御社の設立までは、どのような仕事をやっていましたか?
まずは2002年から株式会社リクルート(現:リクルートホールディングス)で勤務し、メール発信システムなどの販促支援事業に携わりました。2004年にグループ会社の株式会社ネクスウェイに転籍し、インターネット広告事業の立ち上げおよび商品開発責任者を務めました。2011年に株式会社セールスフォース・ドットコム(現:セールスフォース・ジャパン)に転職し、パートナーアライアンス部にてパートナー支援や地域スキームを構築。その後はベンチャー企業の立ち上げに参画し、マーケティングオートメーションシステムの導入支援を推進。この領域に特化することを目的に分社化し、2015年に当社を設立しました。 これまで会社員として本当にいろいろな業務を経験しましたが、実は専修大学在学中に旅行会社を立ち上げた経験もあります。結果的に事業を閉鎖することになってしまいましたが、その後の自分のキャリアに大きな影響を与えた経験であったことは間違いありません。
どのようなビジョンを描いて、御社を設立しましたか?
セールスフォース・ドットコム勤務時代のパートナー支援を通じて実感したのが、マーケティングオートメーションとCRMの連携は、あらゆる業界、全国津々浦々の企業で必要とされる施策であることです。事業に多大なインパクトをもたらすものであるにも関わらず、この分野に特化してサービスを提供している会社が実に少ない。私はこの上ないチャンスだと思い、ITを使ってマーケティング・営業を支援する会社として全国規模で事業を展開したいというビジョンを描いて当社を設立しました。 ただ、全国規模で事業を展開するには、まとまった資金が必要になってきます。私は複数のベンチャーキャピタルに事業の可能性をプレゼンし、億単位の資金を調達することができました。おかげさまで創業1年目から月20社ペースで導入実績が増えていたこともあり、実績をベースに説明できたことも資金調達を成功させる追い風になりました。
ご自身が大切にしている仕事観を教えてください。
私の性分なのかもしれませんが、とにかく延々と同じことを繰り返すのが苦手なのです。言われたことをこなすだけなら誰でもできる。それならば、私は私にしかできないフレームをつくって、自ら発信者として実行したいと思います。 ビジネスの世界で言うならば、大事なお客様が発する声は絶対に素通りしたくありません。日々サービスを提供していると、リクエスト、問題、クレームなど、現場のいたるところにお客様の声が散らばっています。私は5分間でもいいから立ち止まって、お客様の声を頭の中で整理したい。数あるお客様の声の中で、同じような声がいくつか集まったら、必ずサービスなり仕組みにしたい。ずっとそんなことを考えながら仕事をしていますね。 これは会社のみんなにも実践してほしいことでもあり、そんな風に仕事をする仲間が増えれば、もっと楽しい仕事環境になると思っています。
今後、どのようなカルチャーを持つ企業にしていきたいですか?
どんな時にもお客様の利益を最優先し、誠実にお客様に向き合う姿勢を持つ会社づくりを目指したいです。事業を拡大させるためには、当然のことながら数字のコミットも必要です。しかし、それと同じくらい価値観や考え方の共有を大切にしていきたいと思っています。これはどんなに組織が大きくなったとしても、ブレずにキープし続けたい姿勢です。 マーケティングオートメーションの導入支援サービスを行う中で、「こんな成果が出た」「こんな課題を解決できた」というお客様の喜びの声をいただきます。こうしたお客様の喜びの声をみんなで分かち合い、ナレッジ化したものを次の提案につなげる。まだ設立して間もない会社ですので、ナレッジもサービスも発展途上の段階です。社員一人ひとりが当事者意識を持ち、お客様の利益第一主義のカルチャーをつくっていけたら最高ですね。
最後に代表から求職者へのメッセージを聞かせてください。
マーケティングオートメーションによるソリューションは、確実に企業の発展に貢献することができるサービスです。お客様に近いところで、価値を提供するサービスに携われるのはとてもやりがいがありますし、仕事で成長できるチャンスが豊富にあります。 当社はこれから本格的な拡大期を迎えますので、「こんなことにチャレンジしたい!」という意欲を存分に試すことができるステージがあります。サービスも仕組みも未完成なので、社歴や年齢に関係なく、意見・アイデアを反映する機会もたくさんあるでしょう。 当社にはさまざまな前職のメンバーが、これまで培った経験を土台に、さらなる飛躍を目指して頑張っています。お互いに刺激し合える仕事環境を求める方は、ぜひ私たちの仲間になってほしいと思います。一緒に可能性を秘めた事業を育てていきましょう!