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株式会社エブリー

  • IT/Web・通信・インターネット系
  • マスコミ・エンターテイメント・メディア系

ユーザー数3,000万人以上!「誰でも簡単においしく作れる」をコンセプトとした日本最大級のレシピ動画メディア『DELISH KITCHEN』運営会社

上場を目指す
自社サービス製品あり

企業について

株式会社エブリーは、動画メディアを運営する会社だ。現在、レシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」、ファミリー向け動画メディア「トモニテ」、ビジネスパーソン向け動画メディア「TIMELINE」の3つのメディア・サービスを運営している。動画は、FacebookやInstagram、YouTubeなどのSNSを使って配信。いずれも評判を呼び、2015年にサービスをスタートして以来、ユーザー数は右肩上がりに増加している。中でも『DELISH KITCHEN』は3,000万人以上のユーザーに利用されている。

この会社を立ち上げたのは、元グリー取締役の吉田 大成氏だ。まだ社員20人ほどの規模だったグリーに入社し、責任者兼エンジニアとして数々のゲームタイトルを立ち上げ、日本のみならず海外にも広めた人物だ。グリー成長の立役者の一人であり、もっと言うなら、モバイルゲームの市場を作り、今や1兆円規模となった日本のモバイルゲーム市場の成長に大いに貢献した人物でもある。

吉田氏は2015年9月に新たな挑戦をするためにエブリーを立ち上げた。
事業ドメインとして動画領域に目をつけたのは、YouTubeなどの動画メディアが猛烈な勢いで伸び、可能性を感じたからだ。
「個人が情報発信やコンテンツ配信できたりと、これから動画の領域が伸びるだろうという思いがありました。また一人一台スマートフォンを持ち、場所や時間を問わず、好きなコンテンツを見られる環境が整ってきました」。吉田氏は起業当時の事業環境を振り返る。「そのなかで、見られるのはおもしろコンテンツだけなのか。『いや、そうではない』と思ったのです。より生活に役立つコンテンツを動画でお届けできたら、みんなの生活が便利になる。そう思ったのが会社をつくるきっかけです。」吉田氏は言う。


「動画は圧倒的に情報量が多く、伝える力がある。これからは、あらゆるものが動画に置き換わっていくのではないか。」そう考えた吉田氏は、挑戦の場に動画メディアを選んだ。その見込みは当たり、動画メディアや動画コンテンツは急速に人々の生活に溶け込み、エブリーが提供するコンテンツの視聴者数も右肩上がりで増加。

ファミリー向け動画メディア『トモニテ』、ニュース&エンタメ動画メディア『TIMELINE』といったメディアにおいても着実にユーザー数を伸ばし、多くのユーザーの心をつかんでいる。


【主な受賞歴】
・Forbes JAPAN「日本の起業家ランキング RISING STAR AWARD」第1位
・日本アドバタイザーズ協会「Web人賞」
・App Store/Google Play総合ランキング:1位(2017年4月)
・Google Pley「ベストオブ2017」Top 5 アプリ部門、デイリーヘルパー部門の2部門入賞
・App Store 2017トップAppにランクイン、「今年のトレンド」に選出

今までのエブリーのビジネスは、広告が主な収入源であった。クライアントには誰もが知っているような有名企業が多い。
吉田氏は「大変ありがたいことに多くのお問い合わせをいただいて、徐々に広がっていった感じです」と当時を振り返る。『DELISH KITCHEN』が瞬く間に広まり、それを見たクライアントから問い合わせが来る。

若者を中心にテレビ離れが進むなかで、商品やブランドの認知度を上げる手法を企業は模索している。
そんな企業の課題への解決策として、『DELISH KITCHEN』などエブリーのコンテンツは極めて有望だった。『DELISH KITCHEN』の中では、ブランドコンテンツと呼ぶ、広告主の商品を使ったレシピ動画がある。普段から好きで視聴しているレシピ動画と同じテイストで作られているため、ユーザーも自然に受け入れることができる。
「広告の好感度は90%という驚異的な数字になっています。既にファンになっていただいているユーザーの方なので広告主様のメッセージがポジティブに伝わりやすく、『DELISH KITCHEN』が紹介するなら買ってみようという反応につながる。クライアント企業様にも期待していただいていると思います。」(吉田氏)

ブランドコンテンツは2016年からスタート。取引実績のあるクライアントを着実に拡大し、広告収入に繋げてきた。ただし、これはあくまでも通過点。広告収入だけに頼らない様々なマネタイズ手法を確立していく考えだ。
その一つが「OMO(※)への挑戦」である。
※OMO=「Online Merges (with) Offline」を略した言葉

「いま一番強化しているのが流通・小売との連携です。提携しているスーパーに店頭デジタルサイネージを置いてもらったり、アプリの中でもデジタルクーポンやWEBチラシの配信を行うなどして買い物をトータルサポートする、ということを目指しています。
2019年7月に伊藤忠食品株式会社(以下、ISC)との資本業務提携を行いました。エブリーのデジタル領域の知見やコンテンツ力と、ISCがこれまで培ってきた小売業・メーカーとの接点や売場提案力を掛け合わせ、次世代の技術を活かした販促提案を推進していきたいと思っています。流通・小売に向けた販売促進や送客施策のデジタル化の推進はもちろん、メーカーに向けた多面的な露出機会も引き続き提案していきます。」と吉田氏。

オンラインとオフラインの垣根を超えたサービス提供概念「OMO」のもとサービス展開することにより、さらなる事業拡大に挑戦していく。

オフィスにはスタジオも完備している。動画のコンテンツを内製していることも、エブリーの大きな特徴だ。少数精鋭の組織ながら、ディレクターだけでなく映像や料理、ファッション、広告など様々な領域のスペシャリストが集まっている。動画メディアに大きな可能性を感じてジョインしたメンバーばかり。

組織はフラットで、多様性を大事にする。「みんながお互いにリスペクトし、コラボレーションすることで、より大きな価値を生み出していきたい」。吉田氏は、目指す組織像をこのように話す。このフラットな組織を維持しながら、これからも引き続き強化していくのがエンジニアリングだ。良いコンテンツを多くの視聴者に見てもらうには、このメディアに最適な土台と見せ方が必要だ。例えば2,400万以上のダウンロード数を誇る『DELISH KITCHEN』のアプリは、「レシピに出会える」ということを一番念頭におき、作られている。「主婦の方にお話を聞くと、材料を入力してレシピを検索することはできるけど、そうではなく、『今日は何を作ろうかな』という悩みに答えるアイデアがほしいと言う声が多かった」と吉田氏。
ユーザーに入力させない、検索させないということをゴールに、レコメンドの精度を上げていく。そんな今まで満たせていなかったニーズに『DELISH KITCHEN』は答えた。それを可能にしたのは、徹底してサービス改善に取り組んできたエンジニアの力量と情熱だ。

ユーザー、トラッフィックともに日々増加しており、今後もなお、加速度的に増えていくだろう。現在、これを支えているのは、大規模Webサービスの構築、運用を手がけて来た凄腕のエンジニアだ。日々蓄積される膨大なデータを分析し、次の施策に活かすにもエンジニアリングは不可欠だ。吉田氏自身がもともとエンジニアとしてキャリアをスタートしたこともあり、その大切さは誰よりもわかっている。エンジニアリングの強化とコンテンツの充実の両輪で、さらなる成長を目指す。


「動画を通じてもっと楽しく、もっと充実した毎日に」というミッションを掲げるエブリーでは、嘘や間違いのない「プロコンテンツ」であること、最新の「テクノロジー(AI)」を取り入れること、そして新しい「UX」を生み出しお客様に届けていくこと、を強みとし、より多くの人に必要とされる生活必需品サービス作りに今後も取り組んでいく。

募集している求人

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インタビュー

株式会社エブリーのインタビュー写真
渡邉 武尊 データソリューション本部 マーケティングソリューションズ事業部 部長 2014年に新卒でインターネット広告代理店に入社。営業としてダイレクトマーケティングの提案、プランニングを担当。2017年9月エブリーに入社し、広告営業に従事。2021年1月よりマーケティングソリューションズ事業部部長に就任。

── リテールメディアの可能性

ーなぜリテールメディアに取り組むのでしょうか?背景について教えてください。

渡邉:米国ではリテール領域のデータを活用した広告ビジネスがトレンドとなり、サーチメディア、ソーシャルメディアに続く第3の波として「リテールメディア」が急速に立ち上がっています。日本においても、コロナ禍による購買行動の変化やサードパーティクッキーの廃止など、広告やマーケティング、さらに販促のあり方が急速に変化しており、購買を起点にした「リテールメディア」の重要性が高まってきています。

ー「リテールメディア」は日本のメーカーからも注目されているのでしょうか?そしてそこには... 続きを読む

企業情報

会社名

株式会社エブリー

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

IT/Web・通信・インターネット系 > モバイル/アプリサービス

マスコミ・エンターテイメント・メディア系 > 広告・デザイン・イベント

企業の特徴
上場を目指す、自社サービス製品あり
資本金

2,646百万円(資本剰余金を含む)

設立年月

2015年09月

代表者氏名

代表取締役 吉田 大成

事業内容

■動画メディア事業
■広告事業

株式公開(証券取引所)

非上場

従業員数

300人

本社住所

東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー38階

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