Hmcomm株式会社

Hmcomm株式会社は、AI（人工知能）とディープラーニングを活用し音声から価値を提供する、東証グロース市場上場のベンチャーです。
最先端の音声認識技術を取り入れたAIプラットフォーム「The Voice 」をベースに、音声ビッグデータを見える化することにより、お客様の価値を最大化するソリューションを提供し、画像等に比べ、まだまだ活用の進んでいない「音声ビッグデータ」をビジネスリソースとして活用できる道を切り拓こうとしています。

2012年7月に設立し、音声認識に特化した「The Voice 」、異音検知に特化した「FAST-D」という2つのプラットフォームサービスを実用化し、音声データのAI言語処理技術により高度な分析・活用を実現してきました。

コンタクトセンター向けソリューション「VoiceContact」は、主に国内大手企業のコールセンターで多数導入いただいており、人材不足や顧客満足度の低下、コール品質の劣化、音声ビッグデータの未活用など多くの課題を抱えるコールセンターの長年の課題を「音声認識×AI」で解決することに成功してきています。
オペレータやSV（スーパーバイザ）業務の省力化につながるだけでなく、商品知識がない動員初期のオペレータでも、AIのアシストによりスムーズな顧客対応を実現できるほか、AIによる自動対話技術の応用が可能で、労働人口減少や人件費高騰など社会課題解決も期待されています。

異音検知プラットフォーム「FAST-D」は、工場やプラント、環境音、車両や航空機、インフラ構造物、エッジコンピューティングと様々な分野で活用が可能です。

Hmcommが得意とする音声認識AIの要素技術は、DNN（Deep Neural Network）音声認識や自然言語処理、自動要約、感情分析などにまたがります。
サービスの提供形態としては
(1)月額課金のインターネット経由で使用する「クラウド」型モデル
(2)企業の設備内に専用サーバーを置いて使用する「オンプレミス」型モデル
(3)ハードウェアインテグレーション含めた「アプライアンス」型モデル
(1)(2)の機能を兼ね備えた「ハイブリッド」型サービスも展開中です。

「音声の非構造化データ」の社会実装は、自動運転に代表されるような画像認識技術に比べるとまだまだ伸びしろも多く、また、音声認識技術はAIの進歩との関連性が高く、両者の結びつきにより、今までにない新たな市場創出も大いに期待されています。

代表取締役の三本幸司は、1986年に富士ソフトウェア株式会社（現富士ソフト株式会社）に入社し、2007年に取締役に就任。2012年5月に一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会（JSSEC）の理事に就任した後、翌6月に46歳で独立。翌7月にはMCPCモバイルコンピューティング推進コンソーシアムの顧問に就任し、2012年7月にH&Mコミュニケーション株式会社（現Hmcomm株式会社）を創業しました。

業界大手である富士ソフトの取締役の座を辞して起業を決断した理由は、「後追いではないオリジナルのものづくりがしたい」との想いからです。
コンタクトセンターにおける潜在ニーズへの気づきもあり、AIと音声認識技術の融合による高度な音声人工知能の実用化やそのための最先端の研究・開発領域は、当時まだまだ発展途上にあり、音声認識技術の分野における“日本発”の技術専門集団として、開発・実証に挑んでおります。

音声分析技術の進化により、ロボットやウェアラブル・デバイスは、より早く、より適切なフィードバックを返すことができるようになりますし、企業の中で埋もれていたデータの活用が新たなイノベーションにつながり、同時に労働生産性の向上にも貢献できるでしょう。誰かの後追いではなく、オリジナルのものづくりで社会課題を解決したいという思いは、技術者であればだれもが抱く気持ちだと思います。ぜひ、AIと音声認識技術の融合という切り口で、チャレンジしてみませんか？一緒に会社を創り上げていく醍醐味を味わいながら、世界の技術力の最高峰を目指しましょう！