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インタビュー画像代表取締役 クリエイティブディレクター 遠崎 寿義氏 1976年生まれ。1998年7月、まだ学生のときに株式会社イメージソースに参加。Webサイトの企画・制作や広告制作、Flashコンテンツの制作などに関わる。2005年4月、遠崎寿義、大塚知洋、高岡桃子の3人で株式会社ザ・ストリッパーズを設立。代表取締役社長に就任。前職・現職を通じて、カンヌ国際広告賞金賞を始め、多数の広告賞受賞の経歴を持つ。

遠崎社長がザ・ストリッパーズを設立した経緯を教えてください。

ザ・ストリッパーズを設立したのは、2005年4月です。私を含む3人で起業しました。現在は「逆転オセロニア」の開発がメインになっていて、ゲーム会社だと思われることもありますが、もともと広告制作やアプリ開発からスタートしています。お陰様でカンヌ国際広告賞金賞、One Show Interactive金賞、Adfestグランプリ、東京インタラクティブ・アド・アワード金賞、Spikes Asia金賞といった、多数の広告賞を受賞しています。 私は学生時代にWebの広告制作の会社の起業に参加し、その会社は今もあって、以前はよく連携もしていました。そこを辞めて改めて当社を起業したのは、もっと広告制作の型に嵌まらない色々な仕事をしたかったからです。さすがにここまでがっつりゲームの開発をするとは当時は思っていませんでした。スマホ自体存在してませんでしたし。今ではすっかりこの仕事を楽しんでいます。ただ、ゲーム専業になるつもりはなく、ゲーム開発もやる会社として、他の開発案件の制作もしていますし、今後の事業も模索しています。

業務内容と現在求めている人材について教えてください。

当社では、ゲーム開発、広告制作、アプリ開発、サービス・システム開発、運営保守など、幅広い業務を取り扱っています。現在はオセロニアの開発規模拡大を念頭に、開発担当のUnity Gameプログラマー、デザイン担当のグラフィック・UIデザイナー、オペレーション担当のフロントエンジニア、デバッグ担当のテストエンジニア、システム担当のシステムエンジニアを探しています。しかし、基本的に当社はクライアントのニーズに応じて、どんな技術でも対応していくことをモットーにしています。デザイン、UI、UX、サーバサイドの技術に関しても、ちゃんとソリューションを持っています。 採用した人は当面はオセロニアの開発が業務の中心になりますが、いつまでもゲーム開発だけを担当するとは思わず、会社をより大きくしていくために自分が何をできるか、会社は何をすべきか、一緒に模索して欲しいと思っています。こういうマインドを持って応募してもらえると嬉しいです。

働きやすい環境づくりについてどんな工夫をしていますか。

私がオフィスビルを嫌いなこともあって、起業してからずっと一軒家を借りてオフィスにしています。現在の下北沢の住宅街の中にあるこのオフィスは、昨年9月に移転してきました。静かだし快適で仕事しやすいですよ。台所もシャワーもあるし、あまり使っていませんがサウナもあります。和室があってレクリエーションに使うこともあります。あとはスタッフが飼っている犬が出社することもあります。 この他、最近は社内の部活もはじめています。例えば私は「登山ボルダリング部」に加入しています。部員は7~8人いて週に一回くらいの頻度で、近所のボルダリング場でボルダリングに精を出し、都合が合えば週末に登山に行きます。ボルダリング場の会費や共有設備、山小屋の宿泊費など必要な費用を経費として認めています。3人以上が集まれば部活として認め、1人3つまで兼部できます。派遣社員も入部できますが、部長は正社員限定です。他にも、自転車部やグルメ部など今の所6つほど部があります。

今のタイミングで、貴社に参加する魅力について教えてください。

何といっても、ビッグタイトルとなったオセロニアの開発現場が体験できることです。当社ではオセロニアはゲームの歴史に名を残すタイトルになると信じています。開発現場には、プレイヤーの増減やリターンレートなどの目に見える数字だけでなく、プレイヤーから様々な意見が返ってきます。楽しんで喜んでもらえれば嬉しいですし、厳しい意見にはいろいろな気付きも潜んでいます。このフィードバックが圧倒的に多い。 労働環境にも配慮しています。自分の仕事に責任感を持って取り組んでもらいますが、その分、仕事ができていれば自由度はかなり高いです。ものづくりが好きで自分の仕事にビジョンを広く持てる人ほどやり甲斐も大きいのではないでしょうか。 あとは売上高や利益率がかなり良いペースで推移しています。具体的な数値は公表していませんが、ここ3年くらいは対前年比100%くらいで会社規模を拡大しています。この成長性も当社の魅力に数えていただけるかと思います。

社名の「ザ・ストリッパーズ」は、かなりインパクトがあると思います。どのような経緯で名付けたのか教えてください。

この社名を初めて聞いた人はだいたいぎょっとします。それはそれで狙い通りなのですが、由来はやましいものではなく、剥離剤のストリッパー(Stripper)から取ったものです。ストリッパーは乾燥して固まった油絵具に塗ることで、絵の具を溶かして剥がせるようにする液体です。古い物を引き剥がしてより良い物に変えていく存在になろう、というような意味があります。もともと広告の仕事が多かったので忘れにくく知名度あげやすい名前というのもありますが。 最近はオセロニアが好調で、会社の規模が大きくなってきていますが、自分たちがゲーム会社だという意識はありません。固定観念にとらわれず、いろいろな人のニーズを汲み取ってより良い会社にしていこうという意識はずっと変わらず持っています。領収書を取るときだけはみんな最初は戸惑うと言いますが、思いのほかすぐに慣れますよ(笑)

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