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インタビュー画像デザミスCTO小佐野 プロフィール 新卒で入社した会社で、ERPのパッケージソフト開発に携わる。7年ほど働いた後に、 より幅広い業務に携わりたいという思いから、AWSやSalesforceなどマルチクラウドを得意とするSIer企業に転職する。SIerとしてのキャリアを十分に積んだと感じた頃に、清家(現デザミス代表)と出会う。畜産農家を助けたいという清家の思いに心を打たれ、デザミス立ち上げに参画する。 U-motionアプリケーション開発からデータ分析、ネットワーク施工まで雑食系のエンジニア。

CTOとして働いている中で、今まで大変だったことやぶつかった壁はありましたか。

大変だったことは、「開発」と「運用」と「組織」の三つに分けられます。 一つ目の「開発」の面で大変だったことは、開発対象についての理解がまだまだ皆浅かったことです。 例えば、デザミスでは牛の健康状態を把握するシステムを開発してますが、当時はそもそもそれらの情報をセンサーで「どう感知すればいいのか」という知見を、誰も持っていなかったんですよね。 自分で答えを見つけなければいけないので、農家さんのところに訪問して、 「どのように仕事をされて」「何を課題」としているのかをヒアリングしに行きました。 また農学部の学生の教科書から地道に基礎知識を固めたことや、農業系のニュースサイトを見たり、専門家に話を聞きに行ったりと、自ら情報を取得していくことで、自分で「解」を創り出すことが大変でした。 二つ目の「運用」については、農家さんの新しい希望や、こちら側が発見した課題に対して、実現できる方法を考えるだけでなく、コスト面も加味する必要があったことです。 例えば、サービスを導入するうえで、当時は、牧場にインターネットが入っていない方が多数だったので、どうすればインターネットを引くことが出来るのかを考える。 そしてただ考えるのではなく、ユーザーのコストを把握したうえで最適なソリューションを提供できるようにしなければいけなかったので、「実現方法」と「ユーザーのコスト」の バランスを考えながらPDCAを素早く回していくことが大変でした。 三つ目の「組織」については、「やらなければいけないこと」と「やりたいこと」の線引きをする必要があったことです。 今いるメンバーが抱えているタスクや、社内として新しく挑戦していきたいことが無数にありました。 さらに、「やらなければいけないこと」の中でも、優先順位を常に付けながら業務を進める必要があったので、メンバーの長として組織全体をコントロールしていかなければいけないことに苦労しました。

創業当初からデザミスを見てきたからこそ言える、デザミスで働くやりがいを教えてください。

デザミスで働くやりがいは ・"牧場のワークフロー”改善という根本の部分に大きく貢献できる。 ・牛の体調を守ることで、牧場の売上をサポートできるところの2つですね。 「“牧場のワークフロー”改善という根本の部分に大きく貢献できるところ」については、 例えば、牛の些細な体調の変化にも気づける機能を搭載したことにより、観察にかかる時間や手間を軽減できたことが挙げられます。 以前は牧場に泊まり込みで夜間の見回りをしていたが、今ではU-motionが代わりに観察してくれるので家に帰って眠れるようになった」というようなお声をいただくこともあり、 自分たちが行動したものが、すぐにユーザーに反映される環境は非常に魅力的だと思っています。 「牛の体調を守ることで、牧場の売上をサポートできるところ」ついては、 U-motionが牛の些細な体調変化を検知してアラートでお知らせするので、今まで以上に早く「早期発見」「早期治療」ができるようになりました。 それによって疾病の重篤化や死亡事故の発生を防ぎ、より効率的に、より質の良い「お肉」や「牛乳」の生産に繋げることで、牧場の売上に貢献しています。 農家さんから、「今まで経験を積んできたプロより早く検知できるなんて震えが起きました。」と言われたときは、感動したのを覚えています。

デザミスの強みについても詳しくお聞きしたいです。

強みは三つあります。 一つ目は、「U-motion」というサービスをすべてワンストップで提供しているということです。 自社サービスの全ての工程を担っており、「設計」と「開発」はもちろん、ネットワーク設備の施工も行っています。 そして「営業」はサービスを売って終わりではなく、「カスタマーサクセス」の役割も果たしています。 そのため、ハード面でもソフト面でも、デザミスは作って終わりではなく、農家さんの状況に合わせて柔軟に対応しているところが強みになっています。 二つ目は、フルスタックなエンジニアが集まっているところです。 一人ひとりが、得意な領域を持ちながらも、他の領域をカバーできるエンジニアが揃っています。 基本的には自分の得意なところを担当して開発に臨んでいますが、ハイレベルなスキルを持っている人が多いので、ユーザーの要望に対しても素早く開発を行える組織になっています。 三つ目は、「当事者意識をもって業務を行えるメンバーが揃っているところです。」 例えば、チームリーダー級の社員が「課題」や「目標」を設定したときに、メンバー自らミーティングの場を設けています。 そして、どうすればクリア出来るのかを議論し合う文化が出来上がっているので、 1で投げかけたことを、10や100にしようとする社員が集まっているのは、強みです。

候補者の方に向けて、デザミスで働く魅力についてもお聞きしたいです。

魅力は、三つあります。 一つ目は、腰を据えて開発できる環境があることです。 強みの部分でも触れましたが、弊社のプロダクトは作って終わりではありません。 困っている人や、より利便性を求める人がいる限り、今後もずっと続いていくサービスです。 だからこそ、一人ひとりのエンジニアが、日本の農業を豊かにするために、長期的な目標をもって常に行動し続ける必要があるので、非常にチャレンジングな環境が用意できると思っています。 二つ目は、ハードウェアにも触ることが出来るということです。 センサーの技術を使っているプロダクトなので、機械自体の故障を判断することもあります。 ソフトウェアの領域に関わらず、IoTのハード面に関われるのは、エンジニアにとって興味深い経験だと思っています。 三つ目は、アイデア次第で、全く新しい機能やサービスを展開できる可能性があることです。 現在、15万頭を超える牛に「U-motion」が装着されているので、全国から毎日膨大な量のデータを取れている状態です。 データはいくらでもあるので、ユーザーの声と自分の発想から全く新しいものを創り上げていけます。 自分の意欲次第で、新しいことに挑戦できる機会が転がっている環境を用意できるので、 非常に魅力的だと思っています。

CTOの小佐野さんから見るデザミスのこれからの展望を教えてください。

「短期的なもの」と、「長期的もの」で、二つあります。 短期的な展望としては、U-motion Platformという新しいサービスを確立させること。 U-motionと同じようにデザミスの柱のサービスにできるように、様々なアプリケーションの開発が必要になっていきます。 全く新しい技術領域にもチャレンジする必要があるので、今いるメンバーの能力だけでなく、新規の方に入っていただくことで、相乗効果を生み出していく必要があると思っています。 長期的な展望としては、海外にサービスを展開しようと目論んでいます。 海外展開をするために弊社が定める必要な条件が揃ってきたと思っているので、 しかるべきタイミングで、海外に進出し、デザミスの価値を提供できればと思っております。

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CTO 小佐野
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