテクノロジー株式会社

SBテクノロジー株式会社は1990年10月に設立、ソフトバンクグループにおけるICTサービス事業を担う中核企業として、「情報革命で人々を幸せに〜技術の力で、未来をつくる〜」を経営理念に掲げ、最先端のICT技術を活用したシステム・ソリューションの提供を行っている。
顧客はソフトバンクグループ各社だけでなく、エンタープライズ企業、官公庁・地方自治体などを顧客にもち、ソフトバンクグループ各社とのシナジーを図りながら、顧客が抱えるさまざまな課題をICTサービスで解決することで、豊かな情報化社会の実現を目指している。

また、組織としては一人ひとりがプロフェッショナルとしてのパフォーマンスを最大限に発揮できる環境や制度を整えることで、社員も会社も「大きく成長する」ことを大方針に掲げ、事業の拡大を推進している。

「私たちが参画するプロジェクトはソフトバンクユーザー向けのものもあれば、ソフトバンクグループの社員様向けなどと様々。いずれにおいても要件定義から幅広いフェーズに携わり、クライアントからの要求を具現化していく役割を果たしています」と語るのは、事業統括グループ事業部・副事業部長のS氏。これまでソフトバンクグループのIT部門や業務部門のお客様向けのシステム開発において、多様な課題を解決してきた実績から多くの知見やノウハウを蓄積してきた同社。これからの将来を見据えての課題について伺ったところ、ソフトバンクグループ各社の事業拡大に向けた新規案件への積極的な取り組みにあるとの答えが返ってきた。

「現在、グループ全体で既存事業から新しい領域への拡大が行われている中、私たちも新しい技術領域への挑戦を行っています。単純にSBテクノロジーとして対応できる領域を広げていくだけではなく、グループ会社に対して未来を見据えたソリューションの提案や効率化を実現させる提案に注力し、より質の高いシステム開発を目指しています。こういったことを実現していくために社内でいくつか取り組みも進めています。例えば、ベテランを中心にPM補佐チームを編成し、実践を通じてPM候補となる人材のフォローを行うことやリーダー層へのコスト管理手法の教育等、育成施策を通じてメンバーのスキルの底上げを行っております。」（S副事業部長）

これまでSBテクノロジーに中途入社したエンジニアは、多くが二次請け・三次請け企業で働き、その中で数々の開発プロジェクトに参加してきたメンバーだ。2021年4月に入社したK氏もまた、前職では二次請けとして信託銀行向けのWebアプリ開発に関わり、サブリーダーやリーダーを務めてきたエンジニアである。

「前職でもプロジェクトを俯瞰で見て、チームや社内の他部署やお客様を巻き込んでのチーム運営を得意としていました。しかし、当時の会社は二次請けでプロジェクトの中でPLまでの経験で頭打ちだったため、クライアントと直接やり取りをしながら開発に携わり、ゆくゆくPMとしてプロジェクト全体のコントロールが経験できる当社に入社しました」（Kさん）

入社して1年が経過した時点で振り返ると、これまでに実感したことのないスピードで成長してきたとKさんは語る。「金融業界のシステム開発の経験が中心であったため、当社では違う業界を希望しました。入社してすぐグループ内の物流システムに配属となり、トレーナーにフォローをしてもらいながら一緒にテストや改善などの業務を担当。最初は顧客の業界が異なることで仕事の進め方も変わる部分が多く戸惑いもありましたが、自分から積極的に動いていくことで任せてもらえる仕事も増えていきました」（Kさん）

当社では、中途入社者に対して「プロジェクトのリーダー」、「所属部署の課長」、「メンター※」という三方向からのアプローチで密にコミュニケーションをとり、困っていることはないか？どんな仕事に取り組みたいか？などを定期的に面談で会話しています」（S副事業部長）という。

※中途入社者が入社後様々な相談ができるように、配属された部署とは異なる部署に所属している社員がメンターとして半年間つき、月に1回の面談を通じてフォローアップする制度

エンジニア本人のキャリア形成の意向を尊重したうえでチーム間およびグループ間の異動も行われており、制度としてのローテーションではないものの、ある組織では半年間でおよそ3分の１のエンジニアが新しい環境へチャレンジする、といったこともあり、タイミングを見極めてメンバーのキャリアにプラスとなるプロジェクトや職責を任せているのだという。

このような社風の中で、PMを目指すK氏は自身のなりたい姿を上司に伝えることで早くに上のポジションを任されるようになったという。

「PMの仕事も任されることで、多くの協力会社と関わるようになりました。そこで契約や法律などの知識が身につきましたし、利益など数字への意識も向くようになりました。責任も大きくなりますので、クライアントとの折衝もPLとは違う醍醐味を感じています」（Kさん）

今後も新たな領域に挑戦し続けるSBテクノロジーであれば、自分の成長と共に事業拡大の醍醐味を感じることができるはずだ。