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スナップディッシュ株式会社

  • IT/Web・通信・インターネット系
  • マスコミ・エンターテイメント・メディア系

美味しそうな料理写真を軸に事業拡大フェーズへ。大人気の手料理写真アプリ「Snapdish」の運営会社

上場を目指す
自社サービス製品あり

企業について

お料理カメラアプリ「スナップディッシュ(Snapdish)」は、「みんなの料理写真で、料理にひらめきと楽しさを。」というコンセプトの料理写真共有サービス。これまでに約200万DL、2000万件を超える写真投稿があり、料理写真&レシピ投稿数で最大クラスを誇る人気アプリだ。

アプリで撮影した自分の料理写真は、“おいしく”加工してSNS上で日記やレシピ帳にしたり、友達とシェアしたりコミュニケーションが楽しめる。一番の特徴は、そうした料理写真から献立のアイデアを見つけることができるという点だ。

「きっかけはうちの妻なんです。作った料理の写真を撮り貯めているので何でかと聞いたところ、『友達と見せ合っておしゃべりしたり、料理のアイデア交換をして楽しんでいる』という答えが。毎日作っている家庭の料理を、家の外でも楽しんでいると聞き、これは面白いかもしれないと思ったのです」。(代表取締役社長兼CEO・舟田善氏)

毎日ご家庭で料理をする人では、生涯で数万回ほど食事を作る人もいる。毎日のことだけに、当然、料理のアイデアは尽きてくるし、それが悩みの種となる。

「レシピを提供するサービスは当時もありましたが、料理のアイデアを交換して、料理そのものが楽しくなるサービスというものは、まだ世の中になかった。我々は未解決の問題にチャレンジしたいと考えてヴァズ株式会社を設立したので、このサービスを本気でやってみようと、スナップディッシュ(Snapdish)の開発をスタートしました」。

舟田氏がそう語るように、「世の中にある様々な課題を解決する会社」を目指して立ち上がったヴァズ。舟田氏とCTOの清田史和氏はかつてオン・ザ・エッヂ(後のライブドア)で同僚として働き、その後、舟田氏はSeesaaブログの立ち上げを経験し、2010年にヴァズを設立。ベンチャー企業のど真ん中で実績を積み、年齢を重ねる中で、「子供たちや子孫のために、ちょっとでもいい世の中にしておきたいという気持ちが芽生えてきた」と舟田氏。

「自由な発想の中で、世の中のためになる仕事をする。だから既に解決策がある事象に取り組むのではなく、みんなが困っているような、未解決の課題にチャレンジしたい。スナップディッシュ(Snapdish)はそうした思いの中から誕生しているんです」。

Snapdishの特徴は、料理に特化したサービスであるという点だろう。しかもほとんどが手料理の写真なので、投稿したときの反応がまったく違うのが、ユーザーに人気となっている。

「料理専門のコミュニティーですから、他のSNSと比べて反応の深さが全く違うんです。日常の付き合いが反映されるSNSだと、挨拶代わりだったり相手を意識した反応になりがちですが、スナップディッシュの中では、料理が好きな人同士で、本当に欲しい反応がもらえます」

具材の切り方や色味といった視点から、「これってどうやっているの?」といった反応があれば、料理をアップした人にとったら嬉しいもの。そうした刺激が料理を作る楽しさやメニューを考える楽しみにつながるわけだ。

そうした体験は多くのユーザーにとって特別なものであり、サービスリリース時からのユーザーが今でも多く残っているという。口コミが中心で広まっているのにも納得だ。

「今後は、アプリで生み出されたアイデアや、交わされたコミュニケーションを『Instagram』や『Facebook』などのSNSや、リアルな世界にどんどん広めていこうと考えています」。

これまでのインターネット中心の世界では、検索ワードが必要だったため、料理と相性の良かったコンテンツは必然的にレシピになりがちだった。しかし、人々がソーシャルに費やす時間が増え始めると、その中心は検索ワードから「ビジュアル」に流れていくのは間違いない。

「そこに我々の強みがあると考えています。今後、料理写真や料理動画、レシピ動画が間違いなく増えていくだろう世の中において、いち早くそれらをSNSで展開することで、より多くの方の料理の課題を解決していきたい。同時に、ソーシャルを使ってマーケティングをしていきたいメーカーさんのお手伝いをしながら、新しいレシピの提供はもちろん、ユーザーとメーカーさんを繋げていくような取り組みをしていきたいと考えています」。

料理とは言語に依存しないコンテンツだ。そのことは、ユーザーの25%が海外の人であることが証明している。さらに言えば、人が地球上に存在し続ける限り、料理というものがなくなることはない。料理とは流行り廃りではなく、生きていくために必要なものだからだ。

「時代が変われば、料理にまつわる課題も当然変わっていくでしょう。つまり、我々が向き合うべき課題は永遠になくならないんです。自社のサービス、集まっているユーザーさん、コンテンツなどを使ってどう課題解決していくか、そのアプローチの仕方は無限なのです。チャレンジしがいのある、面白くて奥深い領域です」。

仕事の進め方は、基本的に任せる社風。それでいて、皆でブレストを繰り返すなどコミュニケーションを積極的に取りながら進めていくスタイルだ。

「創業以来、これまではサービスや商材を作り込むフェーズでした。今はプロダクトもでき、ある程度のユーザーもついてきたので、拡大フェーズに入っていきます。我々のサービスや商材を多くの人に使ってもらうためにも、メンバーがもっと必要なんです」

もちろん料理に興味がある人、料理が好きな人であればマッチしやすいだろう。しかしそれよりも重視するのは「気持ち」だという。

「まだまだ少数精鋭で人数は少ないからこそ、みんなが同じだとつまらないじゃないですか。だから『自分はここが強い』『入社してこういうことがやりたい』という気持ちがある人の方が、拡大フェーズの中で活躍してもらいやすいと思いますね。問題解決をテーマにしている会社なので、『人のために役立ちたい』『世の中を良くしたい』『自分の力で変えていきたい』といったマインドも求めたいですね」

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企業情報

会社名

スナップディッシュ株式会社

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

IT/Web・通信・インターネット系 > モバイル/アプリサービス

マスコミ・エンターテイメント・メディア系 > 広告・デザイン・イベント

企業の特徴
上場を目指す、自社サービス製品あり
資本金

1,000万円

設立年月

2010年02月

代表者氏名

代表取締役 舟田 善

事業内容

料理写真共有サービス『Snapdish 料理カメラ』の開発・運営

株式公開(証券取引所)

従業員数

15人

平均年齢

33歳

本社住所

東京都武蔵野市御殿山1-5-6 NEST403

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