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GreenSnap株式会社

  • IT/Web・通信・インターネット系

植物好きの間で注目度が急上昇中の『GreenSnap』運営会社が、ビジョン実現に向けて事業拡大中

自社サービス製品あり

企業について

「みどりでつながる」をコンセプトにした植物SNSアプリ『GreenSnap』が好調だ。2015年初頭に本格稼働してからしばらくは、コアな植物ファンの間でじわじわと支持を広げていき、2016年GooglePlayベストアプリ『デザイン部門』入賞、2017年GooglePlayベストアプリ『ソーシャル部門』入賞をきっかけにダウンロード数が急増。現在では毎日4000枚以上、累計120万枚以上の植物写真が投稿されるコミュニティへと成長している。

「世の中に植物が好きな人は非常に多く、機会があれば自分で育ててみようかな、と思っている人もかなりの数にのぼります。しかし、植物の種類によって育て方が違うなど、ハードルが高そうだと諦める人も少なくないのが現状です。それならネットを介して植物に詳しい人と、初心者がつながるコミュニティをつくればいい、と。ただ、初心者は植物の種類すら分からないことが多いため、まずは画像投稿機能を持たせ、詳しい人に教えてもらえるようにしました」

GreenSnap株式会社・代表取締役社長の西田貴一氏がこう語るように、写真投稿機能は多くの植物ファンの心をつかんだ。初心者にとっては植物に関するさまざまな知識を得られる心強いツールとして、コアなファンにとっては丹精込めて育てた自慢の植物たちを多くの人に知ってもらう場として活用されるようになったのだ。

リリース以降も利用者の期待や要望に応えるべく機能改善・追加を重ね、現在では植物の写真を投稿するだけでアプリがその種類を自動判別する機能や、育て方も載っている植物図鑑、成長記録としても使える植物アルバム、植物専門コラムなど、コンテンツも充実している。

「また、GreenSnapでつながっているのはユーザー同士だけではなくなりつつあります。たとえば、育てやすさから人気の高い多肉植物ですが、初心者は水を与えすぎてしまって枯らすケースが少なくありません。そんなときは活力剤を使用するのが効果的なので、どの製品がいいのかわからない人のために、園芸メーカーの既存製品をGreenSnapユーザー向けにリブランディングしてGreenSnapオンラインショップで販売することを始めました。コミュニティに集まったユーザーの声を花屋さんやメーカー、生産者へフィードバックすることで、訴求度の高い商品提案に結びつけることもできます。このように、GreenSnapはユーザーとメーカー、花屋、生産者までがつながれるコミュニティへと育つポテンシャルを秘めているのです」(西田氏)

GreenSnap株式会社は、『みどりを身近に』することをミッションとしている。これは単に植物を増やす、愛好家を増やすといったことではなく、「生活の中に自然に植物が溶け込んでいる世の中」の実現を目指すことだと西田氏はいう。

「みどりのある暮らしは、生活を豊かにしてくれます。テーブルの上に花を一輪飾るだけで、食卓は少し華やいだ雰囲気に包まれ、会話が弾むかもしれません。玄関にみどりの植木を置いておくだけで、疲れて帰ってきた心を元気づけてくれたりします。こういった生活のあちらこちらに植物が当たり前のようにある“シーン”を増やしていきたいのです。植物を使ってライフスタイルを提案していくといえばいいかもしれません」

そのため、同社が手掛ける事業領域はSNSアプリに限られてはいない。たとえば、SNSマーケティングプラットフォーム『モニプラ』を運営するアライドアーキテクツ株式会社と、親会社でありDIYに特化したEC事業やメディア事業を展開する株式会社大都との3社共同で、住関連企業のプロモーション支援事業にも乗り出している。

「新築住宅の供給過多によって、2030年には空き家が3割を超えるといわれています。そうなると中古物件のリノベーションに対する注目度は今以上に高くなり、DIYで自分好みの住まいをつくろうというニーズも高まるはず。それは、インテリアやライフスタイルなど、植物を切り口に提案できるものがますます広がっていくことを意味しています」(西田氏)

2018年春には、大都との協働によって住まいの問題を解決するアプリがリリースされる予定で、メーカーと組んだワークショップの拡充も図っていく。また、リアル店舗の運営ノウハウを持っている大都と融合することで、減少傾向にある花屋を盛り立てていくソリューション事業を立ち上げる構想もある。

「当社の規模でリアルネットワークを持っているところは少なく、ネットとリアルを融合させたビジネスに挑戦したい人にとっても意欲的に取り組める環境があるはずです。また、植物人気は日本よりもヨーロッパやアメリカのほうが高いものの、GreenSnapのような植物アプリはほとんどないため、グローバル市場も視野に入れているところです。これらの企画を実現させつつ、3年以内にユーザー数600万人を達成したいと考えています」(西田氏)

GreenSnap株式会社の代表取締役社長を務める西田氏は、エンジニア出身ということもあり、エンジニアが働きやすい環境の整備、将来にわたって活躍し続けられるエンジニアの育成を意識している。その一つが、エンジニアであってもビジネスを学べる機会の創出だ。

「AIの発達など、あと10年もすれば、単なるプログラマーは必要なくなるかもしれません。そこで生き残れるのは、企画からプロデュースできるエンジニアなど、技術だけでなくビジネスを理解し、生み出せるエンジニアでしょう。"プログラミング以外の付加価値を提供できるエンジニア"と言い換えてもいいかもしれません。しかし、ビジネスを知るには実践経験が不可欠であり、当社ではその機会を持てるよう、意識しています」(西田氏)

また、会社が目指すビジョンを共有し、そこから外れていなければ、「とにかくやってみよう」という雰囲気も。

「失敗を恐れてウジウジ悩んでいるよりも、とにかく人に会ってみる、行動してみることが大切です。当社は、ステークホルダーが多いため、さまざまな考え方の間で翻弄されることもあります。でも、あちこちにぶつかり、悩みながら前へ進むからこそ、ビジネスがどのようなものか理解できるのだと思います。当社は、小規模でメンバー一人ひとりがさまざまなことをしないと会社が回らないという現実的な理由もありますが、それ以上に、メンバー自身が積極的に挑戦する意思を尊重し、手を挙げる人に任せる風土があります」(西田氏)

同社はユーザーの声をとても大切にしているのも特徴だ。定期的にユーザーアンケートを行うだけでなく、月に1回はユーザーインタビューを実施して生の声を集め、コンテンツ開発に活かしている。このように常にユーザーを間近に意識しながら開発できる環境も、単に仕様書や指示書とだけ向き合いながら開発するより、エンジニアとしての幅を広げることにつながるはずだ。

「会社は、発展途上であり、これから数多くの挑戦を繰り返し、壁を乗り越えていかなければなりません。でも、“だからこそ、面白い”のだと思います。そこに共感し、"みどりを身近に"というビジョンを共有できる仲間を待っています」(西田氏)

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求職者の声

企業情報

会社名

GreenSnap株式会社

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

IT/Web・通信・インターネット系 > モバイル/アプリサービス

企業の特徴
自社サービス製品あり
資本金

250万円

設立年月

2017年03月

代表者氏名

代表取締役 西田 貴一

事業内容

「GreenSnap」運営事業

次代の「みどりのインフラ」をつくる。
をミッションとして、SNSアプリ、Webメディア、ECサイトを運営しています。

テクノロジーの力を使って、業界を変革・活性化させて、
より自由に"みどり"楽しめる世界を実現して参りたいと考えています。

株式公開(証券取引所)

従業員数

20人

平均年齢

29歳

本社住所

東京都中央区日本橋浜町三丁目9番5号 TOKYO MIDORI LABO.3F

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