代表取締役　村越 了氏

略歴を教えてください。

カーディーラーに整備工として就職し、数年携わった後、営業職に転じます。 その後、フリーランスの教材販売を経て、SESを手がける従業員200名強のシステム開発会社に転職します。SESの営業、人材採用、人材開発、技術部長を経験し、執行役員に就任して会社経営にタッチしました。 そして、2015年3月に再度独立し、株式会社JOINT CREWを設立しました。

創業時の志を教えてください。

創業時の理念は“地方創生”です（企業詳細タブ参照）。 元来私は、自分が生まれ育った日本という国が好きなのです。現在の日本は、世界で3番目の経済大国であり、アジア唯一のG8構成国という世界のリーダー的位置づけにあります。世界で最も安全で安心に暮らせる国といわれ、多くの国民は経済的に不自由なく暮らせていると思います。しかし、そんな国になれているのは、特に明治以降の先人たちが代々犠牲になってこの国を守り続けてくれたおかげです。そこに感謝すると同時に、我々の世代が何もしないでいては、今の状態を未来に向けて維持していくことはできないとの危機感を持つようになりました。私は新潟県長岡市の出身ですが、故郷の街はほかの多くの地方と同様、衰退しているからです。 一方、ITの世界にはアメリカからさまざまなインターネットサービスやクラウドという“黒船”が襲来しています。そんな中で、自分は何もしないでいていいのか？自分には何ができるのか？とモヤモヤした思いを抱いていました。そして、せっかくITの世界にいるなら、ITの力で“地方創生”できるのではないかと思うようになったのです。今後の日本経済を発展させるためには、地方に眠っている可能性を引き出し、活性化させるしかないと思うからです。 そこで腹を括り、“ITの力で地方創生する”というビジョンと、「“社会を変革させていく技術を身につける環境”を提供することで人と技術を繋ぎ、社会に対して“よりよい未来を創るための技術”を提供し、未来の子どもたちが笑って過ごせる未来に繋げていく」というミッションを掲げて当社を創業することにしました。

社員に対する思いを教えてください。

当社のビジョンやミッションは、いわば誰かを幸せにするということです。その中で社員は自分の幸せとは何かを把握し、その実現のために仕事で何をしたいのか、すべきなのかを考えてほしいと思っています。

そんな村越さんにとって“仕事”とは？

私の職業は会社経営者ですが、会社経営とは、音楽フェスティバルのオーガナイザーのようだと思っています。オーガナイザーの私は、「こんなイメージの楽しいイベントをやりたい」と考えて、プロデューサー以下スタッフに指示を出します。フェスのプロデューサーは取締役で、出演アーティストはエンジニアで、フェスの運営担当は事務職で、オーディエンスは当社のお客様。そして私は、運営されているフェスのステージの袖に立って「いいなぁ、楽しいなぁ」と言って見ているという感じです（笑）。つまり、会社は関わる誰もが楽しめるものにしたいとの思いが強くあるのです。

趣味やオフタイムの過ごし方を教えてください。

フェスやライブに行くことですね（笑）。以前はバンド小僧でした。好きなアーティストは、“グランジ（汚い）ロック”とか“オルタナティブ・ロック”といわれている「ニルヴァーナ」という3ピースバンド。誰でも思いつくようなシンプルで簡単なコード進行の上に、誰も思いつかないようなメロディを乗せているところに軽い衝撃を受けたのです。 彼らのそんな音楽を聞いて、「いいものはシンプル。宝物はそのへんに落ちているが、それが見えているか見えていないかの違いは自分の心が決めている」ということを教わりました。 あとは、「ドラゴンクエストX」などのゲームも好きです。